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[H25]2013/3/8
平山夢明
Hirayama Yumeaki
生没年月日
昭和36年/1961年~
経歴
神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。
自動販売機営業、コンビニ店長、週刊誌ライター、映画・ビデオの企画・製作などを経て作家に。
受賞歴・候補歴
第59回
日本推理作家協会賞
[短編部門](平成18年/2006年)「独白するユニバーサル横メルカトル」
|候補|
第31回
吉川英治文学新人賞
(平成21年/2009年度)『ダイナー』
第13回
大藪春彦賞
(平成22年/2010年度)『ダイナー』
第28回
日本冒険小説協会大賞
[日本軍大賞](平成22年/2010年度)『ダイナー』
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文学賞の世界
▼
全
17
件
『ダイナー』
(平成21年/2009年10月・ポプラ社刊)
書誌
平成24年/2012年10月・ポプラ社/ポプラ文庫『ダイナー』
吉川英治文学新人賞
第
31
回候補
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
平山夢明
48歳
選考委員
評価
行数
評言
浅田次郎
58歳
●
6
「面白く読めるということ以上の価値を発見できず、おそらくそれは作者が誰よりも知るところであろうが、だからと言って作家はその職責において、「あとがき」を「あとづけ」にしてはなるまい。」
伊集院静
60歳
△
8
「選考前にこの作品が他作品を押しのけて受賞する可能性があるのではと内心思っていた。それほど力のある作品だった。全篇を通じてお洒落なことに好感を抱いた。」
大沢在昌
53歳
△
7
「平山夢明ワールドとしかいいようのない快作だ。読むことの楽しみに没頭できたという点では唯一であった。ただ(引用者中略)何でもありだ、と思わせてしまったとたん急速に色あせる寂しさを味わった。」
高橋克彦
62歳
―
0
宮部みゆき
49歳
◎
50
「平山さんにしか書けない傑作です。諦めた理由はただひとつ、三作授賞は許されないからでした。」「平山さんは〈人間らしさ〉を、美しいもの、善良なもの、正しいものだと決めつけていません。(引用者中略)それが真に姿を現すと、むしろ愚かで滑稽で歪んでいて、ぎょっとするようなものかもしれないよ? と、涼しい顔で考えている。」「炸裂のなかで初めて立ち現れるものは、どれほど異形であろうと確かに〈人間らしさ〉であり、だからそれが一瞬の無垢な輝きを放つと、私たちは魅了されてしまう。楽しかったよ、オオバカナコ!」
選評出典:『群像』平成22年/2010年5月号
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