Last Update●[R2]2020/3/11
候補者・選考委員の性別記号
=男
=女
候補者・選考委員の年齢
最終選考会の日の年齢
→誕生月・日が不明な場合は、仮に生年の1月1日生まれとして計算し、カッコ付き(…歳)で示す
候補歴の回数
それまで最終候補に挙がった回数を、性別・年齢の右に、[ ]付きの数値と、丸の数で示す
候補作の枚数
原本の文字組、ページ数などをもとに、400字詰原稿用紙(20字×20行)換算での枚数を算出
→たとえば文字組が30、40字以上のものは、おおむね多めに算出される傾向にある
→表紙・目次・帯等に枚数が明記されている場合は […枚] としてその枚数を左に併記する
→原本ではなく代替の資料から算出した場合は、* 印を付す
短篇・中篇・長篇の基準
枚数(明記がある場合はそちらを優先)によって判別
・1~149枚のもの=「短篇」
・150~299枚のもの=「中篇」
・300枚以上のもの=「長篇」
昭和10年/1935年上半期
昭和10年/1935年8月10日決定発表/『文藝春秋』昭和10年/1935年9月号経緯掲載
受賞 |
石川達三 |
30歳 |
[1] |
「蒼氓」 『星座』創刊号[昭和10年/1935年4月] |
短篇 [140枚] 141 枚 |
候補 |
外村 繁 |
32歳 |
[1] |
「草筏」 『世紀』昭和10年/1935年3月号、4月号(未完) |
長篇>一部 93 枚 |
高見 順 |
28歳 |
[1] |
「故旧忘れ得べき」 『日暦』7号~11号[昭和10年/1935年2月~7月](連載中) |
長篇>一部 *[約300枚] 295 枚 |
衣巻省三 |
35歳 |
[1] |
「けしかけられた男」 『翰林』昭和9年/1934年10月号~昭和10年/1935年1月号、3月号~5月号 |
長篇 304 枚 |
太宰 治 |
26歳 |
[1] |
「逆行」 『文藝』昭和10年/1935年2月号 |
短篇 23 枚 |
候補作(瀧井孝作選)5篇 |
予選候補(川端康成選)(上記「蒼氓」「逆行」に加えて) |
予選候補 |
渡辺 寛 |
22歳 |
|
「詫びる」 『文學評論』臨時増刊 新人推薦号[昭和10年/1935年5月] |
短篇 50 枚 |
浅井花子 |
(32歳) |
|
「泥濘の春」 『婦人文藝』昭和10年/1935年6月号 |
短篇 73 枚 |
「ある夫婦」 『文學評論』臨時増刊 新人推薦号[昭和10年/1935年5月] |
短篇 58 枚 |
太宰 治 |
26歳 |
|
「道化の華」 『日本浪曼派』昭和10年/1935年5月号 |
短篇 104 枚 |
内村直也 |
25歳 |
|
「秋水嶺」 『劇作』昭和10年/1935年6月号 |
中篇・戯曲 [166枚] 196 枚 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
第1回委員会(芥川・直木両賞)昭和10年/1935年6月14日17:00~ [出席者]久米正雄・佐藤春夫・室生犀星・瀧井孝作・小島政二郎・横光利一・菊池寛・佐佐木茂索
第2回委員会(芥川賞のみ)7月24日 [出席者]久米正雄・菊池寛・瀧井孝作・小島政二郎・横光利一・佐佐木茂索
(第3回委員会は直木賞のみ)
第4回委員会(芥川・直木両賞)8月10日16:00~
|
昭和10年/1935年下半期
昭和11年/1936年3月12日決定発表/『文藝春秋』昭和11年/1936年4月号経緯掲載
|
受賞作なし |
候補 |
小山祐士 |
29歳 |
[1] |
『瀬戸内海の子供ら』 昭和10年/1935年12月・白水社/新撰劇作叢書 |
中篇・戯曲 242 枚 |
川崎長太郎 |
34歳 |
[1] |
「余熱」その他 『早稲田文學』昭和10年/1935年10月号 |
短篇 33 枚 |
伊藤佐喜雄 |
25歳 |
[1] |
「花宴」 『日本浪曼派』昭和10年/1935年12月号~昭和11年/1936年10月号、12月号~昭和12年/1937年3月号(連載中) |
長篇>一部 53 枚 |
「面影」 『コギト』昭和10年/1935年10月号 |
短篇 59 枚 |
檀 一雄 |
24歳 |
[1] |
「夕張胡亭塾景観」 『日本浪曼派』昭和10年/1935年12月号 |
短篇 83 枚 |
丸岡 明 |
28歳 |
[1] |
「生きものの記録」 『三田文學』昭和10年/1935年10月号~12月号 |
長篇 [350枚] 352 枚 |
宮内寒彌 |
24歳 |
[1] |
「中央高地」 『早稲田文學』昭和10年/1935年8月号 |
短篇 44 枚 |
候補作(7篇) |
予選候補(久米正雄選)(上記「花の宴」「面影」「中央高地」「夕張胡亭塾景観」「生きものの記録」に加えて) |
予選候補 |
丸井栄雄 |
(33歳) |
|
「踊る舞台と虫けら」 『三田文學』昭和10年/1935年10月号 |
短篇 [80枚] 83 枚 |
岩越昌三 |
26歳 |
|
「石生藻」 『早稲田文學』昭和10年/1935年8月号 |
短篇 28 枚 |
石川 淳 |
37歳 |
|
「葦手」 『作品』昭和10年/1935年10月号~12月号 |
短篇 106 枚 |
巻のぶ子 |
(不明) |
|
「島本貞代」 『織匠』昭和10年/1935年10月号 |
不明 |
川口一郎 |
35歳 |
|
「二十六番館」 昭和10年/1935年11月・白水社/新撰劇作叢書『二十六番館・二人の家』より |
短篇・戯曲 149 枚 |
推薦候補68名 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
文壇関係各所への推薦依頼(前後2回、発送200通、回答55名より)
第1回委員会(芥川・直木両賞)昭和11年/1936年2月26日14:00~ [会場]レインボー・グリル [出席者]瀧井孝作・室生犀星・小島政二郎・佐佐木茂索
第2回委員会(芥川・直木両賞)3月7日16:00~19:30 [会場]レインボー・グリル
決定(芥川・直木両賞)3月12日
|
昭和11年/1936年上半期
昭和11年/1936年8月10日決定発表/『文藝春秋』昭和11年/1936年9月号経緯掲載
受賞 |
鶴田知也 |
34歳 |
[1] |
「コシャマイン記」 『小説』昭和11年/1936年2月号 |
短篇 63 枚 |
受賞 |
小田嶽夫 |
36歳 |
[1] |
「城外」 『文學生活』創刊号[昭和11年/1936年6月] |
短篇 52 枚 |
候補 |
高木 卓 |
29歳 |
[1] |
「遣唐船」 『作家精神』創刊号[昭和11年/1936年5月] |
短篇 89 枚 |
北條民雄 |
21歳 |
[1] |
「いのちの初夜」 『文學界』昭和11年/1936年2月号 |
短篇 71 枚 |
横田文子 |
26歳 |
[1] |
「白日の書」 『婦人文藝』昭和11年/1936年2月号、4月号~6月号 |
中篇 [約150枚] 215 枚 |
緒方隆士 |
31歳 |
[1] |
「虹と鎖」 『日本浪曼派』昭和11年/1936年6月号 |
短篇 79 枚 |
打木村治 |
32歳 |
[1] |
「部落史」 『文藝首都』昭和11年/1936年5月号 |
短篇 [74枚] 69 枚 |
矢田津世子 |
29歳 |
[1] |
「神楽坂」 『人民文庫』昭和11年/1936年3月創刊号 |
短篇 54 枚 |
候補作8篇 |
予選候補(川端康成記) |
予選候補 |
緒方隆士 |
31歳 |
|
「島での七日」 『コギト』昭和11年/1936年3月号 |
短篇 36 枚 |
石河穣治 |
25歳 |
|
「ジャスポラ父子」 『星座』昭和11年/1936年1月号、2月号 |
短篇 106 枚 |
緑川 貢 |
24歳 |
|
「初恋」 『日本浪曼派』昭和11年/1936年1月号~3月号 |
中篇 193 枚 |
「花園」 『文學界』昭和11年/1936年5月号 |
短篇 53 枚 |
南川 潤 |
22歳 |
|
「掌の性」 『三田文學』昭和11年/1936年6月号 |
短篇 [95枚] 100 枚 |
井上友一郎 |
27歳 |
|
「福音」 『現実』2号~4号[昭和11年/1936年3月~6月] |
不明 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
第1次委員会(芥川賞のみ)昭和11年/1936年8月3日18:00~ [出席者]菊池寛・佐藤春夫・小島政二郎・瀧井孝作・川端康成
第2次委員会(芥川・直木両賞)昭和11年/1936年8月10日15:00~
参考文献:川端康成「芥川賞予選記―文芸時評―」(『文學界』昭和11年/1936年9月号)
|
昭和11年/1936年下半期
昭和12年/1937年2月9日決定、12日付決定発表/『文藝春秋』昭和12年/1937年3月号経緯掲載
受賞 |
石川 淳 |
37歳 |
[1] |
「普賢」 『作品』昭和11年/1936年6月号~9月号 |
中篇 206 枚 |
受賞 |
富沢有為男 |
34歳 |
[1] |
「地中海」 『東陽』昭和11年/1936年8月号 |
中篇 [150枚] 125 枚 |
候補 |
伊藤永之介 |
33歳 |
[1] |
「梟」 『小説』7号[昭和11年/1936年9月] |
短篇 *113 枚 |
川上喜久子 |
32歳 |
[1] |
「滅亡の門」 『文學界』昭和11年/1936年11月号 |
中篇 [160枚] 161 枚 |
「歳月」 『文學界』昭和11年/1936年8月号 |
短篇 39 枚 |
第1次候補作19篇 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
文壇各方面への推薦依頼(回答85名より)
第1次審査委員会(芥川・直木両賞)昭和12年/1937年1月29日15:00~ [会場]芝公園内紅葉館
第2次審査委員会(芥川・直木両賞)2月9日17:30~ [会場]銀座米田家
|
昭和12年/1937年上半期
昭和12年/1937年7月20日決定、8月12日付決定発表/『文藝春秋』昭和12年/1937年9月号経緯掲載
受賞 |
尾崎一雄 |
37歳 |
[1] |
『暢気眼鏡』 昭和12年/1937年4月・砂子屋書房刊 |
短篇集 9篇 252 枚 |
候補 |
中村地平 |
29歳 |
[1] |
「土龍どんもぽつくり」 『日本浪曼派』昭和12年/1937年5月号 |
短篇 55 枚 |
逸見 広 |
38歳 |
[1] |
『悪童』 昭和12年/1937年5月・赤塚書房刊 |
中篇 297 枚 |
川上喜久子 |
32歳 |
[2] |
-- |
諸作品 |
候補作6種 |
|
|
昭和12年/1937年下半期
昭和13年/1938年2月7日決定発表/『文藝春秋』昭和13年/1938年3月号経緯掲載
受賞 |
火野葦平 |
31歳 |
[1] |
「糞尿譚」 『文學會議』4冊[昭和12年/1937年11月] |
短篇 [130枚] 133 枚 |
参考作品「山芋」 『文學會議』2冊[昭和12年/1937年6月] |
短篇 *41 枚 |
参考作品「河豚」 『文學會議』3冊[昭和12年/1937年8月] |
短篇 *53 枚 |
候補 |
中本たか子 |
34歳 |
[1] |
「白衣作業」 『文藝』昭和12年/1937年9月号 |
中篇 [200枚] 212 枚 |
大鹿 卓 |
39歳 |
[1] |
「探鉱日記」その他 『中央公論』昭和12年/1937年9月号 |
短篇 82 枚 |
間宮茂輔 |
38歳 |
[1] |
「あらがね」 『人民文庫』昭和12年/1937年5月号~昭和13年/1938年1月号 |
長篇 429 枚 |
和田 傳 |
38歳 |
[1] |
『沃土』 昭和12年/1937年11月・砂子屋書房刊 |
長篇 333 枚 |
中谷孝雄 |
36歳 |
[1] |
「春の絵巻」 昭和12年/1937年7月・赤塚書房刊『春の絵巻』より |
短篇 39 枚 |
伊藤永之介 |
34歳 |
[2] |
「梟」 『文學界』昭和12年/1937年7月号再録 |
短篇 112 枚 |
候補作7人 |
推薦候補26名 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
参考カードの回答収集
予選委員会 [主査]宇野浩二・川端康成・瀧井孝作
委員会(芥川賞のみ)昭和13年/1938年2月2日17:00~ [出席者]菊池寛・久米正雄・小島政二郎・横光利一・宇野浩二・川端康成・佐佐木茂索・佐藤春夫
決定(芥川賞のみ)2月7日
|
昭和13年/1938年上半期
昭和13年/1938年8月2日決定発表/『文藝春秋』昭和13年/1938年9月号経緯掲載
受賞 |
中山義秀 |
37歳 |
[1] |
「厚物咲」 『文學界』昭和13年/1938年4月号 |
短篇 59 枚 |
候補 |
渋川 驍 |
33歳 |
[1] |
『龍源寺』 昭和13年/1938年6月・竹村書房刊 |
短篇集 5篇 364 枚 |
伊藤永之介 |
34歳 |
[3] |
『鴉』 昭和13年/1938年5月・版画荘刊 |
中篇 214 枚 |
「鶯」 『文藝春秋』昭和13年/1938年6月号 |
短篇 74 枚 |
田畑修一郎 |
34歳 |
[1] |
『鳥羽家の子供』 昭和13年/1938年6月・砂子屋書房刊 |
短篇集 10篇 387 枚 |
中村地平 |
30歳 |
[2] |
「南方郵信」 『文學界』昭和13年/1938年4月号 |
短篇 64 枚 |
丸山義二 |
35歳 |
[1] |
「田植酒」 『文藝首都』昭和13年/1938年5月号 |
短篇 66 枚 |
一瀬直行 |
34歳 |
[1] |
「隣家の人々」 『風土』昭和13年/1938年6月号 |
短篇 *81 枚 |
秋山正香 |
34歳 |
[1] |
『般若』 昭和13年/1938年6月・白水社刊 |
短篇集 3篇 343 枚 |
候補作8名 |
推薦候補25名 |
予選候補 |
橋本寿子 |
(不明) |
|
「光陰」 『文學界』昭和13年/1938年2月号 |
中篇 [200枚] 160 枚 |
大原富枝 |
25歳 |
|
「祝出征」 『文藝首都』昭和13年/1938年3月号 |
短篇 57 枚 |
|
|
昭和13年/1938年下半期
昭和14年/1939年2月12日決定発表/『文藝春秋』昭和14年/1939年3月号経緯掲載
受賞 |
中里恒子 |
29歳 |
[1] |
「乗合馬車」 『文學界』昭和13年/1938年9月号 |
短篇 102 枚 |
「日光室」 『新潮』昭和13年/1938年11月号 |
短篇 48 枚 |
候補 |
北原武夫 |
31歳 |
[1] |
「妻」 『文藝』昭和13年/1938年11月号 |
短篇 [90枚] 85 枚 |
吉川江子 |
27歳 |
[1] |
「お帳場日誌」 『藝術科』昭和13年/1938年12月号 |
短篇 *43 枚 |
候補作3名 |
予選候補18名 |
予選候補 |
外村 繁 |
36歳 |
|
『草筏』 昭和13年/1938年11月・砂子屋書房刊 |
長篇 442 枚 |
上田 広 |
33歳 |
|
「黄塵」 『大陸』昭和13年/1938年10月号 |
長篇 [400枚] 395 枚 |
「帰順」 『中央公論』昭和13年/1938年12月号 |
短篇 123 枚 |
小山いと子 |
37歳 |
|
「4A格」 『新潮』昭和13年/1938年12月号 |
短篇 [120枚] 121 枚 |
一瀬直行 |
34歳 |
|
「兄のことば」 『コント倶楽部』1輯[昭和13年/1938年10月] |
短篇 [80枚] 66 枚 |
壺井 栄 |
39歳 |
|
「大根の葉」 『文藝』昭和13年/1938年9月号 |
短篇 77 枚 |
中村地平 |
31歳 |
|
「離れ島にて」 『文藝』昭和13年/1938年12月号 |
短篇 49 枚 |
今 官一 |
29歳 |
|
「旅雁の章」 『文藝汎論』昭和13年/1938年8月号~12月号 |
中篇 179 枚 |
木山捷平 |
34歳 |
|
「現実図絵」 『早稲田文學』昭和13年/1938年12月号 |
短篇 *109 枚 |
古木鉄太郎 |
39歳 |
|
『子の死と別れた妻』 昭和13年/1938年11月・赤塚書房刊 |
短篇集 3篇 167 枚 |
上林 暁 |
36歳 |
|
『田園通信』 昭和13年/1938年9月・作品社/作品文庫 |
短篇集 5篇 173 枚 |
池田小菊 |
46歳 |
|
「奈良」 『文學界』昭和13年/1938年11月号 |
短篇 77 枚 |
山田清三郎 |
42歳 |
|
「囚敵」 『日本評論』昭和13年/1938年10月号 |
短篇 64 枚 |
本庄陸男 |
33歳 |
|
「石狩川」 『槐』3号[昭和13年/1938年9月]~7号/昭和14年/1939年3月号(連載中) |
長篇>一部 244 枚 |
参考候補40名 |
|
|
昭和14年/1939年上半期
昭和14年/1939年7月31日決定、8月1日付決定発表/『文藝春秋』昭和14年/1939年9月号経緯掲載
受賞 |
長谷 健 |
34歳 |
[1] |
「あさくさの子供」 『虚実』2号[昭和14年/1939年4月] |
短篇 [135枚] 127 枚 |
受賞 |
半田義之 |
28歳 |
[1] |
「鷄騒動」 『文藝首都』昭和14年/1939年6月号 |
短篇 [94枚] 94 枚 |
候補 |
岩倉政治 |
36歳 |
[1] |
「稲熱病」 『知性』昭和14年/1939年2月号 |
短篇 *92 枚 |
長見義三 |
31歳 |
[1] |
『姫鱒』 昭和14年/1939年6月・砂子屋書房/第一小説集叢書 |
短篇集 9篇 389 枚 |
木山捷平 |
35歳 |
[1] |
『抑制の日』 昭和14年/1939年5月・赤塚書房刊 |
短篇集 5篇 156 枚 |
左近義親 |
(32歳) |
[1] |
『落城日記』 昭和14年/1939年5月・教文館刊 |
中篇 269 枚 |
候補作6篇 |
予選候補18篇 |
予選候補 |
石上玄一郎 |
29歳 |
|
「魑魅魍魎」 『日本評論』昭和14年/1939年6月号 |
短篇 76 枚 |
「針」 『日本評論』昭和14年/1939年3月号 |
短篇 131 枚 |
佐藤民宝 |
27歳 |
|
『希望峰』 昭和14年/1939年2月・砂子屋書房/新農民文学叢書 |
短篇集 6篇 318 枚 |
光田文雄 |
(31歳) |
|
『南の海』 昭和14年/1939年3月・赤塚書房刊 |
短篇集 4篇 155 枚 |
「運動会」 『早稲田文學』昭和14年/1939年4月号 |
短篇 58 枚 |
十和田 操 |
39歳 |
|
『屋根裏出身』 昭和14年/1939年4月・赤塚書房刊 |
中篇 165 枚 |
板東三百 |
32歳 |
|
「兵村」 『文藝首都』昭和14年/1939年3月号 |
短篇 *80 枚 |
譲原昌子 |
27歳 |
|
「朔北の闘い」 『文藝首都』昭和14年/1939年2月号 |
短篇 [90枚] 96 枚 |
大石千代子 |
32歳 |
|
『ベンゲット移民』 昭和14年/1939年5月・岡倉書房刊 |
長篇 306 枚 |
木暮 亮 |
43歳 |
|
「地上の子」 『作家精神』昭和14年/1939年1月号 |
短篇 110 枚 |
江崎磐太郎 |
(24歳) |
|
「風土に病む家」 『燕京文學』2号[昭和14年/1939年5月] |
短篇 29 枚 |
阿蘇冬蔵 |
27歳 |
|
「海に憑かれて」 『九州文學』昭和14年/1939年6月号 |
短篇 [60枚] 60 枚 |
参考候補39名 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
文芸関係各方面への推薦依頼(発送270通、回答81名より)
予選委員会 [主査]宇野浩二・瀧井孝作・川端康成
第1回銓衡委員会(芥川賞のみ)昭和14年/1939年7月28日18:00~ [会場]赤坂星ヶ岡茶寮 [出席者]菊池寛・久米正雄・佐藤春夫・宇野浩二・瀧井孝作・小島政二郎・佐佐木茂索・横光利一・川端康成
決定委員会(芥川賞のみ)7月31日18:00~ [会場]芝嵯峨野
|
昭和14年/1939年下半期
昭和15年/1940年2月5日決定発表/『文藝春秋』昭和15年/1940年3月号経緯掲載
受賞 |
寒川光太郎 |
32歳 |
[1] |
「密猟者」 『創作』1号[昭和14年/1939年7月] |
短篇 *68 枚 |
候補 |
金 史良 |
25歳 |
[1] |
「光の中に」 『文藝首都』昭和14年/1939年10月号 |
短篇 70 枚 |
矢野 朗 |
34歳 |
[1] |
「肉体の秋」 『九州文學』昭和14年/1939年8月号 |
中篇 [150枚] 148 枚 |
鈴木清次郎 |
38歳 |
[1] |
「日本橋」 『双紙』2号[昭和14年/1939年8月] |
短篇 *65 枚 |
藤口透吉 |
30歳 |
[1] |
「老骨の座」 『文藝首都』昭和14年/1939年11月号 |
短篇 76 枚 |
織田作之助 |
26歳 |
[1] |
「俗臭」 『海風』5巻1号[昭和14年/1939年9月] |
短篇 *32 枚 |
佐藤虎男 |
(32歳) |
[1] |
「潮霧」 『澁谷文學』昭和14年/1939年12月号 |
短篇 [70枚] 68 枚 |
候補作7篇 |
予選候補(推薦候補40名+社内候補14名) |
予選候補 |
寒川光太郎 |
32歳 |
|
「流刑囚の妻」 『創作』2号[昭和14年/1939年9月] |
短篇 *98 枚 |
藤口透吉 |
30歳 |
|
「秋情」 『文藝首都』昭和14年/1939年7月号 |
短篇 70 枚 |
田中英士 |
(30歳) |
|
「七色の独楽」 『虚実』3号[昭和14年/1939年10月] |
短篇 [135枚] 137 枚 |
石河穣治 |
28歳 |
|
「蜂窩房」 『三田文學』昭和14年/1939年11月号、12月号 |
中篇 [220枚] 221 枚 |
真下五一 |
33歳 |
|
「暖簾」 『文學界』昭和14年/1939年11月号 |
短篇 79 枚 |
「仏間会議」 『三田文學』昭和14年/1939年12月号 |
短篇 49 枚 |
岩倉政治 |
36歳 |
|
「動力」 『文學界』昭和14年/1939年9月号 |
短篇 61 枚 |
原田種夫 |
38歳 |
|
「風塵」 『九州文學』昭和14年/1939年11月号 |
短篇 [140枚] 145 枚 |
李 殷直 |
(23歳) |
|
「ながれ」 『藝術科』昭和14年/1939年11月号 |
短篇 90 枚 |
小曽戸弥一 |
30歳 |
|
「背景」 『文學者』昭和14年/1939年10月号 |
短篇 *65 枚 |
佐藤虎男 |
(32歳) |
|
「倭寇」 『澁谷文學』昭和14年/1939年8月号 |
短篇 *54 枚 |
佐藤善一 |
33歳 |
|
「龍の鬚」 『早稲田文學』昭和14年/1939年11月号 |
短篇 43 枚 |
柏木智二 |
(31歳) |
|
「今太と馬」 『早稲田文學』昭和14年/1939年9月号 |
短篇 [100枚] 103 枚 |
劉 寒吉 |
33歳 |
|
「人間競争」 『九州文學』昭和14年/1939年9月号 |
短篇 [110枚] 112 枚 |
勝野ふじ子 |
24歳 |
|
「蝶」 『九州文學』昭和14年/1939年7月号 |
短篇 [120枚] 111 枚 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+芥川賞参考記録係(文藝春秋社内)よりの参考候補追加
予選委員会 [主査]宇野浩二・瀧井孝作・川端康成
第1回委員会(芥川・直木両賞)昭和15年/1940年2月5日18:00~
|
昭和15年/1940年上半期
昭和15年/1940年7月27日決定、7月31日発表/『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号経緯掲載
|
受賞作なし |
受賞辞退 |
高木 卓 |
33歳 |
[2] |
「歌と門の盾」 『作家精神』昭和15年/1940年3月号 |
短篇 62 枚 |
候補 |
木山捷平 |
36歳 |
[2] |
「河骨」 『文學者』昭和15年/1940年2月号 |
短篇 *148 枚 |
吉田十四雄 |
33歳 |
[1] |
「墾地」 昭和15年/1940年2月・牧野書店刊『百姓記』より |
連作-内1篇 123 枚 |
元木国雄 |
25歳 |
[1] |
「分教場の冬」 『藝術科』昭和15年/1940年1月号 |
短篇 134 枚 |
中井 信 |
(不明) |
[1] |
「病院」 『裸木』創刊号[昭和15年/1940年6月] |
短篇 48 枚 |
池田みち子 |
30歳 |
[1] |
「上海」 『三田文學』昭和15年/1940年5月号 |
短篇 38 枚 |
候補作(6篇) |
参考候補38名+社内候補9名 |
一般推薦 |
予選候補 |
野口冨士男 |
29歳 |
|
「風の系譜」 『文學者』昭和15年/1940年4月号~6月号 |
長篇 *391 枚 |
田宮虎彦 |
28歳 |
|
「須佐代と佐江子」 『三田文學』昭和15年/1940年3月号~10月号 |
中篇 267 枚 |
福田定吉 |
(35歳) |
|
「神崎川の流れ」 『早稲田文學』昭和15年/1940年3月号 |
短篇 [100枚] 98 枚 |
浅野 荘 |
(不明) |
|
「闘病する人びと」 『☆☆』昭和15年/1940年☆月 |
不明 |
真室二郎 |
33歳 |
|
「野を焼く火」 『文藝首都』昭和15年/1940年4月号[第8巻第3号] |
短篇 [90余枚] 98 枚 |
山田多賀市 |
32歳 |
|
『耕土』 昭和15年/1940年3月・大観堂書店刊 |
長篇 505 枚 |
熊王徳平 |
34歳 |
|
「いろは歌留多」 『中部文学』1輯[昭和15年/1940年4月] |
短篇 *58 枚 |
橋本正一 |
33歳 |
|
「東京の黒い海」 『現代文學』昭和15年/1940年6月号 |
短篇 94 枚 |
青木年衛 |
32歳 |
|
「地の意志」 『澁谷文學』昭和15年/1940年4月号 |
短篇 [100枚] 105 枚 |
北条 誠 |
22歳 |
|
「埴輪と鏡」 『阿房』昭和15年/1940年6月 |
短篇 *89 枚 |
藤口透吉 |
30歳 |
|
「骨肉慚愧」 『文藝首都』昭和15年/1940年5月号[第8巻第4号] |
短篇 [100余枚] 103 枚 |
笹本弘子 |
(不明) |
|
「笛を売る男」 『虚実』4号[昭和14年/1939年12月] |
短篇 [120枚] 119 枚 |
三田華子 |
40歳 |
|
「石切場」 『藝術科』昭和15年/1940年6月号 |
短篇 53 枚 |
並木宋之介 |
43歳 |
|
「薤露の章」 『作家精神』昭和15年/1940年5月号 |
短篇 63 枚 |
瑞丘千砂子 |
26歳 |
|
「ふたば記」 『文藝首都』昭和15年/1940年2月号 |
短篇 67 枚 |
再考作品 |
予選候補 |
野澤富美子 |
19歳 |
|
「長女」その他 『公論』昭和15年/1940年7月号 |
短篇 75 枚 |
中村地平 |
32歳 |
|
『蕃界の女』 昭和15年/1940年5月・新潮社刊 |
短篇集 9篇 357 枚 |
井上友一郎 |
31歳 |
|
『残夢』その他 昭和15年/1940年2月・青木書店刊 |
短篇集 6篇 346 枚 |
織田作之助 |
26歳 |
|
「放浪」 『文學界』昭和15年/1940年5月号 |
短篇 58 枚 |
「夫婦善哉」 『海風』6巻1号[昭和15年/1940年4月] |
短篇 *75 枚 |
宮内寒彌 |
28歳 |
|
諸作品 |
諸作品 |
壺井 栄 |
40歳 |
|
諸作品 |
諸作品 |
金 史良 |
26歳 |
|
諸作品 |
諸作品 |
里村欣三 |
38歳 |
|
『第二の人生』 昭和15年/1940年4月・河出書房/書きおろし長篇小説叢書 |
長篇 584 枚 |
社内推薦 |
予選候補 |
古宇伸太郎 |
34歳 |
|
「蛾性の女」 『文學者』昭和15年/1940年2月号 |
短篇 *72 枚 |
富田 寿 |
40歳 |
|
「沙草地」 『作文』41号[昭和15年/1940年☆月] |
短篇 *75 枚 |
神泉苑代 |
27歳 |
|
「晩夏」 『青衿派』昭和15年/1940年☆月号 |
短篇 *50 枚 |
推薦元不明 |
予選候補 |
日野嵒夫 |
42歳 |
|
「青空仰いで」 『三田文學』昭和15年/1940年2月号 |
短篇 [70枚] 73 枚 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+芥川賞参考記録係(文藝春秋社内)の候補選出
予選委員会 [主査]宇野浩二・川端康成・瀧井孝作
第1回銓衡委員会(芥川賞のみ)昭和15年/1940年7月24日18:00~ [出席者]室生犀星・佐佐木茂索・久米正雄・菊池寛・瀧井孝作・宇野浩二・小島政二郎
|
昭和15年/1940年下半期
昭和16年/1941年1月28日決定発表/『文藝春秋』昭和16年/1941年3月号経緯掲載
受賞 |
櫻田常久 |
44歳 |
[1] |
「平賀源内」 『作家精神』昭和15年/1940年10月号 |
短篇 90 枚 |
候補 |
牛島春子 |
27歳 |
[1] |
「祝といふ男」 昭和15年/1940年12月・春陽堂書店刊『日満露在満作家短篇選集』より |
短篇 40 枚 |
柳井統子 |
28歳 |
[1] |
「父」 『早稲田文學』昭和15年/1940年12月号 |
短篇 45 枚 |
井上 孝 |
25歳 |
[1] |
「ある市井人の一生」 『早稲田文學』昭和15年/1940年11月号 |
短篇 72 枚 |
村田孝太郎 |
36歳 |
[1] |
「雞」 『文學界』昭和15年/1940年10月号 |
短篇 66 枚 |
白川 渥 |
33歳 |
[1] |
「崖」 『文藝首都』昭和15年/1940年12月号 |
短篇 *76 枚 |
儀府成一 |
32歳 |
[1] |
「動物園」 『現代文學』昭和15年/1940年10月号 |
短篇 [140枚] 135 枚 |
埴原一亟 |
33歳 |
[1] |
「店員」 『早稲田文學』昭和15年/1940年12月号 |
短篇 [70余枚] 73 枚 |
森 荘已池 |
33歳 |
[1] |
「氷柱」 昭和15年/1940年11月・三芸書房刊『店頭』より |
短篇 50 枚 |
候補作9篇 |
参考候補16名+社内候補7名 |
予選候補 |
北村謙次郎 |
36歳 |
|
「つひの栖」 『文藝』昭和15年/1940年8月号 |
短篇 39 枚 |
佐藤虎男 |
(33歳) |
|
「ビンタンの星」 『澁谷文學』昭和15年/1940年12月号 |
短篇 64 枚 |
島村利正 |
28歳 |
|
「高麗人」 『文學者』昭和15年/1940年7月号、8月号、10月号 |
長篇 *306 枚 |
菅 逸二 |
(22歳) |
|
「沼のある谷間」 『九州文學』昭和15年/1940年11月号 |
短篇 [90枚] 90 枚 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+芥川賞参考記録係(文藝春秋社内)による参考候補
第1次予選委員会昭和16年/1941年1月21日17:30~ [主査]宇野浩二・川端康成・瀧井孝作・佐佐木茂索
決定委員会(芥川・直木両賞)1月28日17:00~
|
昭和16年/1941年上半期
昭和16年/1941年7月30日決定、8月1日発表/『文藝春秋』昭和16年/1941年9月号経緯掲載
受賞 |
多田裕計 |
28歳 |
[1] |
「長江デルタ」 『大陸往来』昭和16年/1941年3月号 |
短篇 [100枚] 102 枚 |
候補 |
相野田敏之 |
24歳 |
[1] |
「山彦」 『三田文學』昭和16年/1941年5月号 |
短篇 [120枚] 71 枚 |
埴原一亟 |
33歳 |
[2] |
「下職人」 『風俗叢書』2輯[昭和16年/1941年3月] |
短篇 66 枚 |
候補作3篇 |
第1次候補9篇 |
予選候補 |
石原文雄 |
41歳 |
|
「断崖の村」 『中部文学』5輯[昭和16年/1941年5月] |
短篇 *95 枚 |
三木澄子 |
(33歳) |
|
「手巾の歌」 『文學界』昭和16年/1941年4月号 |
短篇 89 枚 |
阿部光子 |
28歳 |
|
「猫柳」 『文學界』昭和16年/1941年4月号 |
短篇 63 枚 |
藤島まき |
31歳 |
|
「あめつち」 『文學界』昭和16年/1941年4月号 |
短篇 72 枚 |
譲原昌子 |
29歳 |
|
「抒情歌」 『早稲田文學』昭和16年/1941年3月号 |
短篇 [80余枚] 79 枚 |
日向伸夫 |
(28歳) |
|
『第八号転轍器』 昭和16年/1941年5月・砂子屋書房/第一小説集叢書 |
短篇集 6篇 301 枚 |
参考候補36篇 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
第1回予選委員会昭和16年/1941年7月19日12:00~ [委員]宇野浩二・佐佐木茂索・瀧井孝作・川端康成
第2回委員会(芥川賞のみ)7月24日20:00~ [出席者]佐藤春夫・室生犀星・宇野浩二・菊池寛・佐佐木茂索・瀧井孝作・川端康成・横光利一
決定委員会(芥川・直木両賞)7月29日18:00~
決定(芥川賞のみ)7月30日 [来電]菊池寛・久米正雄
|
昭和16年/1941年下半期
昭和17年/1942年2月2日決定発表/『文藝春秋』昭和17年/1942年3月号選評掲載
受賞 |
芝木好子 |
27歳 |
[1] |
「青果の市」 『文藝首都』昭和16年/1941年10月号 |
短篇 [84枚] 87 枚 |
候補 |
水原吉郎 |
33歳 |
[1] |
「火渦」 『新風土』昭和16年/1941年10月号 |
短篇 40 枚 |
参考作品「腕」 『新風土』昭和15年/1940年9月号 |
短篇 31 枚 |
野川 隆 |
40歳 |
[1] |
「狗宝」 『作文』50号[昭和16年/1941年7月] |
短篇 *39 枚 |
候補作3篇 |
参考候補32篇 |
予選候補 |
牧屋善三 |
34歳 |
|
『世間知らず』 昭和16年/1941年11月・通文閣/青年藝術派叢書 |
長篇 301 枚 |
青山光二 |
28歳 |
|
「海辺の人」 昭和16年/1941年12月・通文閣刊『八つの作品』より |
短篇 *84 枚 |
木山捷平 |
37歳 |
|
「卵」 『知性』昭和16年/1941年8月号 |
短篇 23 枚 |
仲町貞子 |
47歳 |
|
「二つの蜜柑」 『文庫』昭和16年/1941年7月号 |
短篇 12 枚 |
佐藤虎男 |
(34歳) |
|
「風雪」 『澁谷文學』昭和16年/1941年12月号 |
短篇 110 枚 |
秋山正香 |
38歳 |
|
「蕗の葉」 『風土』昭和16年/1941年7月号 |
不明 |
中井正晃 |
39歳 |
|
『裸身の道』 昭和16年/1941年11月・有光社/有光名作選集 |
短篇集 3篇 334 枚 |
佐藤民宝 |
29歳 |
|
『軍鶏』 昭和16年/1941年12月・第一芸文社刊 |
短篇集 9篇 344 枚 |
那須辰造 |
37歳 |
|
「次郎兵衛物語」 『文學界』昭和16年/1941年7月号 |
短篇 89 枚 |
森田素夫 |
30歳 |
|
「秘曲」 『早稲田文學』昭和16年/1941年10月号 |
短篇 47 枚 |
井上健次 |
33歳 |
|
「邂逅」 『文藝首都』昭和16年/1941年11月号 |
短篇 79 枚 |
西川 満 |
33歳 |
|
「元宵記」 『新潮』昭和16年/1941年11月号 |
短篇 42 枚 |
船山 馨 |
27歳 |
|
「北国物語」 『新創作』昭和16年/1941年7月号~12月号 |
中篇 *282 枚 |
筒井敏雄 |
36歳 |
|
「開化一族」 『文藝日本』昭和16年/1941年11月号 |
中篇 *[200枚] 200 枚 |
藤口透吉 |
32歳 |
|
「駅逓物語」 『文藝首都』昭和16年/1941年9月号 |
短篇 [102枚] 98 枚 |
田村さえ |
(28歳) |
|
「峠の家」 『鷲』昭和16年/1941年☆月 |
不明 |
吉井三郎 |
(32歳) |
|
「悪戯者」 『新創作』昭和16年/1941年7月号 |
短篇 91 枚 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
予選委員会昭和17年/1942年1月27日17:00~ [委員]宇野浩二・佐佐木茂索・瀧井孝作・川端康成
第2回委員会(芥川・直木両賞)2月2日17:00~
|
昭和17年/1942年上半期
昭和17年/1942年8月1日決定発表/『文藝春秋』昭和17年/1942年9月号選評掲載
|
受賞作なし |
候補 |
石塚友二 |
35歳 |
[1] |
「松風」 『文學界』昭和17年/1942年2月号 |
短篇 52 枚 |
中島 敦 |
33歳 |
[1] |
「光と風と夢」 『文學界』昭和17年/1942年5月号 |
中篇 [200枚] 195 枚 |
波良 健 |
37歳 |
[1] |
「コンドラチエンコ将軍」 『赤門文學』昭和17年/1942年6月号 |
短篇 51 枚 |
藤島まき |
32歳 |
[1] |
「つながり」 『文藝春秋』昭和17年/1942年5月号 |
短篇 58 枚 |
森田素夫 |
30歳 |
[1] |
「冬の神」 『文藝主潮』昭和17年/1942年4月号 |
短篇 *42 枚 |
中野武彦 |
31歳 |
[1] |
「訪問看護」 『文藝復興』昭和17年/1942年5月号 |
短篇 65 枚 |
候補作6篇 |
推薦候補23篇 |
予選候補 |
西川 満 |
34歳 |
|
「朱氏記」 『文藝台湾』昭和17年/1942年1月号 |
短篇 33 枚 |
倉本兵衛 |
35歳 |
|
「雪と夜桜」 『新文學』昭和17年/1942年3月号 |
短篇 *67 枚 |
永松元雄 |
(不明) |
|
「虚心」 『文學界』昭和17年/1942年6月号 |
短篇 79 枚 |
本間立也 |
(38歳) |
|
「浮浪の父」 『正統』昭和17年/1942年4月号 |
短篇 39 枚 |
船山 馨 |
28歳 |
|
「三月堂」 『新創作』昭和17年/1942年2月号 |
短篇 46 枚 |
若杉 慧 |
38歳 |
|
「微塵世界」 『文藝首都』昭和17年/1942年1月号 |
中篇 [230枚] 231 枚 |
野村尚吾 |
30歳 |
|
「旅情の華」 『早稲田文學』昭和17年/1942年3月号~5月号 |
短篇 139 枚 |
福村 久 |
28歳 |
|
「星夜」 『辛巳』昭和17年/1942年3月号 |
短篇 70 枚 |
田宮虎彦 |
30歳 |
|
「七つの荒海」 『現代文學』昭和17年/1942年4月号 |
短篇 31 枚 |
正治清英 |
26歳 |
|
「砲煙」 『新潮』昭和17年/1942年5月号 |
短篇 45 枚 |
金 逸善 |
(不明) |
|
「断層」 『☆☆』昭和17年/1942年☆月 |
不明 |
青山光二 |
29歳 |
|
「師弟邂逅」 『新創作』昭和17年/1942年5月号 |
短篇 37 枚 |
広尾新一 |
(不明) |
|
「私の大学」 『文藝復興』昭和17年/1942年2月号 |
短篇 61 枚 |
桜井 造 |
(不明) |
|
「海峡植民地」 『九州文學』昭和17年/1942年5月号 |
短篇 [130枚] 127 枚 |
森玉美雄 |
32歳 |
|
「おふくの家出」 『大阪文學』昭和17年/1942年4月号 |
短篇 68 枚 |
|
正賞(時計)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
予選委員 [委員]宇野浩二・瀧井孝作・佐佐木茂索・川端康成
委員会(芥川・直木両賞)昭和17年/1942年7月27日14:00~ [会場]内幸町レインボー・グリル
決定(芥川賞のみ)8月1日 [文書]佐藤春夫[口頭]菊池寛・久米正雄
|
昭和17年/1942年下半期
昭和18年/1943年2月2日決定、2月3日発表/『文藝春秋』昭和18年/1943年3月号選評掲載
受賞 |
倉光俊夫 |
34歳 |
[1] |
「連絡員」 『正統』昭和17年/1942年11月号 |
短篇 116 枚 |
候補 |
金原健児 |
(37歳) |
[1] |
「愛情」 『文藝首都』昭和17年/1942年10月号 |
短篇 [110枚] 119 枚 |
稲葉真吾 |
33歳 |
[1] |
「炎と倶に」 『新作家』昭和17年/1942年11月号 |
短篇 [80枚] 77 枚 |
橋本英吉 |
44歳 |
[1] |
「柿の木と毛虫」 『文學界』昭和17年/1942年12月号 |
短篇 50 枚 |
埴原一亟 |
35歳 |
[3] |
「翌檜」 『早稲田文學』昭和17年/1942年12月号 |
短篇 50 枚 |
候補作5篇 |
推薦候補26篇 |
予選候補 |
山田多賀市 |
35歳 |
|
「生活の仁義」 『文藝復興』昭和17年/1942年10月号~12月号 |
中篇 297 枚 |
八甕きよ |
(不明) |
|
「山陰挽歌」 『小説文化』昭和17年/1942年12月号 |
中篇 156 枚 |
徳永知夫 |
(不明) |
|
「ひと老いき」 『新作家』昭和17年/1942年8月号 |
短篇 59 枚 |
|
正賞(時計)+副賞500円+日本文学報国会副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
予選委員 [委員]宇野浩二・佐佐木茂索・川端康成・瀧井孝作
委員会(芥川・直木両賞)昭和18年/1943年2月2日夜
|
昭和18年/1943年上半期
昭和18年/1943年8月2日決定発表/『文藝春秋』昭和18年/1943年9月号選評掲載
受賞 |
石塚喜久三 |
38歳 |
[1] |
「纏足の頃」 『蒙疆文學』昭和18年/1943年1月号 |
短篇 66 枚 |
候補 |
小泉 譲 |
30歳 |
[1] |
「桑園地帯」 『上海文學』昭和18年/1943年春季作品[4月] |
短篇 144 枚 |
檀 一雄 |
31歳 |
[2] |
「吉野の花」 『文藝日本』昭和17年/1942年11月号 |
短篇 *24 枚 |
劉 寒吉 |
36歳 |
[1] |
「翁」 『九州文學』昭和18年/1943年5月号 |
短篇 58 枚 |
譲原昌子 |
31歳 |
[1] |
「故郷の岸」 『新作家』昭和18年/1943年1月号、2月号 |
短篇 146 枚 |
相原とく子 |
(不明) |
[1] |
「椎の実」 『正統』昭和18年/1943年5月号 |
短篇 52 枚 |
辻 勝三郎 |
27歳 |
[1] |
「雁わたる」 『文藝首都』昭和18年/1943年2月号 |
短篇 55 枚 |
候補作7篇 |
推薦候補23篇 |
|
正賞(時計、ただし当時は壺を授与)+副賞500円+日本文学報国会副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
第1回委員会(芥川・直木両賞)昭和18年/1943年7月26日
決定委員会(芥川・直木両賞)8月2日
|
昭和18年/1943年下半期
昭和19年/1944年2月5日決定、2月7日発表/『文藝春秋』昭和19年/1944年3月号選評掲載
受賞 |
東野邊 薫 |
41歳 |
[1] |
「和紙」 『東北文學』昭和18年/1943年4月 |
短篇 *97 枚 |
候補 |
若杉 慧 |
40歳 |
[1] |
「淡墨」 『文學界』昭和18年/1943年9月号 |
短篇 54 枚 |
柳町健郎 |
32歳 |
[1] |
「伝染病院」 『文藝主潮』昭和18年/1943年11月号 |
短篇 93 枚 |
黒木清次 |
28歳 |
[1] |
「棉花記」 『上海文學』昭和18年/1943年夏秋号[10月] |
中篇>一部 *90 枚 |
候補作4篇 |
推薦候補10篇 |
予選候補 |
豊田三郎 |
36歳 |
|
「行軍」 『新潮』昭和18年/1943年7月号~11月号 |
短篇 127 枚 |
直井 潔 |
28歳 |
|
「母親」 『改造』昭和18年/1943年12月号 |
短篇 47 枚 |
大山芳夫 |
(不明) |
|
「軍隊」 『早稲田文學』昭和18年/1943年4月号、9月号 |
短篇 94 枚 |
島村利正 |
31歳 |
|
「暁雲」 『現代』昭和18年/1943年9月号 |
短篇 65 枚 |
織田作之助 |
30歳 |
|
「道」 『文藝』昭和18年/1943年9月号 |
短篇 21 枚 |
|
正賞(時計、ただし当時は壺を授与)+副賞500円+日本文学報国会副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
第1回委員会(芥川・直木両賞)昭和19年/1944年1月28日
決定委員会(芥川賞のみ)2月5日
|
昭和19年/1944年上半期
昭和19年/1944年8月15日決定発表/『文藝春秋』昭和19年/1944年9月号選評掲載
受賞 |
八木義徳 |
32歳 |
[1] |
「劉廣福」 『日本文學者』1号[昭和19年/1944年4月] |
短篇 55 枚 |
受賞 |
小尾十三 |
34歳 |
[1] |
「登攀」 『國民文學』昭和19年/1944年2月号 |
中篇 [150枚] 158 枚 |
候補 |
林 柾木 |
44歳 |
[1] |
「昔の人」 『早稲田文學』昭和19年/1944年5月号 |
短篇 43 枚 |
妻木新平 |
39歳 |
[1] |
「名医録」 『日本文學者』昭和19年/1944年5月号 |
短篇 44 枚 |
候補作4篇 |
第1次予選候補(8篇) |
予選候補 |
猪俣勝人 |
33歳 |
|
「父道」 『創造』昭和19年/1944年6月号 |
短篇 40 枚 |
若杉 慧 |
40歳 |
|
「青色青光」 『文學界』昭和19年/1944年3月号 |
短篇 42 枚 |
浜野健三郎 |
33歳 |
|
「梅白し」 『日本文學者』1号[昭和19年/1944年4月] |
短篇 72 枚 |
清水基吉 |
25歳 |
|
「雨絃記」 『日本文學者』昭和19年/1944年6月号 |
短篇 46 枚 |
推薦候補13篇 |
予選候補 |
黒木清次 |
29歳 |
|
「続棉花記」 『上海文學』昭和19年/1944年冬春号[3月] |
中篇>一部 *101 枚 |
安原俊之介 |
(不明) |
|
「彼の道」 『日本文學者』昭和19年/1944年5月号 |
短篇 114 枚 |
高山麦子 |
(27歳) |
|
「寒明け」 『日本文學者』昭和19年/1944年6月号 |
短篇 56 枚 |
儀府成一 |
35歳 |
|
「碑文」 『文學界』昭和19年/1944年2月号 |
短篇 64 枚 |
劉 寒吉 |
37歳 |
|
「古戦場」 『文學界』昭和19年/1944年2月号 |
短篇 70 枚 |
|
正賞(時計、ただし当時は記念品を授与)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
第1回委員会(芥川賞のみ)昭和19年/1944年7月27日
第2回委員会(芥川賞のみ)8月7日
第3回委員会(芥川賞のみ)8月15日
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昭和19年/1944年下半期
昭和20年/1945年2月8日決定発表/『文藝春秋』昭和20年/1945年3月号選評掲載
受賞 |
清水基吉 |
26歳 |
[1] |
「雁立」 『日本文學者』昭和19年/1944年10月号 |
短篇 55 枚 |
候補 |
国枝 治 |
34歳 |
[1] |
「技術史」 『文藝首都』昭和19年/1944年8月号 |
短篇 97 枚 |
川村公人 |
33歳 |
[1] |
「盆栽記」 『日本文學者』昭和19年/1944年9月号 |
短篇 73 枚 |
木暮 亮 |
48歳 |
[1] |
「おらがいのち」 『日本文學者』昭和19年/1944年7月号 |
短篇 69 枚 |
金原健児 |
(39歳) |
[2] |
「春」 『文藝首都』昭和19年/1944年7月号 |
短篇 85 枚 |
候補作5篇 |
推薦候補7篇 |
|
正賞(時計、ただし当時は記念品を授与)+副賞500円
選考委員
推薦カードの回答収集+推薦委員会(文藝春秋社に委嘱)
第1回委員会(芥川賞のみ)昭和20年/1945年2月5日
第2回委員会(芥川賞のみ)2月8日
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