芥川賞のすべて・のようなもの
第11回
=候補者=
高木 卓
(受賞辞退)
木山捷平
吉田十四雄
元木国雄
中井 信
池田みち子
=予選候補=
野口冨士男
田宮虎彦
福田定吉
浅野 荘
真室二郎
山田多賀市
熊王徳平
橋本正一
青木年衛
北条 誠
=予選候補=
藤口透吉
笹本弘子
三田華子
並木宋之介
瑞丘千砂子
野澤富美子
中村地平
井上友一郎
織田作之助
宮内寒彌
=予選候補=
壺井 栄
金 史良
里村欣三
古宇伸太郎
富田 寿
神泉苑代
日野嵒夫
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Last Update
●
[H26]2014/6/20
Nakai Makoto
生没年月日
【注】
☆年☆月☆日~
経歴
☆☆生まれ。☆☆卒。
受賞歴・候補歴
|候補|
第11回
芥川賞
(昭和15年/1940年上期)「病院」
第
11
回候補
「
病院
(
びょういん
)
」
(『裸木』創刊号[昭和15年/1940年6月])
媒体・作品情報
誌名
「裸木」
巻号
第1輯
別表記
創刊号
印刷/発行年月日
印刷納本
昭和15年/1940年5月30日
発行
昭和15年/1940年6月5日
発行者等
編輯兼発行人
柳澤武男
印刷人
宮島富治
(東京市)
発行所
チクマ書房
(東京市)
総ページ数
80
表記上の枚数
―
基本の文字組
(1ページ当り)
54字
×18行
×1段
本文ページ
57~80
(計
24
頁)
測定枚数
48
枚
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
中井信
(不明)
選考委員
評価
行数
評言
瀧井孝作
46歳
△
5
「長篇の序章のようなものらしいが、(引用者中略)テキパキした描写で確かりと掴んであると思った。この作者もぼくは初めて読み、あざやかな明るい筆つきはうれしかった。」
小島政二郎
46歳
■
5
「面白く読んだが、推奨する程の熱情を抱き得なかった。所謂「も一つ足りないな」と云う読後感が消せなかった。」
室生犀星
50歳
―
0
佐藤春夫
48歳
―
0
宇野浩二
49歳
■
9
「(引用者注:「上海」よりも)傷病兵を題材にしているという理由だけでなく、いくらか増しであるが、(引用者中略)感心できなかった。」
川端康成
41歳
■
4
「赤十字病院の若い医師の手記で、面白くなりそうだが、長編の序章のようである。」
菊池寛
51歳
―
選評出典:『芥川賞全集 第二巻』昭和57年/1982年3月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号)
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