生没年月日【注】 | 明治45年/1912年6月6日~昭和55年/1980年2月15日 | |
在任期間 | 第80回~第82回(通算1.5年・3回) | |
在任年齢 | 66歳6ヶ月~67歳6ヶ月 | |
経歴 | 本名=藤原寛人。長野県生まれ。無線電信講習所本科卒。 | |
受賞歴・候補歴 |
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処女作 | 「強力伝」(『サンデー毎日』昭和26年/1951年中秋特別号[11月10日]) | |
個人全集 | 『新田次郎全集』全22巻(昭和49年/1974年6月~昭和51年/1976年3月・新潮社刊) 『完結版新田次郎全集』全11巻(昭和57年/1982年6月~昭和58年/1983年4月・新潮社刊) |
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直木賞候補歴 | 第34回受賞 『強力伝』(昭和30年/1955年9月・朋文堂/旅窓新書) |
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サイト内リンク | ▼直木賞受賞作全作読破への道Part3 |
下記の選評の概要には、評価として◎か○をつけたもの(見方・注意点を参照)、または受賞作に対するもののみ抜粋しました。さらにくわしい情報は、各回の「この回の全概要」をクリックしてご覧ください。
選考委員 新田次郎 66歳 | ||||
候補 | 評価 | 行数 | 評言 | |
阿刀田高 | 44歳 |
◎ | 8 | 「一篇一篇が斬新な素材を使ったしゃれた小説で、なによりも増して空想力が抜群だった。」 |
安達征一郎 | 52歳 |
◎ | 11 | 「彼の前作「怨の儀式」「種族の歌」そして今回の作品は、消えて行こうとしている古きものへの郷愁を沖縄の糸満漁師に求めたものであり、海の描写のたくましさに感動させられた。」 |
小関智弘 | 45歳 |
◎ | 19 | 「無駄な表現がなく、次々と出て来る脇役的人物の声色まではっきりと聞き取れるように書かれていた。」「主人公の魚屋夫婦の個性の書き分けは特に見事だった。この人の前作「錆色の町」も力作だったが、それよりも一段と出来栄えがいいと思った。」 |
52歳 |
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42歳 |
― | 0 | ||
「残念ながら以上の三作(引用者注:「冷蔵庫より愛をこめて」「日出づる海日沈む海」「地の息」)は推す委員が少なかったから落ちてしまったが、力作ぞろいのときには止むを得ないことだと思っている。」 | ||||
選評出典:『オール讀物』昭和54年/1979年4月号 |