武田繁太郎（たけだしげたろう）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第25回

＝受賞者＝
石川利光
安部公房

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Last Update●[H26]2014/6/20

	Takeda Shigetaro
	生没年月日【注】	大正8年/1919年8月20日～昭和61年/1986年6月8日
	経歴	兵庫県神戸市生まれ。早稲田大学独文科卒。
	受賞歴・候補歴	\|候補\| 第25回芥川賞（昭和26年/1951年上期）「風潮」 \|候補\| 第26回芥川賞（昭和26年/1951年下期）「暗い谷間」 \|候補\| 第27回芥川賞（昭和27年/1952年上期）「朝来川」 \|候補\| 第28回芥川賞（昭和27年/1952年下期）「生野銀山」
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全5件同人雑誌評の記録▼全2件

第25回候補

「風潮(かざしお)」（『文學者』昭和26年/1951年5月号）

媒体・作品情報

誌名	「文學者」
巻号	第11号別表記5月号
作品名別表記	目次・本文「風（かざしほ）潮」
印刷/発行年月日	印刷昭和26年/1951年5月1日　発行昭和26年/1951年5月5日
発行者等	編輯兼発行人石川利光　印刷人森下笑吉　印刷所單式印刷株式会社（東京都）
発行所	十五日會（東京都）
総ページ数	96	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	30字 ×25行 ×2段
本文ページ	4～26 （計23頁）	測定枚数	80枚

書誌

昭和29年/1954年6月・筑摩書房刊『風潮』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　武田繁太郎　31歳
選考委員		評価	行数	評言
丹羽文雄	46歳	■	6	「落度なく書かれているが、どこか古風だ。」「もっとアクセントがあった方がよかった。この小説には、つづきがありそうだ。」
佐藤春夫	59歳	―	0
瀧井孝作	57歳	―	0
岸田國士	60歳	―	0
舟橋聖一	46歳	―	0
川端康成	52歳	―	0
宇野浩二	60歳	・	1
坂口安吾	44歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和26年/1951年10月号）

第26回候補

「暗(くら)い谷間(たにま)」（『早稲田文學』昭和26年/1951年11月号［復刊1号］）

媒体・作品情報

誌名	「早稻田文學」別表記表紙「早稻田文學」　奥付「早稻田文学」
巻号	第17巻第1号別表記11月号/復刊第1号
印刷/発行年月日	印刷昭和26年/1951年10月25日　発行昭和26年/1951年11月1日
発行者等	編集兼発行者岩城順一郎　印刷者田中栄次　印刷所新日本印刷工業株式会社（東京都）
発行所	早稻田文学社（東京都）
総ページ数	104	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	27字 ×24行 ×2段
本文ページ	14～26 （計13頁）	測定枚数	40枚

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　武田繁太郎　32歳
選考委員		評価	行数	評言
佐藤春夫	59歳	―	0
瀧井孝作	57歳	―	0
丹羽文雄	47歳	―	0
岸田國士	61歳	―	0
坂口安吾	45歳	―	0
石川達三	46歳	―	0
舟橋聖一	47歳	―	0
宇野浩二	60歳	―	0
川端康成	52歳	■	2	「素直で、好意は持った。」
選評出典：『芥川賞全集　第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和27年/1952年3月号）

第27回候補

「朝来川(あさこがわ)」（『文學界』昭和27年/1952年2月号）

媒体・作品情報

誌名	「文學界」別表記表紙「文藝春秋編輯」併記
巻号	第6巻第2号別表記2月号
作品名別表記	「朝來川」　本文ルビ有り「あさこがは」
印刷/発行年月日	印刷昭和27年/1952年1月20日　発行昭和27年/1952年2月1日
発行者等	編輯人鈴木貢　発行人池島信平　印刷人村尾一雄　印刷所大日本印刷株式会社
発行所	文藝春秋新社（東京都）
総ページ数	180	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	28字 ×24行 ×2段
本文ページ	24～41 （計18頁）	測定枚数	58枚

上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字（主に正字など）

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　武田繁太郎　32歳
選考委員		評価	行数	評言
瀧井孝作	58歳	―	0
丹羽文雄	47歳	―	0
舟橋聖一	47歳	●	7	「用語が出鱈目で、読みつづける勇気が出なかった。」
佐藤春夫	60歳	―	0
川端康成	53歳	―	0
石川達三	47歳	―	0
宇野浩二	60歳	●	7	「（引用者注：「宿題」と共に）回想小説のような形であるが、そうして、両方とも幼稚なところはあるけれど、（引用者中略）書き方がまわりくどいように、文章もまわりくどくて下手である。」
坂口安吾	45歳	■	6	「将来性のある人々だと思った。」「しかし、授賞は作品に対してなされるのであるから、今回授賞にもれたのは仕方がないと思う。」
選評出典：『芥川賞全集　第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和27年/1952年9月号）

第28回候補

「生野銀山(いくのぎんざん)」（『群像』昭和27年/1952年12月号）

媒体・作品情報

誌名	「群像」
巻号	第7巻第12号別表記12月号
印刷/発行年月日	印刷昭和27年/1952年11月5日　発行昭和27年/1952年12月1日
発行者等	編集兼発行人有木勉　印刷人大橋芳雄　印刷所共同印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社大日本雄辯會講談社（東京都）
総ページ数	198	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	28字 ×23行 ×2段
本文ページ	38～57 （計20頁）	測定枚数	61枚

書誌

昭和36年/1961年☆月・のじぎく文庫刊『郷土文学選集　第1』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　武田繁太郎　33歳
選考委員		評価	行数	評言
丹羽文雄	48歳	―	0
舟橋聖一	48歳	―	0
石川達三	47歳	―	0
瀧井孝作	58歳	―	0
佐藤春夫	60歳	―	0
川端康成	53歳	―	0
宇野浩二	61歳	●	3	「しまいには、武田繁太郎の『生野銀山』まで保留となりかかったので、私は「それはひどすぎる、」と発言した。」
坂口安吾	46歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和28年/1953年3月号）

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