八匠衆一（はっしょうしゅういち）-直木賞候補作家｜直木賞のすべて

直木賞のすべて

第34回

＝受賞者＝
新田次郎
邱　永漢

＝候補者＝
今　官一
棟田　博
片山昌造
八匠衆一
野村敏雄

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Last Update●[H29]2017/12/15

	Hassho Shuichi
	生没年月日【注】	大正6年/1917年3月30日～平成16年/2004年6月21日
	経歴	本名＝松尾一光（マツオ・カズミツ）。北海道旭川市生まれ。日本大学芸術科卒。
	受賞歴・候補歴	\|候補\| 第34回直木賞（昭和30年/1955年下期）「未決囚」第3回作家賞（昭和33年/1958年）「地宴」 \|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（昭和39年/1964年5月号）「少年の憂い」第10回平林たい子文学賞［小説部門］（昭和57年/1982年）『生命盡きる日』
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全3件同人雑誌評の記録▼全6件

第34回候補

「未決囚(みけっしゅう)」（『作家』昭和30年/1955年7月号）

媒体・作品情報

誌名	「作家」
巻号	第83号別表記7月号
印刷/発行年月日	発行昭和30年/1955年7月1日
発行者等	編集兼発行小谷剛　印刷所八景印刷株式会社（名古屋市）
発行所	作家社（名古屋市）
総ページ数	160	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	30字 ×24行 ×2段
本文ページ	2～30 （計29頁）	測定枚数	98枚

書誌

昭和59年/1984年9月・作品社刊『風花の道』所収「未決囚たち」

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　八匠衆一　38歳
選考委員		評価	行数	評言
永井龍男	51歳	―	0
小島政二郎	61歳	―	0
大佛次郎	58歳	―	0
川口松太郎	56歳	―	0
井伏鱒二	57歳	―	0
村上元三	45歳	●	6	「いくらうまい作品でも、こういう陰気な材料は直木賞のものではない、」
吉川英治	63歳	■	7	「毛頭遊び気はないし或る一社会を確実に書いている。しかし直木賞へ持って来るものではないだろう。」
木々高太郎	58歳	●	7	「体験感情だけを書いて、どういう筋かわからぬもの、いや筋などはなくてもいゝが、この主人公が何をして「未決囚」に入れられたかも判らぬものは、やはり大衆文学ではない。」
選評出典：『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録（初出：『オール讀物』昭和31年/1956年4月号）

文量
短篇
章立て
「1」～「5」
時代設定	場所設定
太平洋戦争後	東京
登場人物
●松井田治（初犯の未決囚） ●韓楽鎮（松井田と同房の未決囚） ●竹田春男（松井田の古い知人、新進作家） ●得能五郎（松井田の大学時代の教師、著名な文芸評論家） ●松井田ヒデ（松井田の母、盲人）

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