後藤みな子（ごとうみなこ）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第66回

＝受賞者＝
李　恢成
東　峰夫

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Last Update●[H26]2014/6/20

	Goto Minako
	生没年月日【注】	昭和11年/1936年10月28日～
	経歴	長崎県長崎市生まれ。活水女子短期大学英文科卒。出版社に勤めるかたわら同人誌『層』に参加。
	受賞歴・候補歴	第8回文芸賞（昭和46年/1971年）「刻を曳く」 \|候補\| 第66回芥川賞（昭和46年/1971年下期）「刻を曳く」 \|候補\| 第67回芥川賞（昭和47年/1972年上期）「三本の釘の重さ」 \|候補\| 第1回平林たい子文学賞［小説部門］（昭和48年/1973年）『刻を曳く』
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全4件同人雑誌評の記録▼全1件

第66回候補

「刻(とき)を曳(ひ)く」（『文芸』昭和46年/1971年12月号）

媒体・作品情報

誌名	「文芸」
巻号	第10巻第13号別表記12月特大号
作品名別表記	目次・本文ルビ有り「とき」
印刷/発行年月日	発行昭和46年/1971年12月1日
発行者等	編集者寺田博　発行者佐藤晧三　印刷者高橋武夫　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社河出書房新社（東京都）
総ページ数	296	表記上の枚数	目次 137枚	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	78～123 （計46頁）	測定枚数	136枚

書誌

昭和47年/1972年8月・河出書房新社刊『刻を曳く』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　後藤みな子　35歳
選考委員		評価	行数	評言
井上靖	64歳	○	8	「感深く読んだ。」「長崎で原爆を受けた人たちの問題を正攻法で堂々と、しかも冷静正確な文章で描いている。すでに他の文学賞を受けているということもあって、銓衡においては最後まで残らなかったが、なみなみならぬ力作であることは否めない。」
吉行淳之介	47歳	△	3	「原爆そのものでなく、その精神の後遺症とでもいうものを描いて、随所に興味深い部分があったが、いくつか疑問が残る。」
永井龍男	67歳	―	0
中村光夫	60歳	■	4	「部分的にすぐれた描写を持ちながら、全体の構想が（おそらく欲張りすぎて）破綻している」
大岡昇平	62歳	―	0
安岡章太郎	51歳	―	0
瀧井孝作	77歳	―	0
丹羽文雄	67歳	●	6	「作者だけにわかっている題名で、客観性がない。（引用者中略）女流作家は凝りすぎで、主観的になりすぎる欠点があるようである。」
舟橋聖一	67歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第九巻』昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和47年/1972年3月号）

第67回候補

「三本(さんぼん)の釘(くぎ)の重(おも)さ」（『文芸』昭和47年/1972年4月号）

媒体・作品情報

誌名	「文芸」
巻号	第11巻第4号別表記4月号
印刷/発行年月日	発行昭和47年/1972年4月1日
発行者等	編集者寺田博　発行者佐藤晧三　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社河出書房新社（東京都）
総ページ数	264	表記上の枚数	目次 110枚	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	84～117 （計34頁）	測定枚数	98枚

書誌

昭和47年/1972年8月・河出書房新社刊『刻を曳く』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　後藤みな子　35歳
選考委員		評価	行数	評言
大岡昇平	63歳	―	0
井上靖	65歳	―	0
吉行淳之介	48歳	―	0
安岡章太郎	52歳	―	0
中村光夫	61歳	―	0
丹羽文雄	67歳	―	0
永井龍男	68歳	―	0
瀧井孝作	78歳	―	0
舟橋聖一	67歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第九巻』昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和47年/1972年9月号）

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