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[R6]2024/1/27
平岡陽明
Hiraoka Y
o
mei
生没年月日
昭和52年/1977年~
経歴
神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。
出版社勤務を経て、平成25年/2013年「松田さんの181日」でオール讀物新人賞を受賞、作家デビューする。
受賞歴・候補歴
第93回
オール讀物新人賞
(平成25年/2013年)「松田さんの181日」
|候補|
第41回
吉川英治文学新人賞
(令和1年/2019年度)『ロス男』
サブサイトリンク
文学賞の世界
▼
全
4
件
『ロス
男
(
おとこ
)
』
(令和1年/2019年10月・講談社刊)
書誌
令和3年/2021年12月・講談社/講談社文庫『僕が死ぬまでにしたいこと』〔加筆・修正〕
吉川英治文学新人賞
第
41
回候補
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
平岡陽明
42歳
選考委員
評価
行数
評言
伊集院静
70歳
○
16
「会話と会話の間に登場人物たちの表情が感じられるのは、この作家の才能でしょう。この才覚だけで十分に、この作家は将来、良い作品を書いてしまうでしょう。」「作中、主人公の好みや欲望が羅列されていますが、なかなかの並びに好感を抱きました。私の思いとしては“○”の評価をしたいくらいです」
大沢在昌
63歳
■
5
「今ふうにいうなら「ほっこり」する作品であった。読み心地もよく、すらすらといける。一方で、それ以上でもそれ以下でもない。」
恩田陸
55歳
■
15
「確かに愛すべき小説で欠点もないのだが、新味にも乏しいのである。つい、最近だとあの人やこの人がやってるよなあ、と先行作品ばかりが頭に浮かんでしまい、そんなに作品数も多くないようなのに、この人はここでもう完成してしまっているのではないか、と危惧してしまった。」
京極夏彦
56歳
△
20
「軽妙な筆致も選ばれる題材も、キャラクター造形から構成まで過不足なくきっちりと足並が揃っており、ストレスなく読める佳作である。」「ただ、こうしたバランスの良い小説はバランスが取れているが故に突出したところがないと判断されてしまう傾向があるようである。個人的には、もっと評価されるべきだと思うのだが。」
重松清
56歳
■
10
「登場人物の出し入れなど見事そのもの。とりわけカンちゃんがいい。しかし、引き替えに主人公の影が薄れてしまったか(題名にもう一考をお願いしたかった)。ラストで、少年に語りかけるという構図にしたゆえか、「人生」について若干お説教モードになったのが残念だった」
選評出典:『小説現代』令和2年/2020年5月号
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