Last Update●[H26]2014/8/29
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Ide Masato
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生没年月日【注】 |
大正9年/1920年1月1日~平成1年/1989年7月17日 |
経歴 |
佐賀県佐賀市生まれ。豊島師範学校本科第一部卒。国民学校訓導となるが間もなく応召、終戦時には陸軍中尉。戦後、国民学校に復職。昭和22年/1947年退職。この頃より小説を書き始め、南條範夫らの燈下会、山岡荘八の青涛会、長谷川伸の新鷹会に参加する。昭和23年/1948年、新東宝入社。昭和26年/1951年に初めてのシナリオ「暁の急襲」を執筆。昭和29年/1954年に退社後は、フリーシナリオライターとして活躍。映画『点と線』『赤ひげ』『乱』『次郎物語』、テレビ『鬼平犯科帳』シリーズなどを手掛けた。 |
受賞歴・候補歴 |
- |候補| 第40回サンデー毎日大衆文芸[選外佳作](昭和25年/1950年下期)「英雄」
- |候補| 第30回直木賞(昭和28年/1953年下期)「地の塩」
- 年間代表シナリオ(昭和33年/1958年)「点と線」《シナリオ》
- 年間代表シナリオ(昭和36年/1961年)「妻は告白する」《シナリオ》
- 年間代表シナリオ(昭和38年/1963年)「独立機関銃隊未だ射撃中」《シナリオ》
- 年間代表シナリオ(昭和39年/1964年)「五瓣の椿」《シナリオ》
- 年間代表シナリオ(昭和40年/1965年)「赤ひげ」《シナリオ・共作》「証人の椅子」《シナリオ》
- 年間代表シナリオ(昭和43年/1968年)「黒部の太陽」《シナリオ》
- 年間代表シナリオ(昭和53年/1978年)「鬼畜」《シナリオ》
- |候補| 第2回日本アカデミー賞[脚本賞](昭和54年/1979年)「ダイナマイトどんどん」「鬼畜」《脚本》
- 年間代表シナリオ(昭和55年/1980年)「震える舌」《シナリオ》
- 年間代表シナリオ(昭和58年/1983年)「きつね」《シナリオ》
- 勲四等瑞宝章(平成1年/1989年)
- シナリオ功労賞(平成2年/1990年)
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▼全2件
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第30回候補
「地の塩」(『大衆文藝』昭和28年/1953年7月号、8月号)
候補者 井手雅人 34歳 |
選考委員 |
評価 |
行数 |
評言 |
川口松太郎 |
54歳 |
― |
0 |
井伏鱒二 |
55歳 |
― |
0 |
吉川英治 |
61歳 |
△ |
18 |
小島政二郎 |
59歳 |
■ |
6 |
木々高太郎 |
56歳 |
□ |
9 |
永井龍男 |
49歳 |
● |
3 |
大佛次郎 |
56歳 |
― |
0 |
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和29年/1954年4月号)
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文量 |
短篇 |
章立て |
「(1)」~「(25)」 |
時代設定 |
場所設定 |
昭和24年~昭和16年~昭和17年 |
ソ連・アムール河(黒龍江)畔 |
登場人物 |
●香川俊介(第五国境守備隊付の見習士官) ●岸博直(中尉、監視哨長) ●かほる(慰安婦) ●新田(中佐、関東軍司令部参謀、蒼龍会の中堅的人物) ●ザバロフ(白系ロシア人) |
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