Last Update●[H26]2014/6/20
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Ishikawa Keiro
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生没年月日【注】 |
明治42年/1909年8月6日~昭和50年/1975年11月6日 |
経歴 |
本名=石川一雄。東京市芝区三田生まれ。御田高等小学校卒。家業の理髪店で働くかたわら俳句を詠み、昭和13年/1938年、石田波郷・石塚友二らの『鶴』同人となる。石塚を介して横光利一に師事。昭和15年/1940年理髪店を廃業、戦後は昭和23年/1948年より『馬酔木』同人。日産書房、目黒書店を経て昭和28年/1953年~昭和33年/1958年まで俳句研究社で編集に携わる。昭和35年/1960年に『風土』創刊、昭和39年/1964年より主宰。 |
受賞歴・候補歴 |
- |候補| 第32回直木賞(昭和29年/1954年下期)『妻の温泉』
- 第1回俳人協会賞(昭和36年/1961年)『含羞』
- 第25回読売文学賞[随筆・紀行賞](昭和48年/1973年)『俳人風狂列伝』
- 第9回蛇笏賞(昭和50年/1975年)
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▼全2件
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第32回候補
『妻の温泉』(昭和29年/1954年7月・俳句研究社刊)
年玉稼ぎ
『琅〈王+干〉』3号[昭和28年/1953年7月]
ハナクラゲ
昭和26年/1951年11月・創元社/創元文庫『剃刀日記』所収
鷹
昭和26年/1951年11月・創元社/創元文庫『剃刀日記』所収
歌蛙
昭和26年/1951年11月・創元社/創元文庫『剃刀日記』所収
太宰治氏のこと
昭和26年/1951年11月・創元社/創元文庫『剃刀日記』所収
候補者 石川桂郎 45歳 |
選考委員 |
評価 |
行数 |
評言 |
井伏鱒二 |
56歳 |
― |
0 |
村上元三 |
44歳 |
● |
6 |
永井龍男 |
50歳 |
△ |
4 |
木々高太郎 |
57歳 |
● |
13 |
小島政二郎 |
60歳 |
◎ |
12 |
川口松太郎 |
55歳 |
― |
0 |
吉川英治 |
62歳 |
― |
0 |
大佛次郎 |
57歳 |
― |
0 |
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和30年/1955年4月号)
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妻の温泉 |
章立て |
「雪の夜」「夢」「花冷え」 |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
T村[小田急沿線]~湯河原 |
登場人物 |
●私(語り手、毛野、雑誌編集者から失業中) ●妻(私の妻、三人の子持ち) |
年玉稼ぎ |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
鶴川村~東京 |
登場人物 |
●私(語り手、貧乏な物書き) ●徹郎(私の長男、小学校五年生) |
ハナクラゲ |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
北海道 |
登場人物 |
●僕(語り手、東京の俳人) ●十虎(俳人、漁村の若者) |
鶴川日記 |
章立て |
「ロケーション」「千松」「卒業歌」 |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
鶴川村 |
登場人物 |
●私(語り手、江戸っ子の俳人) ●草田男(俳人) |
鶇 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
ある村 |
登場人物 |
●私(語り手、失業中) ●妻(私の妻) |
ひと夜 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
鶴川村 |
登場人物 |
●私(語り手、失業中) ●河上(隣町に住む「先生」) ●白洲(私と同村に住む男) |
二重橋 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代から20数年前] |
東京 |
登場人物 |
●私(語り手、散髪屋) |
九合五勺の酒 |
章立て |
「一」~「五」 |
時代設定 |
場所設定 |
昭和18年 |
東京 |
登場人物 |
●私(語り手、石川桂郎、町内の隣組の防火群長) ●松本美樹(横光門下の一人、家の光社編集者) ●徳田秋声(作家、故人) |
鷹 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
太平洋戦争直後 |
鶴川村 |
登場人物 |
●私(語り手) |
赤柿村奇譚 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
太平洋戦争直後 |
赤柿村[東京都南西] |
登場人物 |
●由井耕平(詩人、綽名「疎開先生」) ●杉九作(村民、由井の家主) |
私の俳句 |
章立て |
「暮から春へ」「いちじゅく」「花衣」「初夏四題」「夏の句」「ねむの花」 |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
鶴川村 |
登場人物 |
●私(語り手、俳人) |
雪の日―二・二六事件の日の思ひ出― |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
昭和初期 |
東京 |
登場人物 |
●私(語り手、毛野、散髪屋) ●田坂二郎(A大生、私の友人) ●由紀(田坂の妹の友人) |
歌蛙 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
東京~鶴川村 |
登場人物 |
●私(語り手、勤め人) ●H(私の友人、俳句雑誌の同人) |
美容体操 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
熱海 |
登場人物 |
●私(語り手) |
猿智慧 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
太平洋戦争直後 |
東京 |
登場人物 |
●私(語り手、俳人) ●二郎(私の家主の弟、少年) |
柊の花 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
昭和19年 |
東京 |
登場人物 |
●私(語り手、俳人) ●久保田万太郎(小説家で俳人) |
太宰治氏のこと |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
太平洋戦争中~戦後 |
東京 |
登場人物 |
●私(語り手) ●太宰治(行方不明の小説家) |
花籠 |
章立て |
「石鹸玉」「ちくおんき」「冬隣り」「おもちゃの象」「狂言」「接吻」「鴉」「椿の花」 |
時代設定 |
場所設定 |
[同時代] |
T村~M町[T村の隣町] |
登場人物 |
●私(語り手) |
蜉蝣 |
章立て |
なし |
時代設定 |
場所設定 |
太平洋戦争直後 |
東京 |
登場人物 |
●私(語り手、毛野) ●修三(私の弟、やくざ者) |
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