生没年月日【注】 | 昭和16年/1941年3月5日~ | |
経歴 | 本名=谷正勝(タニ・マサカツ)。宮崎県延岡市生まれ。早稲田大学商学部卒。旧西ドイツでフォルクスワーゲン本社入社。ロンドン大学では経済史を学び、帰国後、テレビ宮崎役員。「追うもの」が野性時代新人賞受賞し作家へ。 | |
受賞歴・候補歴 | ||
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処女作 | 「追うもの」(『野性時代』昭和49年/1974年12月号) |
「追うもの」「サバンナ」(昭和51年/1976年1月・角川書店刊『サバンナ』より)媒体・作品情報
書誌 昭和54年/1979年6月・角川書店/角川文庫『追うもの』所収 収録作品の書誌 追うもの
初出『野性時代』昭和49年/1974年12月号
サバンナ
初出『野性時代』昭和50年/1975年4月号
平成28年/2016年6月・集英社刊『冒険の森へ 傑作小説大全10』所収
他の収録作品 「白牛の山」(『野性時代』昭和50年/1975年10月号)
「北の狩人」(『野性時代』昭和50年/1975年7月号)
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「スペインの短い夏」「越境線」
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印刷/発行年月日 | 発行 昭和52年/1977年10月30日(初版) | ||||
発行者等 | 発行者 角川春樹 印刷所 東洋印刷株式会社 製本所 株式会社宮田製本所 | ||||
発行所 | 株式会社角川書店(東京都) | 形態 | 四六判 上製 | ||
装幀/装画等 | イラストレーション 日暮修一 デザイン 鈴木邦治 | ||||
総ページ数 | 197 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
41字 ×17行 ×1段 |
本文ページ |
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測定枚数 | 237枚 |
書誌
昭和56年/1981年8月・角川書店/角川文庫『カリフォルニア・ブルー』所収
収録作品の書誌
スペインの短い夏
初出『野性時代』昭和51年/1976年5月号
越境線
初出『小説現代』昭和51年/1976年1月号
他の収録作品
「ホッファーさんに来た手紙」(『野性時代』昭和52年/1977年6月号)
候補者 谷克二 36歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
水上勉 | 58歳 |
― | 0 | |
司馬遼太郎 | 54歳 |
● | 5 | 「海外を舞台にしたスリリングな小説だが、作品としての濃密さがあればよかったように思われる。」 |
柴田錬三郎 | 60歳 |
― | 0 | |
源氏鶏太 | 65歳 |
● | 4 | 「手法に工夫がしてあるのだが、それがマイナスになっていて心を打たなかった。」 |
村上元三 | 67歳 |
■ | 5 | 「「スペインの短い夏」は、もっと票が集るかと思っていたが、もう一作の「越境線」が面白くないので、損をしている。」 |
川口松太郎 | 78歳 |
― | 0 | |
今日出海 | 74歳 |
― | 0 | |
石坂洋次郎 | 77歳 |
― | 0 | |
選評出典:『オール讀物』昭和53年/1978年4月号 |
文量 |
短篇〔2篇〕 |
スペインの短い夏 | |
章立て | |
「I」~「VIII」 | |
時代設定 | 場所設定 |
[同時代] | スペイン・マドリッド~テルエル~ビルバオ |
登場人物 | |
●伊達竜一(ロンドン大学の学生) ●テレサ・マルケス(伊達の同級生、スペイン人) ●クリストファー・セラーノ(テレサの祖父、テルエル在) ●ゴメス(治安警察本部の部長) |
越境線 | |
章立て | |
「I」~「III」 | |
時代設定 | 場所設定 |
[同時代] | 西ドイツ |
登場人物 | |
●私(語り手、バー従業員) ●ビリー(バーの主人) ●マンフレッド(バー従業員) ●エミール(アル中の老人) |