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[H25]2013/11/22
原田宗典
Harada Munenori
生没年月日
昭和34年/1959年~
経歴
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。在学中からコピーライター岩永嘉弘のアシスタントを務める。卒業後、コピーライターのかたわら、小説を書き始め、昭和59年/1984年にすばる文学賞佳作入選。
受賞歴・候補歴
月刊プレイボーイ短篇小説賞グランプリ(昭和58年/1983年)
第8回
すばる文学賞
[佳作](昭和59年/1984年)「おまえと暮らせない」
毎日広告賞[特選2席](昭和60年/1985年)
朝日広告賞[準賞](昭和61年/1986年)
|候補|
第11回
吉川英治文学新人賞
(平成1年/1989年度)『スメル男』
|候補|
第3回
山本周五郎賞
(平成1年/1989年度)『スメル男』
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文学賞の世界
▼
全
6
件
『スメル
男
(
おとこ
)
』
(平成1年/1989年4月・講談社刊)
書誌
平成4年/1992年6月・講談社/講談社文庫『スメル男』
山本周五郎賞
第
3
回候補
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
原田宗典
31歳
選考委員
評価
行数
評言
井上ひさし
55歳
□
10
4点「この作者の機知の働きはなかなかのものだと思います。それがよく筋立てに表れています。四といういい点数になったのは、この作者の今という時代に対する批評眼に共感を覚えたからです。」
田辺聖子
62歳
■
11
2点「文章がいいんです。お話を面白く構築する腕力も、大変なものだとは思いましたが……。」「最後は、結局、何を書いたんだろう。(引用者中略)いっぺんに、終わりのほうが劇画風になっている。」
野坂昭如
59歳
●
14
0点「三べん読みましたが、どうも面白くない。」「嗅覚がなくなり、その嗅覚のなくなった自分自身、悪臭の元になっているという発想は人間の存在そのもの、深刻なテーマだけど、単なる思いつきに終っている。」
藤沢周平
62歳
□
16
4点「SF風でもあるミステリアスな作品なんですが、その過程に大変リアリティがあって、こういう事が現実にあってもちっともおかしくないという感じがありましたね。」「今ふうの面白い人物が書けているように思いました。細部もなかなかうまいですね。」
山口瞳
63歳
■
11
3点「今年の候補六人の中では、この人が一番、力があるように思いました。」「全体として、なんでこんなことを書くのかと、そういう思いもありまして、かなりの拒絶反応を抱きながら読みました。」
最終投票
選評出典:『小説新潮』平成2年/1990年7月号
吉川英治文学新人賞
第
11
回候補
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
原田宗典
30歳
選考委員
評価
行数
評言
井上ひさし
55歳
△
5
「〈二十一世紀の新しい時代をつくるはずの天才少年が、くだらないこの二十世紀のために人柱になってしまう〉という主題は痛切だった。」
尾崎秀樹
61歳
―
0
佐野洋
61歳
―
0
野坂昭如
59歳
―
0
半村良
56歳
―
0
選評出典:『群像』平成2年/1990年5月号
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