生没年月日【注】 | 昭和22年/1947年3月20日~ | |
経歴 | 福井県福井市生まれ。早稲田大学教育学部卒。テレビ番組の構成マン、雑誌記者を経験し、作家に。 | |
受賞歴・候補歴 | ||
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処女作 | 「安楽処方箋」(『小説現代』昭和60年/1985年6月号) |
「サイレント・サウスポー」(『小説現代』昭和60年/1985年8月号)媒体・作品情報
書誌 昭和61年/1986年11月・講談社刊『安楽処方箋』所収
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「詐病」(『小説現代』昭和61年/1986年5月号)媒体・作品情報
書誌 昭和61年/1986年11月・講談社刊『安楽処方箋』所収 |
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「ジェンナーの遺言」
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印刷/発行年月日 | 発行 昭和61年/1986年11月30日(第1刷) | ||||
発行者等 | 発行者 西永達夫 印刷 凸版印刷 製本 大口製本 | ||||
発行所 | 株式会社文藝春秋(東京都) | 形態 | 四六判 上製 | ||
装幀/装画等 | 装幀 坂田政則 | ||||
総ページ数 | 261 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
43字 ×17行 ×1段 |
本文ページ | 5~173 (計169頁) |
測定枚数 | 277枚 |
書誌
初出『別冊文藝春秋』175号[昭和61年/1986年3月]/単行本収録にあたり加筆
平成10年/1998年1月・祥伝社/ノン・ポシェット『ジェンナーの遺言』所収
他の収録作品
「いびき教授」(『オール讀物』昭和61年/1986年4月号)
「夜行金沢行き」(書き下ろし)
候補者 山崎光夫 39歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
池波正太郎 | 63歳 |
― | 0 | |
山口瞳 | 60歳 |
― | 0 | |
渡辺淳一 | 53歳 |
― | 0 | |
村上元三 | 76歳 |
● | 6 | 「読みはじめて、これはおそろしい題材だな、と思ったが、期待は途中で消えてしまった。この作者は、もっと文章と会話を練る必要がある。」 |
井上ひさし | 52歳 |
● | 4 | 「題材の大きさに引き摺られ文体にいつもの艶が失せた。」 |
藤沢周平 | 59歳 |
■ | 7 | 「緊迫感のある書き出しから最後にウイルスを破壊するまで一気に読ませる。しかし中盤で話がややごたつき、また時どき紋切り型の表現があるのが惜しまれる。」 |
陳舜臣 | 62歳 |
● | 9 | 「背景が際立って、その前にあらわれる人間の存在感が薄くかんじられた。作者はテーマに惚れこみすぎたのではあるまいか。」 |
黒岩重吾 | 62歳 |
□ | 7 | 「私は一気に読んだ。面白かったが主人公も、部長、看護婦も同じような人物に見える。」「この作品がもつ暖かさは買いたい。」 |
五木寛之 | 54歳 |
△ | 5 | 「出だしの迫力(引用者中略)も、決して前記二作(引用者注:「アローン・アゲイン」「カディスの赤い星」)と格段の差のあるものではなく、」 |
選評出典:『オール讀物』昭和62年/1987年4月号 |
文量 | |
中篇 | |
章立て | |
「一」~「十四」 | |
時代設定 | 場所設定 |
[同時代] | 東京~千葉 |
登場人物 | |
●柚木貴英(都立荏原病院感染症科医師) ●須永啓一(日本予防衛生研究所ウイルス部長) ●酒井俊男(A市民病院麻酔科医) ●丹波重治(元S大学微生物学教授) ●木俣秀親(丹波の戦時中の共同研究者) ●宮野安希子(都立荏原病院看護婦) ●佐田道子(ウイルス病患者、酒井の恋人) |