| 生没年月日【注】 | 昭和38年/1963年3月26日~ | |
| 在任期間 | 第169回~(通算2.5年・5回) | |
| 在任年齢 | 60歳3ヶ月~ | |
| 経歴 | 北海道生まれ。高校卒業後、グラフィックデザイナー。桑沢デザイン研究所、広告代理店、制作プロダクションを経て、デザイン事務所を共同設立。『姑獲鳥の夏』で作家デビュー。 | |
| 受賞歴・候補歴 |
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| 処女作 | 『姑獲鳥の夏』(平成6年/1994年9月・講談社/講談社ノベルス) | |
| 直木賞候補歴 | 第118回候補 『嗤う伊右衛門』(平成9年/1997年6月・中央公論社刊) 第128回候補 『覘き小平次』(平成14年/2002年9月・中央公論新社刊) 第130回受賞 『後巷説百物語』(平成15年/2003年11月・角川書店刊) |
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| サイト内リンク | ▼小研究-ミステリーと直木賞 | |
下記の選評の概要には、評価として◎か○をつけたもの(見方・注意点を参照)、または受賞作に対するもののみ抜粋しました。さらにくわしい情報は、各回の「この回の全概要」をクリックしてご覧ください。
| 選考委員 京極夏彦 |
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| 候補 | 評価 | 行数 | 評言 | |
| 芦沢央 | ○ | 24 | 「短編ミステリとしての達成度は高いだろう。」「作中人物の行動原理が現実的か否かという点が議論の俎上に乗るということは、小説としての完成度が高いことの証左でもあるのだろう。連作短編集としては未完だが、読者に続きを希求させる魅力は高く評価すべきだろう。」 | |
| 柚月裕子 | ○ | 22 | 「東日本大震災をダイレクトに扱った希有なエンタテインメントとして位置づけられるだろう。」「視点人物の行動に一部不可解さがある、ラストの処理が説得力に欠けるなど疑問点も多々あるが、それを差し引いても高い熱量を持つ傑作ではあるだろう。」 | |
| 「小説の評価軸は複数ある。ジャンル別に量るなら各々の基準はある程度明確なものとなるが、大衆小説と規定した場合は難しくなる。」「読み解き、分析し、今の時代の大衆小説の達成度を示すべきなのだろう。今回それを示すことは叶わなかった。選考委員としての力不足を痛感する。」 | ||||
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選評出典:『オール讀物』令和7年/2025年9・10月合併号 |
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