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Last Update[H28]2016/6/25

乙一 Otsuichi
生没年月日 昭和53年/1978年~
経歴 福岡県生まれ。17歳のときジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、作家デビュー。
〈中田永一〉〈山白朝子〉の名義でも作品を発表。
受賞歴・候補歴
  • 第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞(平成8年/1996年)「夏と花火と私の死体」乙一名義
  • |候補| 第5回大藪春彦賞(平成14年/2002年度)『GOTH―リストカット事件』乙一名義
  • 第3回本格ミステリ大賞[小説部門](平成15年/2003年)『GOTH―リストカット事件』乙一名義
  • |候補| 第17回山本周五郎賞(平成15年/2003年度)『ZOO』乙一名義
  • |第4位| 第9回2012年本屋大賞(平成24年/2012年)『くちびるに歌を』中田永一名義
  • 第61回小学館児童出版文化賞(平成24年/2012年)『くちびるに歌を』中田永一名義
  • |候補| 第3回山田風太郎賞(平成24年/2012年)『くちびるに歌を』中田永一名義
  • |候補| 第66回日本推理作家協会賞[短編部門](平成25年/2013年)「宗像くんと万年筆事件」中田永一名義
  • |候補| 第29回山本周五郎賞(平成27年/2015年度)『私は存在が空気』中田永一名義



じけん
『GOTH―リストカット 事件』(平成14年/2002年7月・角川書店刊)
書誌
>>平成17年/2005年6月・角川書店/角川文庫『GOTH―夜の章』『GOTH―僕の章』
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収録作品
「暗黒系」「リストカット事件」「犬」「記憶」「土」「声」
 
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大衆選考会 128回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
しゃん 平成14年/2002年12月10日  乙一『GOTH』を推薦します。
 ミステリ的な驚きと、せつなさを兼ね備えているので。
 殺人衝動を先天的なものと書いているのは弱点かもしれない。しかし、人と相容れないものを自分に感じている人間を非常に良く描けていると感じた。
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『ZOO』(平成15年/2003年6月・集英社刊)
書誌
>>平成18年/2006年5月・集英社/集英社文庫『ZOO』(1)(2)
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収録作品
「カザリとヨーコ」「血液を探せ!」「陽だまりの詩」「SO-far そ・ふぁー」「冷たい森の白い家」「Closet」「神の言葉」「ZOO」「SEVEN ROOMS」「落ちる飛行機の中で」
 
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他文学賞 山本周五郎賞 17回候補 一覧へ
候補者 乙一 男25歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男52歳
29 「実はこの種の小説は長い文学史を繙いてみればさほど珍しいものではなく、いつの時代にもどこの国にも、たいてい一人はいたように思う。」「彼ら先人に共通している点は、「面白い話」の背骨である哲学ないし美学の存在である。私にはそのあたりの骨量が、この作品にはどれも不足しているように思えた。」「正直のところ正体不明の小説」
北村薫
男54歳
36 「これはもう「SEVEN ROOMS」につきる。異空間を作っての、独自のルールに基づく物語は漫画『カイジ』などを思わせた。」「問題は作品集としての『ZOO』が選考の対象であることだ。(引用者中略)当然のことながら、収録作全てが熱くはない、という温度差も生まれる。その点で、強く推しにくくなってしまった。」
小池真理子
女51歳
48 「高く評価した。」「未だ何ものにも穢されていない、際立って透明な才能を覗き見ることができた。」「饒舌なシニシズムを目指そうとするあまりに、文章が粗削りになっている部分も確かにある。」「私はむしろ、この作者が内側に密かに抱きしめているに違いない抒情にこそ、強く惹かれた。」
重松清
男41歳
43 「いや、じつに面白い。個々の作品はもとより、一編を読み終えて次の作品へと進むときの「次はなにが出てくる?」というわくわくした思い――バラエティの魅力を堪能させてもらった。」「優れた作品の一方で、これはまだ磨く余地がありませんか、と申し上げたい作品も散見する。」「「次作に期待する」とは選評の常套句だが、それをクリシェではなく精一杯の心を込めて、氏に捧げたいと思う。」
篠田節子
女48歳
31 「ポップで幾何学的な雰囲気と展開の軽さで大いに楽しませてくれた。」「正当に評価できるのは、ゲームと映像によって育まれた文化に強い親和性を持った人々(個人差があるので世代とは言わない)だろう。そうした意味で、私はいい読み手ではない。」「着想の面白さが少年漫画的な叙情、ないしは凡庸なサスペンスに帰結してしまうことに強い不満を覚えた。」
選評出典:『小説新潮』平成16年/2004年7月号
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大衆選考会 130回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
まき 平成15年/2003年12月8日 天才でしょう。あの世界にはひきつけられます。
サナイ堅 平成16年/2004年1月6日 面白くて夢中になって読みまくりました。こんなに夢中に読める作品はないかも。乙一さん、初の直木賞受賞になりそうです。期待しています。
嘉納 恵美 平成16年/2004年1月8日 いろいろな話が、記載されている本なのですが。
私には、すべての話に甲乙つけ難い作品でした。
受験勉強に追われている真っ只中、乙一さんの本を読んで、気を落ち着かせています。
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わたし そんざい くうき
私は 存在が 空気』(平成27年/2015年12月・祥伝社刊)
収録作品
「少年ジャンパー」「私は存在が空気」「恋する交差点」「スモールライト・アドベンチャー」「ファイアスターター湯川さん」「サイキック人生」
 
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他文学賞 山本周五郎賞 29回候補 一覧へ
候補者 中田永一 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
石田衣良
男56歳
33 「文章もほとんど描写はなく、会話と説明でできている。これが新しい小説だというなら、ぼくたちが考えていた理想の小説はなんだったのだろう。」「これは日本的な正しい形のライトノベルだと思うけど。(引用者中略)だからライトノベルが山本賞にふさわしいかという話になる。」
角田光代
女49歳
20 「非常にチャーミングな短編集である。」「世界を救わない人たちの物語である。けれど、身近なだれかを、ほんのいっときかもしれないけれど救ってはいる。その「ちいささ」に好感を持って読んだけれど、では受賞作かと考えると、違うように思う。」
佐々木譲
男66歳
25 「わたしがふだんほとんど読まないジャンルの作品集だ。なので、先行作品や背景についての情報を一切持たないままに読むことになった。」「(引用者注:「ファイアスターター湯川さん」と「恋する交差点」の)二作は文句なく面白かったのだが、ほかの作品とのバランスが悪く、受賞作として推すことはできなかった。」
白石一文
男57歳
0  
唯川恵
女61歳
36 「私の年代になると、ひねくれ具合に年季が入っているので、このような若い世代に人気の物語を素直に楽しむことができなくなっている。」「たぶん、中田さんは話のスケールを逆にうんと小さくしてやろうとの意図の下で書かれたのだろう。それを否定する気はないのだけれど、読み手としてはやはり物足りなさが残った。」「出来不出来の問題ではない。本書は山本賞向きではなかったということだ。」
選評出典:『小説新潮』平成28年/2016年7月号
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