宮内勝典（みやうちかつすけ）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第85回

＝受賞者＝
吉行理恵

シェアする

Last Update●[H26]2014/8/29

	Miyauchi Katsusuke
	生没年月日【注】	昭和19年/1944年10月4日～
	経歴	旧満州ハルビン生まれ、鹿児島県指宿市出身。鹿児島県立甲南高校卒。渡米を皮切りに5年間ほど世界各地を放浪。
	受賞歴・候補歴	\|候補\| 第11回文藝賞（昭和49年/1974年）「行者シン」第16回文藝賞（昭和54年/1979年）「南風」 \|候補\| 第2回野間文芸新人賞（昭和55年/1980年）『グリニッジの光りを離れて』 \|候補\| 第85回芥川賞（昭和56年/1981年上期）「金色の象」第3回野間文芸新人賞（昭和56年/1981年）『金色の象』 \|候補\| 第86回芥川賞（昭和56年/1981年下期）「火の降る日」第56回芸術選奨文部科学大臣賞［文学部門］（平成17年/2005年度）『焼身』第57回読売文学賞［小説賞］（平成17年/2005年）『焼身』第22回伊藤整文学賞［小説部門］（平成23年/2011年）『魔王の愛』
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全9件

第85回候補

「金色(きんいろ)の象(ぞう)」（『文藝』昭和56年/1981年2月号）

媒体・作品情報

誌名	「文藝」
巻号	第20巻第2号別表記2月号
印刷/発行年月日	発行昭和56年/1981年2月1日
発行者等	編集者金田太郎　発行者清水勝　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社河出書房新社（東京都）
総ページ数	296	表記上の枚数	表紙・目次 140枚	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	40～87 （計48頁）	測定枚数	134枚

書誌

昭和56年/1981年7月・河出書房新社刊『金色の象』所収

昭和57年/1982年4月・講談社刊『文学1982』所収

昭和63年/1988年4月・河出書房新社／河出文庫『金色の象』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　宮内勝典　36歳
選考委員		評価	行数	評言
安岡章太郎	61歳	―	0
丸谷才一	55歳	△	8	「題材はもう陳腐になつたヒッピー生活の後日譚だが、ところどころ文章がいい。話がごたごたと長く、焦点がまとまらず、ぢれつたくてぢれつたくて仕方がないけれど、最後にお寺で供養するあたりから急によくなつた。」
大江健三郎	46歳	―	0
吉行淳之介	57歳	―	0
中村光夫	70歳	△	3	「切実な題材をとりあげて一応の水準に達してゐます。」
遠藤周作	58歳	―	0
丹羽文雄	76歳	―	0
井上靖	74歳	―	0
瀧井孝作	87歳	―	0
開高健	50歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第十二巻』昭和58年/1983年1月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和56年/1981年9月号）

第86回候補

「火(ひ)の降(ふ)る日(ひ)」（『文藝』昭和56年/1981年12月号）

媒体・作品情報

誌名	「文藝」
巻号	第20巻第12号別表記12月特大号
印刷/発行年月日	発行昭和56年/1981年12月1日
発行者等	編集者福島紀幸　発行者金田太郎　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社河出書房新社（東京都）
総ページ数	424	表記上の枚数	表紙・目次 140枚	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×25行 ×2段
本文ページ	24～68 （計45頁）	測定枚数	125枚

書誌

昭和58年/1983年3月・河出書房新社刊『火の降る日』

平成5年/1993年1月・河出書房新社／河出文庫『火の降る日』

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　宮内勝典　37歳
選考委員		評価	行数	評言
吉行淳之介	57歳	―	0
丹羽文雄	77歳	―	0
大江健三郎	46歳	―	0
遠藤周作	58歳	―	0
瀧井孝作	87歳	■	5	「二十代の青年が書いたものならば、良いと思ったが、三十代半ばとしては、筆が走りすぎる。」
丸谷才一	56歳	―	0
安岡章太郎	61歳	―	0
井上靖	74歳	―	0
開高健	51歳	―	0
中村光夫	70歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第十二巻』昭和58年/1983年1月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和57年/1982年3月号）

シェアする

トップページ｜直木賞・芥川賞受賞作一覧｜受賞作・候補作一覧｜受賞作家の群像｜選考委員の群像
選評の概要｜サイトマップ || 候補作家の一覧へ｜前の回へ｜次の回へ