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Last Update[H27]2015/2/18

栗本薫 Kurimoto Kaoru
生没年月日 昭和28年/1953年2月13日~平成21年/2009年5月26日
経歴 本名=今岡純代、別筆名=中島梓。東京都生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒。昭和52年/1977年、群像新人賞評論部門を受賞、中島梓名義で文芸評論家としてデビューする。翌年には栗本薫名義で江戸川乱歩賞を受賞、作家デビューも果たした。
受賞歴・候補歴



いと せいいき
絃の 聖域』(昭和55年/1980年8月・講談社刊)
書誌
>>昭和57年/1982年12月・講談社/講談社文庫『絃の聖域』(上)(下)
>>平成9年/1997年4月・角川書店/角川文庫『絃の聖域』(上)(下)
>>平成24年/2012年5月・講談社/講談社文庫『絃の聖域』〔新装版〕
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候補者 栗本薫 女28歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男46歳
12 「最後まで平板だった。厚く塗れば塗るほどすべてが空回りする。だが、最後の最後に至って、にわかに惹きつけられた。作者の才能が、探偵と真犯人との形而上的対決に、一気に集結する。」「もじりの器用さにおいても決して凡手ではないが、しかし書きたいとおもうことを必死に書いた個所が光を放つ。」
尾崎秀樹
男52歳
19 「私は最終的に(引用者中略・注:「花嫁のさけび」「絃の聖域」「闇と影の百年戦争」の)三篇の中から選びたいと考えた。」「栗本薫はその才筆と可能性に期待することになる。」「横溝正史の味を意識的にとり入れたところにひとつのポイントが感じられた。」
佐野洋
男52歳
14 「この賞が推理小説のみを対象にするものであったなら、私は、賞を贈ることに絶対反対という立場をとったであろう。」「将来性という面では、栗本氏に疑問を挟む余地はないし、他の委員の強力な推挙もあったので賛成にまわった。しかし、私は、栗本氏がなんでも器用にこなしてしまうことに不安を持っている。」
野坂昭如
男50歳
8 「すでにしてケレンが芸になっている。」「邦楽の世界のかもし出す、化性というか業といえばいいか、糸のみちびく妖かしの世界に、作者は、本気でのめりこんでいる、その迫力がこの作品の花、総浚えの楽屋の描写、商売人のしゃべりっぷり、まことに上手。」
半村良
男47歳
17 「もちろん面白い小説で受賞に異議はないのだが、選考会の席で私ははじめ少し反対した。」「ちょっと姿勢に不自然なところを感じたからだ。なつかしい探偵小説時代の雰囲気を再現させてやろうというサービス精神は判るのだが、栗本さんの才気とそれがからみ合ってうわついた感じが出てしまっている。」
選評出典:『群像』昭和56年/1981年5月号
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文量
長篇
章立て
「置唄――少年」「第一章 本調子」「第二章 二上り」「第三章 三下り」「第四章 再び本調子」「段切――最後の演奏」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~信州
登場人物
伊集院大介(塾の講師)
安東由紀夫(伊集院の教え子、16歳の少年)
安東喜左衛門(由紀夫の80歳の祖父、安東流三味線の家元)
安東八重(喜左衛門の娘)
安東喜之助(喜左衛門の弟子で八重の夫)
安東多恵子(由紀夫の姉)
江島友子(安東邸の離れに住む喜之助の妾、元・深川の芸者)
江島智(友子の息子)
横田政次郎(安東家の番頭役)
左近弥三郎(鼓打ち、八重の愛人)
村上藤野(喜左衛門の元妻)
山科(代沢署の警部補)




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