生没年月日【注】 | 明治33年/1900年2月25日~昭和53年/1978年8月14日 | |
経歴 | 兵庫県朝来郡生まれ。早稲田大学英文科中退。大正末から文学活動を始め、詩、小説を発表。一時、東京・馬込付近に居住した。 | |
受賞歴・候補歴 |
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「けしかけられた男」
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分載回数 | 全7回 | ||||
誌名 | 「翰林」 | ||||
巻号 | (1)第2巻 第10号 (2)第2巻 第11号 (3)第2巻 第12号 (4)第3巻 第1号 (5)第3巻 第3号 (6)第3巻 第4号 (7)第3巻 第5号 別表記(1)10月号 (2)11月号 (3)12月号 (4)新年号 (5)3月号 (6)4月号 (7)5月号 | ||||
副題等 | (1)目次・本文 「(一)」 (2)本文 「(二)」 | ||||
印刷/発行年月日 | (1)印刷 昭和9年/1934年9月28日 発行 昭和9年/1934年10月1日 (2)印刷 昭和9年/1934年10月28日 発行 昭和9年/1934年11月1日 (3)印刷 昭和9年/1934年11月28日 発行 昭和9年/1934年12月1日 (4)印刷 昭和9年/1934年12月28日 発行 昭和10年/1935年1月1日 (5)印刷 昭和10年/1935年2月28日 発行 昭和10年/1935年3月1日 (6)印刷 昭和10年/1935年3月28日 発行 昭和10年/1935年4月1日 (7)印刷 昭和10年/1935年4月28日 発行 昭和10年/1935年5月1日 | ||||
発行者等 | 編輯兼発行人 大野淳一 印刷所 祖谷印刷所(東京市) | ||||
発行所 | 翰林編輯部(東京市) (1)~(5)スヰート美容室内 (6)(7)民族社内 | ||||
総ページ数 | (1)80 (2)80 (3)79 (4)80 (5)85 (6)85 (7)87 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
(1)(2) 54字 ×18行 ×1段 (3)~(7) 50字 ×20行 ×1段 |
本文ページ | (1)4~26 (2)4~14 (3)4~17 (4)54~68 (5)42~63 (6)15~37 (7)4~39 (計144頁) |
測定枚数 | 304枚 |
候補者 衣巻省三 35歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
久米正雄 | 43歳 |
△ | 3 | 「清新な恋愛小説であの題材であれまでに押して行った力は相当なものだ。」 |
佐藤春夫 | 43歳 |
△ | 3 | 「衣巻とか太宰とか五作家のうちで最も新鮮な味があると信ずる。」 |
川端康成 | 36歳 |
■ | 7 | 「皮肉に云えば、今日の新しい小説論の見本の如きものなれど、(引用者注:候補の)五篇のうちにては最も新味あり、詩人的感性を脱せんとして能わざるところに、自らその輝きあり、所謂「楽屋か舞台の如き小説」としての努力見るべきなれど、欠点もまた多ければ当選は困難である。」 |
山本有三 | 48歳 |
・ | 3 | |
瀧井孝作 | 41歳 |
△ | 3 | 「中篇恋愛小説近代風でしゃれた描写の巧みなものだ。」 |
佐佐木茂索 | 40歳 |
― | 0 | |
菊池寛 | 46歳 |
― | ||
選評出典:『芥川賞全集 第一巻』昭和57年/1982年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和10年/1935年9月号) |