小牧永典（こまきながのり）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第45回

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Last Update●[H29]2017/12/15

	Komaki Naganori
	生没年月日【注】	大正14年/1925年☆月☆日～
	経歴	本名＝小牧一二。熊本県生まれ。山口経済専門学校卒。国立癩療養所に勤める。
	受賞歴・候補歴	\|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（昭和36年/1961年5月号）「孤宴」 \|候補\| 第45回芥川賞（昭和36年/1961年上期）「孤宴」 \|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（昭和36年/1961年12月号）「梨果記」 \|転載\| 『文學界』同人雑誌推薦作（昭和39年/1964年7月号）「影絵」 \|候補\| 第51回芥川賞（昭和39年/1964年上期）「影絵」
	サブサイトリンク	同人雑誌評の記録▼全4件

第45回候補

「孤宴(こえん)」（『火山地帯』10号［昭和36年/1961年2月］）

媒体・作品情報

誌名	別表記表紙題「火山地帶」
巻号	第10号
印刷/発行年月日	印刷昭和36年/1961年1月25日　発行昭和36年/1961年2月1日
発行者等	編集人島比呂志　印刷所梅北印刷所（肝属郡高山町）
発行所	火山地帶社（鹿屋市）
総ページ数	76	表記上の枚数	編集後記 111枚	基本の文字組（1ページ当り）	31字 ×25行 ×2段
本文ページ	2～33 （計32頁）	測定枚数	114枚

書誌

昭和53年/1978年☆月・火山地帯社刊『ひとつの世界』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　小牧永典　(36歳)
選考委員		評価	行数	評言
中村光夫	50歳	―	0
石川達三	56歳	―	0
丹羽文雄	56歳	―	0
瀧井孝作	67歳	●	2	「少年小説の域を出ないと思った。」
宇野浩二	69歳	―	0
井上靖	54歳	△	3	「青春の清純な感情がうっすら、流れている作品でいいと思ったが、授賞作とするにはやはり古さ（というより新しさのないところ）が気になった。」
川端康成	62歳	―	0
舟橋聖一	56歳	■	5	「最初の導入部がいい。」「女の夢を見るところから、崩れてしまう。達者な筆力だが、「海岸公園」と共にわざわざ持って廻った息の長い表現が鼻につく。」
佐藤春夫	69歳	◎	10	「誰をもすぐ納得させるには少し足らぬ何物かがあるが、この態度とこの文体とにこれこそ文学と思われるものを僕は感じた。」「この詩を解せぬ人は多く、到底賛成票はあるまいと思い、また授賞しても花形作家にはなれない作者と思いながらも、これを支持して他は顧ず、」
井伏鱒二	63歳	―	0
永井龍男	57歳	△	2	「われわれに若さへの郷愁を誘うような雰囲気があった。」
選評出典：『芥川賞全集　第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和36年/1961年9月号）

第51回候補

「影絵(かげえ)」（『火山地帯』21号［昭和39年/1964年4月］）

媒体・作品情報

誌名	別表記表紙題「火山地帶」　表紙「THE KAZAN TITAI」併記
巻号	第21号
印刷/発行年月日	印刷昭和39年/1964年3月25日　発行昭和39年/1964年4月1日
発行者等	編集人島比呂志　印刷所県教員互助会印刷部（鹿児島市）
発行所	火山地帯社（鹿屋市）
総ページ数	64	表記上の枚数	目次 62枚	基本の文字組（1ページ当り）	31字 ×25行 ×2段
本文ページ	2～19 （計18頁）	測定枚数	66枚

書誌

『文學界』昭和39年/1964年7月号再録

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　小牧永典　(39歳)
選考委員		評価	行数	評言
石川達三	59歳	―	0
中村光夫	53歳	―	0
高見順	57歳	■	3	「男女の心理のこまかいひだを書きこんだうまさに感心したが、タブローでなくデッサンの感がある。」
瀧井孝作	70歳	●	3	「印象が淡かった。」
丹羽文雄	59歳	―	0
永井龍男	60歳	―	0
石川淳	65歳	―	0
舟橋聖一	59歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第七巻』昭和57年/1982年8月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和39年/1964年9月号）

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