第11回

第10回第12回

昭和15年/1940年上半期 昭和15年/1940年7月27日決定、8月1日発表／『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号経緯掲載

選考委員　 小島政二郎 46歳 白井喬二 50歳 宇野浩二 49歳 佐佐木茂索 45歳 菊池寛 51歳 三上於菟吉 49歳 久米正雄 48歳 吉川英治 47歳 大佛次郎 42歳 選評総行数　 123 12 160 18           評 評 評 評 選評なし 選評なし 選評なし 選評なし 選評なし 候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 堤千代　「小指」他 47枚 28歳 評 ○ 5 ◎ 5 ● 41 △ 8                     河内仙介　「軍事郵便」 53枚 41歳 評 ◎ 48 △ 7 □ 24 ◎ 11                     村上元三　「算盤」 41枚 30歳 評 ■ 22 ― 0 ● 22 ― 0                     久生十蘭　「葡萄蔓の束」 34枚 38歳 評 ― 0 ― 0 ● 14 ― 0                     大島修子　「新しき流れ」 35枚 （不明） 評 ◎ 38 ― 0 ― 0 ― 0                     沙羅双樹　「白狼」等 52枚 35歳 評 ■ 31 ― 0 ― 0 ― 0                     九谷桑樹　「男衆藤太郎」 34枚 36歳 評 △ 21 ― 0 ・ 1 ― 0                     南川潤　「春の俘虜」他 40枚 26歳 評 ・ 3 ― 0 ・ 1 ― 0                     中山徳重　『天の記録』 422枚 （不明） 評 ・ 3 ― 0 ― 0 ― 0                     木村荘十　「南海の青雲」 57枚 43歳 評 ・ 3 ― 0 ・ 1 ― 0                     戸伏太兵　「天ノ川辻」等 229枚 37歳 評 △ 6 ― 0 ・ 1 ― 0                     谷川早　「平賀源内捕物帳」3篇 170枚 38歳 評 ・ 3 ― 0 ・ 1 ― 0                     野澤富美子　「藪入り」 13枚 19歳 評 ― 0 ― 0 ・ 2 ― 0                     戸川静子　「若き日の頁」 127枚 34歳 評 ― 0 ― 0 ・ 1 ― 0                     宇井無愁　『きつね馬』 379枚 31歳 評 ― 0 ― 0 ・ 1 ― 0                     笹本寅　「堪忍料一万石」 44枚 38歳 評 ― 0 ― 0 ・ 1 ― 0                     北町一郎　『啓子と狷介』 550枚 33歳 評 ― 0 ― 0 ・ 1 ― 0                     岩下俊作　「富島松五郎伝」 94枚 33歳 評 ― 0 ― 0 □ 26 ― 0                       欠席       欠席       年齢/枚数の説明   見方・注意点

小島政二郎46歳×各候補作

年齢/枚数の説明 見方・注意点

総行数123　（1行=15字） 候補 評価 行数 評言 堤千代 28歳 全 ○ 5 「前回に於ける私の主張が通って今度改めて推薦されたことは、欣快至極である。」 河内仙介 41歳 全 ◎ 48 「大衆小説としては、珍らしく書かれている心理や描写が、ヒタヒタと流れる風のように純粋に私の心臓を音づれて来た。」 村上元三 30歳 全 ■ 22 「こっちから大衆小説の型に嵌まって行って描写も、筋の発展も、すべて先人の跡を追い、我とわが筆を窮屈にしている」 久生十蘭 38歳 全 ― 0   大島修子 （不明） 全 ◎ 38 「新鮮な女性心理を描いて、殆んど完璧に近いと思ったからだ。」「が、これが大衆小説かと反問されると、「さあ――」と云って私も二の足を踏まざるを得ない。」 沙羅双樹 35歳 全 ■ 31 「大衆小説として、終始一貫作品として完成している」「こっちから大衆小説の型に嵌まって行って描写も、筋の発展も、すべて先人の跡を追い、我とわが筆を窮屈にしている」 九谷桑樹 36歳 全 △ 21 「リアリスチックなユーモア小説として、堂々と正道を歩んでいる。」 南川潤 26歳 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 中山徳重 （不明） 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 木村荘十 43歳 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 戸伏太兵 37歳 全 △ 6 「力作として注意を喚起したい。」 谷川早 38歳 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 野澤富美子 19歳 全 ― 0   戸川静子 34歳 全 ― 0   宇井無愁 31歳 全 ― 0   笹本寅 38歳 全 ― 0   北町一郎 33歳 全 ― 0   岩下俊作 33歳 全 ― 0

他の選考委員 白井喬二 宇野浩二 佐佐木茂索

白井喬二50歳×各候補作

年齢/枚数の説明 見方・注意点

総行数12　（1行=15字） 候補 評価 行数 評言 堤千代 28歳 全 ◎ 5 「今度は僕も賛成。」「角度は狭けれど、才筆掬すべし。」 河内仙介 41歳 全 △ 7 「この人の経歴や努力には敬意を表するも、後半、人情噺に道を急ぎ、落着きなし。」 村上元三 30歳 全 ― 0   久生十蘭 38歳 全 ― 0   大島修子 （不明） 全 ― 0   沙羅双樹 35歳 全 ― 0   九谷桑樹 36歳 全 ― 0   南川潤 26歳 全 ― 0   中山徳重 （不明） 全 ― 0   木村荘十 43歳 全 ― 0   戸伏太兵 37歳 全 ― 0   谷川早 38歳 全 ― 0   野澤富美子 19歳 全 ― 0   戸川静子 34歳 全 ― 0   宇井無愁 31歳 全 ― 0   笹本寅 38歳 全 ― 0   北町一郎 33歳 全 ― 0   岩下俊作 33歳 全 ― 0	他の選考委員 小島政二郎 宇野浩二 佐佐木茂索

宇野浩二49歳×各候補作

年齢/枚数の説明 見方・注意点

総行数160　（1行=15字） 候補 評価 行数 評言 堤千代 28歳 全 ● 41 「作品の主人公がこましゃくれているのとは違った意味で、やはりこましゃくれていると云う感があるだけでも、私は感心できないのである。」 河内仙介 41歳 全 □ 24 「無理に贔屓して云えば、この作品だけで見ると、なかなか隅に置けないようなところもある。」 村上元三 30歳 全 ● 22 「書き方が窮屈で、『父と子』というものを書き分けたつもりであろうが、それだけの腕がないために作品全体が曖昧になっている。」 久生十蘭 38歳 全 ● 14 「翻訳物くさいところが気になる。しかも、それが、この小説の、非常な欠点である。」 大島修子 （不明） 全 ― 0   沙羅双樹 35歳 全 ― 0   九谷桑樹 36歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 南川潤 26歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 中山徳重 （不明） 全 ― 0   木村荘十 43歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 戸伏太兵 37歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 谷川早 38歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 野澤富美子 19歳 全 ・ 2 「今度の「直木賞候補作品一覧表」（引用者中略）に出ている中で（引用者中略）野澤富美子の『藪入り』（引用者中略）等を読んだ丈である。」 戸川静子 34歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 宇井無愁 31歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 笹本寅 38歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 北町一郎 33歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 岩下俊作 33歳 全 □ 26 「前の時に可なり問題になった作品で、（引用者中略）読んでみて鈍なところはあるけれど、なかなか面白い小説であると思って、こういう作品をも直木賞にしては、と推薦した。」「今、考えてみると、この小説のその鈍なところが、直木賞に推薦には、未だしの感がするのである。」   「はっきり云うと、芥川賞同様、今度は、（今度も、）直木賞に該当するものなし、と私は思うのである。」

他の選考委員 小島政二郎 白井喬二 佐佐木茂索

佐佐木茂索45歳×各候補作

年齢/枚数の説明 見方・注意点

総行数18　（1行=15字） 候補 評価 行数 評言 堤千代 28歳 全 △ 8 「最大傑作は「小指」である。「雛妓」の如きは凡庸に過ぎる。」 河内仙介 41歳 全 ◎ 11 「日記と手紙で首尾を整えた形式が、寧ろ窮屈である。」「この欠点は書き慣れれば当然何処かへ消えて行く性質のものと信じる故に、敢て同氏を推したのである。」 村上元三 30歳 全 ― 0   久生十蘭 38歳 全 ― 0   大島修子 （不明） 全 ― 0   沙羅双樹 35歳 全 ― 0   九谷桑樹 36歳 全 ― 0   南川潤 26歳 全 ― 0   中山徳重 （不明） 全 ― 0   木村荘十 43歳 全 ― 0   戸伏太兵 37歳 全 ― 0   谷川早 38歳 全 ― 0   野澤富美子 19歳 全 ― 0   戸川静子 34歳 全 ― 0   宇井無愁 31歳 全 ― 0   笹本寅 38歳 全 ― 0   北町一郎 33歳 全 ― 0   岩下俊作 33歳 全 ― 0

他の選考委員 小島政二郎 白井喬二 宇野浩二

堤千代28歳×各選考委員　 「小指」他 短篇 47枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ○ 5 「前回に於ける私の主張が通って今度改めて推薦されたことは、欣快至極である。」 白井喬二 50歳 全 ◎ 5 「今度は僕も賛成。」「角度は狭けれど、才筆掬すべし。」 宇野浩二 49歳 全 ● 41 「作品の主人公がこましゃくれているのとは違った意味で、やはりこましゃくれていると云う感があるだけでも、私は感心できないのである。」 佐佐木茂索 45歳 全 △ 8 「最大傑作は「小指」である。「雛妓」の如きは凡庸に過ぎる。」	他の候補作 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

河内仙介41歳×各選考委員　 「軍事郵便」 短篇 53枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ◎ 48 「大衆小説としては、珍らしく書かれている心理や描写が、ヒタヒタと流れる風のように純粋に私の心臓を音づれて来た。」 白井喬二 50歳 全 △ 7 「この人の経歴や努力には敬意を表するも、後半、人情噺に道を急ぎ、落着きなし。」 宇野浩二 49歳 全 □ 24 「無理に贔屓して云えば、この作品だけで見ると、なかなか隅に置けないようなところもある。」 佐佐木茂索 45歳 全 ◎ 11 「日記と手紙で首尾を整えた形式が、寧ろ窮屈である。」「この欠点は書き慣れれば当然何処かへ消えて行く性質のものと信じる故に、敢て同氏を推したのである。」	他の候補作 堤千代 「小指」他 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

村上元三30歳×各選考委員　 「算盤」 短篇 41枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ■ 22 「こっちから大衆小説の型に嵌まって行って描写も、筋の発展も、すべて先人の跡を追い、我とわが筆を窮屈にしている」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ● 22 「書き方が窮屈で、『父と子』というものを書き分けたつもりであろうが、それだけの腕がないために作品全体が曖昧になっている。」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

久生十蘭38歳×各選考委員　 「葡萄蔓の束」 短篇 34枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ― 0   白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ● 14 「翻訳物くさいところが気になる。しかも、それが、この小説の、非常な欠点である。」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

大島修子（不明）×各選考委員　 「新しき流れ」 短篇 35枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ◎ 38 「新鮮な女性心理を描いて、殆んど完璧に近いと思ったからだ。」「が、これが大衆小説かと反問されると、「さあ――」と云って私も二の足を踏まざるを得ない。」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ― 0   佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

沙羅双樹35歳×各選考委員　 「白狼」等 短篇 52枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ■ 31 「大衆小説として、終始一貫作品として完成している」「こっちから大衆小説の型に嵌まって行って描写も、筋の発展も、すべて先人の跡を追い、我とわが筆を窮屈にしている」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ― 0   佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

九谷桑樹36歳×各選考委員　 「男衆藤太郎」 短篇 34枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 △ 21 「リアリスチックなユーモア小説として、堂々と正道を歩んでいる。」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

南川潤26歳×各選考委員　 「春の俘虜」他 短篇 40枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

中山徳重（不明）×各選考委員　 『天の記録』 中篇・等3篇 422枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ― 0   佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

木村荘十43歳×各選考委員　 「南海の青雲」 短篇 57枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

戸伏太兵37歳×各選考委員　 「天ノ川辻」等 短篇・戯曲3篇 229枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 △ 6 「力作として注意を喚起したい。」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

谷川早38歳×各選考委員　 「平賀源内捕物帳」3篇 連作（一部）3篇 170枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ・ 3 「私の手許には左の十五篇が集まった。」 白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

野澤富美子19歳×各選考委員　 「藪入り」 短篇 13枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ― 0   白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 2 「今度の「直木賞候補作品一覧表」（引用者中略）に出ている中で（引用者中略）野澤富美子の『藪入り』（引用者中略）等を読んだ丈である。」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

戸川静子34歳×各選考委員　 「若き日の頁」 短篇 127枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ― 0   白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

宇井無愁31歳×各選考委員　 『きつね馬』 短篇集12篇 379枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ― 0   白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

笹本寅38歳×各選考委員　 「堪忍料一万石」 短篇 44枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ― 0   白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 北町一郎 『啓子と狷介』 岩下俊作 「富島松五郎伝」

北町一郎33歳×各選考委員　 『啓子と狷介』 長篇 550枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ― 0   白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 ・ 1 「日本文学振興会から、（引用者中略）送って来なかった」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 岩下俊作 「富島松五郎伝」

岩下俊作33歳×各選考委員　 「富島松五郎伝」 短篇 94枚

年齢/枚数の説明 見方・注意点

選考委員 評価 行数 評言 小島政二郎 46歳 全 ― 0   白井喬二 50歳 全 ― 0   宇野浩二 49歳 全 □ 26 「前の時に可なり問題になった作品で、（引用者中略）読んでみて鈍なところはあるけれど、なかなか面白い小説であると思って、こういう作品をも直木賞にしては、と推薦した。」「今、考えてみると、この小説のその鈍なところが、直木賞に推薦には、未だしの感がするのである。」 佐佐木茂索 45歳 全 ― 0	他の候補作 堤千代 「小指」他 河内仙介 「軍事郵便」 村上元三 「算盤」 久生十蘭 「葡萄蔓の束」 大島修子 「新しき流れ」 沙羅双樹 「白狼」等 九谷桑樹 「男衆藤太郎」 南川潤 「春の俘虜」他 中山徳重 『天の記録』 木村荘十 「南海の青雲」 戸伏太兵 「天ノ川辻」等 谷川早 「平賀源内捕物帳」3篇 野澤富美子 「藪入り」 戸川静子 「若き日の頁」 宇井無愁 『きつね馬』 笹本寅 「堪忍料一万石」 北町一郎 『啓子と狷介』