<img src="../images/title_senpyo.gif" alt="直木賞選評の概要" width="276" height="297">

選評なし

候補作

評価

行数

評価

行数

評価

行数

評価

行数

評価

行数

評価

行数

評価

行数

評価

行数

宇井無愁　「きつね馬」

33枚

30歳

・

―

摂津茂和　「ローマ日本晴」

36枚

40歳

・

―

村上元三　「蝦夷日誌」

45枚

29歳

□

・

―

土岐愛作　「首途」

58枚

27歳

・

―

鳴山草平　「極楽剣法」

103枚

37歳

・

―

鹿島孝二　「銃後の青春」

35枚

34歳

―

・

―

笹本寅　『維新の蔭』

505枚

37歳

―

・

―

本庄桂輔　「社長邸勤務」

41枚

38歳

―

・

―

大夫就房　「陸軍大将」

48枚

23歳

―

●

―

欠席

欠席
書信回答

年齢/枚数の説明

見方・注意点

このページの選評出典：『オール讀物』平成14年/2002年10月号再録（初出：『文藝春秋』昭和14年/1939年9月号）
1行当たりの文字数：15字

このページの「話の屑籠」出典：昭和35年/1960年4月・文藝春秋新社刊『菊池寛文學全集　第七巻』（初出：『文藝春秋』昭和14年/1939年9月号）

選考委員

小島政二郎

45歳×各候補作　

総行数60　（1行=15字）

候補			評価	行数	評言
宇井無愁	30歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
摂津茂和	40歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
村上元三	29歳	全	□	9	「文章も苦心して書かれているし、克明に引っ組んでいるし、が、このままでは教室秀才型を一歩も出ていないと思う。」
土岐愛作	27歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
鳴山草平	37歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
鹿島孝二	34歳	全	―	0
笹本寅	37歳	全	―	0
本庄桂輔	38歳	全	―	0
大夫就房	23歳	全	―	0
					「今度はどう無理をしても、授賞に値する作品にぶつからなかったのである。私はなんとも云えず寂しかった。」

他の選考委員

佐佐木茂索

菊池寛

選考委員

佐佐木茂索

44歳×各候補作　

総行数40　（1行=15字）

候補			評価	行数	評言
宇井無愁	30歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
摂津茂和	40歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
村上元三	29歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
土岐愛作	27歳	全	―	0
鳴山草平	37歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
鹿島孝二	34歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
笹本寅	37歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
本庄桂輔	38歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
大夫就房	23歳	全	●	8	「これは芥川賞を目指した自己推薦であったが、（引用者中略）もう一息という訳で決定を見ず、結局今回は授賞者なしということになった。」

他の選考委員

小島政二郎

菊池寛

選考委員

菊池寛

50歳×各候補作　

題（話の屑籠より）　

候補			評価	行数	評言
宇井無愁	30歳	全	―
摂津茂和	40歳	全	―
村上元三	29歳	全	―
土岐愛作	27歳	全	―
鳴山草平	37歳	全	―
鹿島孝二	34歳	全	―
笹本寅	37歳	全	―
本庄桂輔	38歳	全	―
大夫就房	23歳	全	―
					「直木賞の候補作品も一通り目を通したが、皆もの足りないものばかりだった。たゞ、大衆文学が、純文学の手法を、ますます（原文踊り字）取り入れていると云う傾向を感じたが、大衆文学の新人は、この所、容易に出そうにないと云うことを感じた。」

他の選考委員

小島政二郎

佐佐木茂索

候補者・作品

宇井無愁

30歳×各選考委員　

「きつね馬」

短篇 33枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
佐佐木茂索	44歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

摂津茂和

40歳×各選考委員　

「ローマ日本晴」

短篇 36枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
佐佐木茂索	44歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

村上元三

29歳×各選考委員　

「蝦夷日誌」

短篇 45枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	□	9	「文章も苦心して書かれているし、克明に引っ組んでいるし、が、このままでは教室秀才型を一歩も出ていないと思う。」
佐佐木茂索	44歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

土岐愛作

27歳×各選考委員　

「首途」

短篇 58枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
佐佐木茂索	44歳	全	―	0
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

鳴山草平

37歳×各選考委員　

「極楽剣法」

短篇 103枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	・	3	「候補に選ばれて、私のところへ廻って来た作品を列挙すると」
佐佐木茂索	44歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

鹿島孝二

34歳×各選考委員　

「銃後の青春」

短篇 35枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	―	0
佐佐木茂索	44歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

笹本寅

37歳×各選考委員　

『維新の蔭』

短篇集18篇 505枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	―	0
佐佐木茂索	44歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

本庄桂輔

38歳×各選考委員　

「社長邸勤務」

短篇 41枚

選考委員			評価	行数	評言
小島政二郎	45歳	全	―	0
佐佐木茂索	44歳	全	・	1	「一つ或は二つを抜いて、「これに直木賞を」というものは見当らなかった。」
菊池寛	50歳	全	―

他の候補作

候補者・作品

大夫就房

23歳×各選考委員　

「陸軍大将」

短篇 48枚