生没年月日【注】 | 明治40年/1907年1月30日~昭和40年/1965年8月17日 | |
経歴 | 本名=高間芳雄。福井県坂井郡三国町(現・坂井市)生まれ。東京帝国大学英文科卒。在学中より創作を発表する。娘にエッセイストの高見恭子、従兄弟に作家の永井荷風がいる。 | |
受賞歴・候補歴 |
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個人全集 | 『高見順全集』全20巻・別巻(昭和45年/1970年2月~昭和52年/1977年9月・勁草書房刊) | |
芥川賞 選考委員歴 |
第47回~第53回(通算3.5年・7回) |
「故旧忘れ得べき」
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測定媒体 | 昭和11年/1936年10月・人民社刊『故旧忘れ得べき』 | ||||
総ページ数 | 334 | 表記上の枚数 | あとがき 約300枚 | 基本の文字組 (1ページ当り) |
40字 ×13行 ×1段 |
本文ページ | 5~322 (計318頁) |
測定枚数 | 295枚 |
書誌
昭和11年/1936年10月・人民社刊『故旧忘れ得べき』
昭和14年/1939年12月・新潮社/昭和名作選集『故旧忘れ得べき 他一篇』所収
昭和24年/1949年11月・六興出版社刊『高見順叢書 第2 長篇 故旧忘れ得べき』
昭和24年/1949年12月・河出書房刊『現代日本小説大系 第48巻 昭和十年代3』所収
昭和25年/1950年11月・春陽堂刊『現代長篇小説全集 第11巻 故旧忘れ得べき・分水嶺・天の笛』所収
昭和26年/1951年8月・角川書店/角川文庫『故旧忘れ得べき』
昭和26年/1951年12月・新潮社/新潮文庫『故旧忘れ得べき』
昭和30年/1955年1月・角川書店刊『昭和文學全集52 武田麟太郎・高見順集』所収
昭和30年/1955年4月・筑摩書房刊『現代日本文学全集46 武田麟太郎・島木健作・高見順集』所収
昭和30年/1955年10月・河出書房刊『現代日本小説大系 第50巻 昭和十年代3』所収
昭和31年/1956年2月・河出書房/河出文庫『故旧忘れ得べき』[特装版]
昭和39年/1964年11月・学習研究社/ガッケン・ブックス『日本青春文学名作選16』所収
昭和39年/1964年12月・講談社刊『高見順文学全集 第1巻』所収
昭和43年/1968年1月・集英社刊『日本文学全集65 高見順集』所収
昭和43年/1968年3月・文藝春秋刊『現代日本文学館39 高見順・伊藤整』所収
昭和43年/1968年7月・学芸書林刊『全集・現代文学の発見 第14巻 青春の屈折(上)』所収
昭和45年/1970年12月・勁草書房刊『高見順全集 第1巻』所収
昭和47年/1972年4月・筑摩書房刊『現代日本文学大系71 高見順・円地文子集』所収
昭和49年/1974年2月・集英社刊『日本文学全集65 高見順』[豪華版]所収
昭和51年/1976年5月・学芸書林刊『全集・現代文学の発見 第14巻 青春の屈折(上)』[愛蔵版]所収
昭和52年/1977年9月・筑摩書房刊『筑摩現代文学大系52 高見順集』所収
昭和62年/1987年10月・小学館刊『昭和文学全集12 坂口安吾・舟橋聖一・高見順・円地文子』所収
平成17年/2005年2月・学芸書林刊『全集現代文学の発見 第14巻 青春の屈折(上)』[新装版]所収
候補者 高見順 28歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
久米正雄 | 43歳 |
△ | 3 | 「(引用者注:「草筏」と共に)未完成なのは残念だった。」「宇野浩二を想わせる達者さがあり、」 |
佐藤春夫 | 43歳 |
― | 0 | |
川端康成 | 36歳 |
○ | 7 | 「最も面白く読んだ。或いは「蒼氓」より高く買われ得べきであろう。今日のインテリ世態小説としても、重要な地位を与えらるべきものだ。欠点は作者の才能の裡にあるというものの、やすやす軽じ得る小説ではない。」 |
山本有三 | 48歳 |
・ | 3 | |
瀧井孝作 | 41歳 |
△ | 5 | 「長篇で日暦の四月号より連載まだまだ続くらしい長いものだが、実に雄弁で読んで面白かった。宇野浩二氏の往年の作風に似通うもの。」 |
佐佐木茂索 | 40歳 |
― | 0 | |
菊池寛 | 46歳 |
― | ||
選評出典:『芥川賞全集 第一巻』昭和57年/1982年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和10年/1935年9月号) |