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Last Update[H25]2013/11/22

海堂尊 Kaido Takeru
生没年月日 昭和36年/1961年~
経歴 千葉県生まれ。
勤務医のかたわら、創作をつづける。
受賞歴・候補歴
  • 第4回『このミステリーがすごい!』大賞(平成18年/2006年)「チーム・バチスタの栄光」
  • |候補| 第21回山本周五郎賞(平成19年/2007年度)『ブラックペアン1988』
  • |候補| 第23回山本周五郎賞(平成21年/2009年度)『マドンナ・ヴェルデ』
  • |候補| 第32回吉川英治文学新人賞(平成22年/2010年度)『ブレイズメス1990』


『ブラックペアン1988』(平成19年/2007年9月・講談社刊)
書誌
>>平成21年/2009年12月・講談社/講談社文庫『ブラックペアン1988』(上)(下)
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他文学賞 山本周五郎賞 21回候補 一覧へ
候補者 海堂尊 男46歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男56歳
50 「現役の医師でもある作者が描き出す臨場感は、さすがに圧倒的である。それは手術室の場面ばかりではなく、思いがけぬ細部にも表現されている。」「叶うことならミステリー仕立てではなく、若い医学生の視点に立った医療の現実、あるいは彼の成長小説のようなものを読みたいと思った。」
北村薫
男58歳
38 「医療現場を知り尽くした人でなければ書けない面白みがあった。その点では、まことに生き生きとしているのだが、物語を動かす渡海の恨みについては、もう少し、設定上の配慮が必要だったのではなかろうか。」「渡海の父はなぜ、真相を息子に伝えないのか。」「佐伯の真意を知らぬ時点で息子に憤懣を語ったにしろ、事情が分かれば《実はこうだった》と告げるはずではないか。」「これが、この本を動かしている大きなモーターのひとつなので、疑問を持った。」
小池真理子
女55歳
21 「登場人物が全員、芝居がかっていて、個性が希薄であり、平板な印象しか残らない。それはやはり、医師ではなく、小説家としての作者の手に握られたメスが、描こうとする世界の深部にしっかりと切り込んでいないせいだろうと思われた。」「せっかくのおもしろい題材を、作者が小手先で使いまわしている。」
重松清
男45歳
39 「海堂さんの作家としての大きな魅力の一つは、その確かな描写力である。」「『チーム・バチスタの栄光』を既読であることに担保された人物造型の粗さが目立ってしまった。それが残念でしかたない。シリーズの枠をはずして、たとえば大学病院の分科やガン告知など、本作でちらりと目配せした問題へと「世界」を広げ、深めていただいていれば……。」
篠田節子
女52歳
63 「「高い技能を持つ限られた者にしかできない手術を、器具を用いることによって外科医ならだれでも執刀できるようにして、より多くの患者を救う」という高階の理想は、外科手術に限らず、技術と産業をめぐる普遍的な課題であり、同時に新たな問題を生んでいる大きなテーマでもある。」「こうしたテーマをストーリーとエピソードで語るのは想像する以上に難しい。それを成功させているだけでも高く評価したい。」「あえてミステリにこだわる必要はなく、ましてや以前に書いたヒット作の続編のような形では書かなかった方が、完成度が高まったように思われる。」
選評出典:『小説新潮』平成20年/2008年7月号
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『ジーン・ワルツ』(平成20年/2008年3月・新潮社刊)
書誌
>>平成22年/2010年7月・新潮社/新潮文庫『ジーン・ワルツ』
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大衆選考会 139回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
コンササドーレ 平成20年/2008年6月9日  推薦しておきながらこんなことを言うのはどうかと思われるかも知れませんが、たぶん受賞できないと思います。宝島社出身(?)という傍流であり、何となく選者の方には嫌われているような気がします。しかし海堂氏の仕事ぶりは十分に注目に値すると思います。
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けん
『ひかりの 剣』(平成20年/2008年8月・文藝春秋刊)
書誌
>>平成22年/2010年8月・文藝春秋/文春文庫『ひかりの剣』
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大衆選考会 140回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
1 平成21年/2009年1月4日 なし(同時推薦=>明川哲也池上永一伊坂幸太郎恩田陸梶よう子北島行徳笹本稜平恒川光太郎天童荒太橋本紡馳星周畠中恵火坂雅志本多孝好三田完山本幸久
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『マドンナ・ヴェルデ』(平成22年/2010年3月・新潮社刊)
書誌
>>平成25年/2013年3月・新潮社/新潮文庫『マドンナ・ヴェルデ』〔加筆訂正〕
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他文学賞 山本周五郎賞 23回候補 一覧へ
候補者 海堂尊 男48歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男58歳
14 「ところどころに矛盾を感ずるのは、本作がシリーズものであるせいで、これはいかにも不利な条件と思えた。しかしその不利はさておくとしても、社会的な主題に比して人間の情愛がなおざりにされているきらいがあった。」
北村薫
男60歳
18 「読み始めて、みどりの人物設定がまず印象深かった。(引用者中略)だが、物語の中では、《伸一郎さんがふつうの男性じゃないことは認めるわ。だけどあたしはふつうの女なの》という、伸一郎・理恵と対立する《ふつう》の側の見方を代表しているように思えた。その点には、やや違和感を覚えた。」
小池真理子
女57歳
73 「私にとって、多くの不満が残される作品だった。」「何よりも強烈な違和感を抱いたのが、実の娘から、代理母になることを依頼された母親の描き方だった。」「医師でもある作者が、現代の医学的テーマを極限まで追いかけようとしたことは容易に想像できる。だが、そこに描かれた女性には残念ながら、命が吹き込まれないままに終わってしまった。」
重松清
男47歳
81 「僕の評価は「留保付きの○」である。」「本作への課題はいくつかある。(引用者中略)ところが、その本作を海堂氏がこれまで精力的に発表してきた作品群の中に置いてみると、見え方が一変する。」「固定された主人公や舞台の物語を直線的に書き継いでいく「シリーズ」のレベルにとどまらず、各作品の相関に濃淡や遠近を柔軟に持たせ、本作と『ジーン・ワルツ』の関係のような語り直しも含む、たくらみに満ちた「サーガ」は、しかもきわめてアクチュアリティーに富み、問題意識も明確かつ刺激的である。」
篠田節子
女54歳
43 「作品中の母子関係も、成績優秀な娘と専業主婦の母親の間に頻繁に見うけられる、理不尽ながらもリアルな姿であると私は感じた。」「期待して読み進んだが、物語の終結部の安直な解決と四人一度に産気づく類の大団円は、せっかくの大きな深遠なテーマを台無しにしてしまった。」
選評出典:『小説新潮』平成22年/2010年7月号
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『ブレイズメス1990』(平成22年/2010年7月・講談社刊)
書誌
>>平成24年/2012年5月・講談社/講談社文庫『ブレイズメス1990』〔加筆訂正〕
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 32回候補 一覧へ
候補者 海堂尊 男49歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男59歳
6 「受賞作と同様に、格段の飛躍を感じた作品」「しかし連作の一部というのは、いかにも不利であった。」
伊集院静
男61歳
3 「多忙な作家であろうが、小説の文章を見つめ直して欲しい気がした。」
大沢在昌
男54歳
10 「スピード感はすばらしい。とはいえ、主人公世良に、天城が最後まで肩入れする理由が、冒頭のカジノのシーンだけでは弱いように思った。」「著者には、日本の医学界に思うところが相当あるのだろう。天城と佐伯のあいだにある「密約」めいたものがもっと露になれば、そのあたりに迫力が増したと思ったのは、私の考えすぎだろうか。」
高橋克彦
男63歳
0  
宮部みゆき
女50歳
11 「海堂サーガの一部であるこの作品をひとつだけ切り離して評価するのはもったいない。ここが文学賞の不自由なところです。」「このあたりで一度はサーガから離れた作品を書いていただきたいと願うのは、わがままでしょうか。」
選評出典:『小説現代』平成23年/2011年5月号
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大衆選考会 144回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
伊坂幸太郎大好き 平成22年/2010年12月11日 上記(同時推薦=>貴志祐介本多孝好道尾秀介)+時代小説一作、が候補と予想します。
そして道尾さんが直木賞。文藝春秋刊ですし(笑)
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