生没年月日【注】 | 明治39年/1906年10月20日~昭和30年/1955年2月17日 | |
在任期間 | 第21回~第31回(通算5.5年・11回) | |
在任年齢 | 42歳8ヶ月~47歳8ヶ月 | |
経歴 | 本名=坂口炳五(ヘイゴ)。新潟県新潟市生まれ。東洋大学文学部印度哲学倫理科卒。同人誌『言葉』の創刊に関わり、その後継誌『青い馬』に「風博士」「黒谷村」等を発表。戦後の昭和21年/1946年には随筆「堕落論」、小説「白痴」を発表、大きな反響を呼ぶ。推理小説の愛読者でもあり、自身でも創作した。 | |
受賞歴・候補歴 | ||
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個人全集 | 『定本坂口安吾全集』全13巻(昭和42年/1967年~昭和46年/1971年・冬樹社刊) 『坂口安吾全集』全18巻(平成1年/1989年12月~平成3年/1991年9月・筑摩書房/ちくま文庫) 『坂口安吾全集』全17巻(平成10年/1998年5月~平成12年/2000年4月・筑摩書房刊) |
下記の選評の概要には、評価として◎か○をつけたもの(見方・注意点を参照)、または受賞作に対するもののみ抜粋しました。さらにくわしい情報は、各回の「この回の全概要」をクリックしてご覧ください。
選考委員 坂口安吾 44歳 | ||||
候補 | 評価 | 行数 | 評言 | |
安岡章太郎 | 31歳 |
◎ | 27 | 「よいと思った。とにかく、新鮮で、おもしろい。」「まことに感性的な文章で手ごたえがないようだけれども、心理的でもあるし、即物的でもある。誌的の如くで、散文そのものである。」「とにかく時代的な新文章をひっさげて登場するということは凡庸なことではないのであるから、賞に選ばれてフシギと思われない。」「難を云えば、かたよった文章であるから、文章が内容を限定してしまう。」「二作、三作を見た上で、改めて採りあげるだけの新風を具備したものと思います。」 |
37歳 |
■ | 2 | 「今回当選の二作は私は感心しませんでした。二人の作家の代表的な作品でもないように思う。」 | |
27歳 |
■ | 2 | 「今回当選の二作は私は感心しませんでした。二人の作家の代表的な作品でもないように思う。」 | |
選評出典:『芥川賞全集 第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和26年/1951年10月号) |