生没年月日【注】 | 昭和11年/1936年5月25日~令和4年/2022年7月10日 | |
経歴 | 佐賀県唐津市生まれ。湊中学校卒。農業に従事。その体験を小説やノンフィクションとして発表し続ける。 | |
受賞歴・候補歴 |
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「減反神社」「父の寧日」
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印刷/発行年月日 | 発行 昭和56年/1981年1月3日(第1刷) | ||||
発行者等 | 発行者 来馬希木 印刷 大文堂印刷KK 製本 寿製本KK | ||||
発行所 | 社団法人家の光協会(東京都) | 形態 | 四六判 上製 | ||
装幀/装画等 | 装丁 三谷靱彦 | ||||
総ページ数 | 283 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
44字 ×18行 ×1段 |
本文ページ |
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測定枚数 | 157枚 |
収録作品の書誌
父の寧日
初出『玄海派』11集[昭和48年/1973年6月]
他の収録作品
「残りの海」(『玄海派』9集[昭和46年/1971年7月]「残の海」)
「とっくり譚」(『玄海派』15集[昭和51年/1976年9月])
「けむりの砦」(『玄海派』18集[昭和54年/1979年])
候補者 山下惣一 45歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
村上元三 | 71歳 |
■ | 4 | 「前者(引用者注:「父の寧日」ではなく「減反神社」)のほうを採るが、これから小説になるというところで、この作品は終ってしまっている。」 |
源氏鶏太 | 69歳 |
△ | 5 | 「「減反神社」は、諷刺が利いていて笑わせる。が、私は、「父の寧日」の方に好感を持った。何んともいえぬおかしみと悲しみがある。」 |
阿川弘之 | 60歳 |
△ | 3 | 「心に残つた。」 |
山口瞳 | 54歳 |
― | 0 | |
水上勉 | 62歳 |
■ | 13 | 「「減反神社」(引用者中略)個性のつよい作品だが、(引用者中略)大げさな物言いが気になった。」「今日の農民のペーソスを描く作家は少ない。貴重な人と思うが、どこか浅い。」「むしろ、お父さんを描かれた「父の寧日」に(引用者中略)好感をもった。」 |
城山三郎 | 53歳 |
― | 0 | |
五木寛之 | 48歳 |
○ | 4 | 「(引用者注:「曲亭馬琴遺稿」「ブラックバス」の)つぎに山下惣一氏の「減反神社」など一連の農村を背景にした作品を支持した。」 |
今日出海 | 77歳 |
― | 0 | |
選評出典:『オール讀物』昭和56年/1981年10月号 |
文量 |
短篇〔2篇〕 |
減反神社 | |
章立て | |
なし | |
時代設定 | 場所設定 |
[同時代] | 九州のある農村 |
登場人物 | |
●川口康之(農家、休耕田の持ち主) ●猪木虎太郎(康之の同級生、康之の隣の田の持ち主、通称・ネコ虎) ●純子(康之の妻) |
父の寧日 | |
章立て | |
なし | |
時代設定 | 場所設定 |
[同時代] | ある農村 |
登場人物 | |
●わたし(語り手、農家の当主) ●父(わたしの父親、休むことを知らない老農民) |