生没年月日【注】 | 明治37年/1904年1月1日~昭和42年/1967年10月16日 | |
受賞年齢 | 45歳6ヵ月 | |
経歴 | 東京生まれ。明治大学商学部卒。 | |
受賞歴・候補歴 |
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処女作 | 「トンカツ大将」(昭和5年/1930年) | |
備考 | 富田常雄といえば、『姿三四郎』の作者として有名。 受賞は、『姿三四郎』よりも後でした。 ちなみに、当サイト管理者編のメディアファクトリー刊『消えた受賞作 直木賞編』(平成16年/2004年)には、 第21回受賞の「面」「刺青」両作を所収し、 その解説めいたところで、「この2つの作品が収められた富田常雄の単行本はない」うんぬんと、知ったような口を叩きましたが、 のちの調査でそれがまったくのデマであり、 湊書房刊『富田常雄作品集』(昭和28年/1953年)にしっかりと2つの作品が収録されていることを知りました。 間違えることも文学研究には避けて通れぬ道なのさ、と、ひとりうそぶきながらも、 ともかく、誤りをそのまま載せてしまったことを、 深くお詫びいたします。 (2007.1.10記) 第21回受賞作は、多くの文献では「面」「刺青」と書かれていますが、 受賞決定の発表された『文藝讀物』昭和24年/1949年9月号には、 「面」「刺青」その他 と書かれているので、 当サイトではその記述を生かしています。 (2007.2.6記) |
「面」(『小説新潮』昭和23年/1948年5月号)その他媒体・作品情報
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
書誌 昭和23年/1948年10月・大元社刊『現代小説代表作選集3』所収
『読切読物倶楽部』昭和28年/1953年新春増刊号<大衆文芸受賞作品選集>[1月]
昭和28年/1953年1月・湊書房刊『富田常雄作品集』所収
昭和31年/1956年11月・大日本雄弁会講談社/ロマン・ブックス『直木賞作品集(1)』所収
『オール讀物』平成1年/1989年臨時増刊号<直木賞受賞傑作短篇35>[3月]
平成16年/2004年7月・メディアファクトリー/ダ・ヴィンチ特別編集7『消えた受賞作 直木賞編』所収
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「刺青」(『オール讀物』昭和22年/1947年12月号)その他媒体・作品情報
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
書誌 昭和23年/1948年9月・大元社刊『現代小説代表作選集2』所収
『富士』昭和26年/1951年12月増刊「大衆文藝出世作全集」
昭和28年/1953年1月・湊書房刊『富田常雄作品集』所収(作品名読み:いれずみ)
昭和31年/1956年11月・大日本雄弁会講談社/ロマン・ブックス『直木賞作品集(1)』所収
平成12年/2000年9月・三天書房刊『耽美傑作短篇集1 刺青』所収
平成16年/2004年7月・メディアファクトリー/ダ・ヴィンチ特別編集7『消えた受賞作 直木賞編』所収 該当期の他の短篇作品 「閑古鳥」(『サロン』昭和21年/1946年11月号)
「雄」(『新風』昭和22年/1947年1月新年読物増刊号)
「秘事(ひめごと)」(『ダイヤ』昭和22年/1947年6・7月号)
「銀座童話(ギンザメエルヘン)」(『東京』昭和22年/1947年7・8月合併号)
「野ばら」(『ストーリー』昭和22年/1947年10月号)
「鬼の首」(『サンデー毎日』昭和22年/1947年49・50号[11月23日号])
「釣二題 乗合船・草鞋」(『春』昭和22年/1947年12月号)
「星のいる窓」(『モダン日本』昭和23年/1948年1月号)
「恐ろしき悪魔」(『ロック』昭和23年/1948年1月号)
「足を冷す男」(『サンルーム』昭和23年/1948年1月号)
「花影」(『トップライト』昭和23年/1948年2月号)
「明日香」(『サロン別冊』1集[昭和23年/1948年3月])
「残夢」(『サロン』昭和23年/1948年9月臨時増刊号)
「百万人の舞踏」(『読物と漫画』昭和22年/1947年深秋号[10月])
「狐狗狸(こっくり)」(『オール讀物』昭和23年/1948年11・12月号)
「孤雁」(『人情講談』1号[昭和23年/1948年11月])
「白虎」(『人情講談』2号[昭和23年/1948年12月])
「街の獅子」(『人情講談』昭和24年/1949年1月号)
「純情一代」(『花形作家傑作集』2号[昭和24年/1949年1月])
「女優 純情可憐」(『人情講談』昭和24年/1949年3月号)
「妻の告白」(『モダン小説』昭和24年/1949年3月号)
「清く咲ける」(『読切小説集』昭和24年/1949年3月号)
「朝の花々」(『人情講談』昭和24年/1949年5月号)
「春愁」(『クラブ』昭和24年/1949年6月号)
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