生没年月日【注】 | 明治32年/1899年2月20日~昭和50年/1975年1月12日 | |
経歴 | 本名=間宮真言(マコト)。東京市四谷生まれ。慶應義塾大学仏文科中退。鉱山、灯台などで働き東京に戻ったのち、雑誌『不同調』に参加。プロレタリア文学の道に進む。 | |
受賞歴・候補歴 |
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「あらがね」
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分載回数 | 全9回 | ||||
誌名 | 「人民文庫」 別表記(1)~(9)表紙 「武田麟太郎編輯」併記 | ||||
巻号 | (1)第2巻 第6号 (2)第2巻 第7号 (3)第2巻 第8号 (4)第2巻 第9号 (5)第2巻 第10号 (6)第2巻 第12号 (7)第2巻 第14号 (8)第2巻 第15号 (9)第3巻 第1号 別表記(1)5月号 (2)6月号 (3)7月号 (4)8月号 (5)9月号 (6)10月号 (7)11月号 (8)12月号 (9)新年号 | ||||
副題等 | (1)目次 「(第一回)」 (2)目次・本文 「(第二回)」 (3)目次 「(第三回)」 (4)目次 「(第四回)」 (5)目次 「(長篇第五回)」 本文 「(第五回)」 (6)本文 「(第六回)」 (7)本文 「(第七回)」 (8)本文 「(第八回)」 (9)本文 「(第九回)」 | ||||
印刷/発行年月日 | (1)印刷納本 昭和12年/1937年4月16日 発行 昭和12年/1937年5月1日 (2)印刷納本 昭和12年/1937年5月31日 発行 昭和12年/1937年6月1日 (3)印刷納本 昭和12年/1937年6月27日 発行 昭和12年/1937年7月1日 (4)印刷納本 昭和12年/1937年7月17日 発行 昭和12年/1937年8月1日 (5)印刷納本 昭和12年/1937年8月16日 発行 昭和12年/1937年9月1日 (6)印刷納本 昭和12年/1937年9月17日 発行 昭和12年/1937年10月1日 (7)印刷納本 昭和12年/1937年10月12日 発行 昭和12年/1937年11月1日 (8)印刷納本 昭和12年/1937年11月12日 発行 昭和12年/1937年12月1日 (9)印刷納本 昭和12年/1937年12月12日 発行 昭和13年/1938年1月1日 | ||||
発行者等 | 編輯発行兼印刷人 本庄陸男 (1)(2)印刷所 山浦印刷所(東京市) (3)~(2)印刷所 三鐘印刷株式会社(東京市) | ||||
発行所 | 人民社(東京市) | ||||
総ページ数 | (1)192 (2)160 (3)134 (4)152 (5)152 (6)120 (7)104 (8)104 (9)202 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
(1)(2) 29字 ×20行 ×2段 (3)~(9) 31字 ×20行 ×2段 |
本文ページ | (1)172~189 (2)108~129 (3)60~80 (4)83~93 (5)70~89 (6)52~69 (7)56~65 (8)45~61 (9)133~151 (計156頁) |
測定枚数 | 429枚 |
書誌
昭和13年/1938年3月・小山書店刊『あらがね』
昭和21年/1946年10月・小山書店刊『あらがね』
昭和27年/1952年6月・河出書房刊『現代日本小説大系 第58巻 昭和十年代13』所収
昭和49年/1974年☆月・民衆社刊『あらがね』
候補者 間宮茂輔 38歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
川端康成 | 38歳 |
□ | 7 | 「作品としては、(引用者中略)私は推賞したかった。芥川賞は別としても、この長篇力作は、十分表彰に価し、注目さるべきと思う。」 |
久米正雄 | 46歳 |
■ | 14 | 「此の作家たち(引用者注:中本たか子、間宮茂輔)が、再生の努力の前には、一方でない敬意を持ったが、今更此の人たちに、「芥川賞」でもあるまい。」「其素材のまま少し「あらがね」過ぎるが、努力恐るべきものがあった。尤も私は此の鉱山物を読み乍ら、そぞろにプロレタリア前派の、宮島資夫君の「坑夫」を思い出し、十数年の「時代」の科学的進歩を感ずると共に、芸術的退歩を悲しく感じた。」 |
室生犀星 | 48歳 |
― | 0 | |
横光利一 | 39歳 |
― | 0 | |
佐藤春夫 | 45歳 |
― | 0 | |
瀧井孝作 | 43歳 |
― | 0 | |
宇野浩二 | 46歳 |
◎ | 9 | 「私が、両方とも、作者が商売雑誌に書いていない上に、(引用者中略)今度の候補作品の中で最も勝れた小説であると思った、『沃土』も、『あらがね』も、長篇であるという事と、もう一つ外の理由で、賞に這入らなかった。」 |
小島政二郎 | 44歳 |
△ | 5 | 「心に残った。」「まず(原文傍点)くとも真実を書こうとしている意気込をスタイルに感じて心を引かれた。」 |
佐佐木茂索 | 43歳 |
― | 0 | |
菊池寛 | 49歳 |
― | ||
選評出典:『芥川賞全集 第二巻』昭和57年/1982年3月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和13年/1938年3月号) |