生没年月日【注】 | 明治39年/1906年11月16日~昭和55年/1980年1月30日 | |
経歴 | 本名=八田秀吉。福岡県生まれ。旧制福岡県立小倉工業学校機械科卒。 | |
受賞歴・候補歴 | ||
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個人全集 | 『岩下俊作選集』全5巻(平成9年/1997年7月~平成10年/1998年4月・北九州都市協会刊) |
「富島松五郎伝」(『九州文學』昭和14年/1939年10月号)媒体・作品情報
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
書誌 『オール讀物』昭和15年/1940年6月号
昭和16年/1941年1月・小山書店刊『富島松五郎伝』所収
昭和21年/1946年11月・コバルト社刊『無法松の一生』所収「無法松の一生」
昭和24年/1949年4月・啓示社刊『無法松の一生』所収「無法松の一生」
昭和26年/1951年9月・春陽堂書店/春陽文庫『無法松の一生』所収「無法松の一生」
昭和33年/1958年3月・五月書房刊『無法松の一生』所収「無法松の一生」
昭和33年/1958年4月・角川書店/角川文庫『無法松の一生』所収「無法松の一生」
昭和48年/1973年9月・講談社刊『大衆文学大系29 短篇(上)』所収「無法松の一生」
昭和49年/1974年12月・梓書院刊『記録九州文学 創作篇「九州文学」小史』所収
昭和56年/1981年9月・中央公論社/中公文庫『富島松五郎伝』所収
平成7年/1995年7月・ぎょうせい刊『ふるさと文学館 第四七巻 福岡2』所収
平成9年/1997年7月・北九州都市協会刊『岩下俊作選集 第1巻』所収「無法松の一生」
平成10年/1998年3月・リブリオ出版/大きな活字で読みやすい本『くらしっく時代小説 第9巻 岩下俊作集』所収「無法松の一生」
平成18年/2006年11月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『富島松五郎伝(上)』所収
平成21年/2009年8月・勉誠出版/人間愛叢書『無法松の一生』所収「無法松の一生」
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「富島松五郎伝」(『オール讀物』昭和15年/1940年6月号)媒体・作品情報
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
書誌 書誌情報は上記(第10回候補)と同じ |
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「辰次と由松」(『オール讀物』昭和15年/1940年10月号)媒体・作品情報
書誌 昭和15年/1940年12月・時代社刊『国民文学代表作選集 昭和十五年度』所収
昭和16年/1941年12月・新小説社刊『辰次と由松』所収
昭和21年/1946年11月・コバルト社刊『無法松の一生』所収
昭和24年/1949年4月・啓示社刊『無法松の一生』所収
平成9年/1997年7月・北九州都市協会刊『岩下俊作選集 第1巻』所収
平成10年/1998年3月・リブリオ出版/大きな活字で読みやすい本『くらしっく時代小説 第9巻 岩下俊作集』所収
平成21年/2009年8月・勉誠出版/人間愛叢書『無法松の一生』所収「無法松の一生」 |
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「諦めとは言へど」(『オール讀物』昭和16年/1941年3月号)媒体・作品情報
書誌 昭和16年/1941年12月・新小説社刊『辰次と由松』所収
昭和21年/1946年11月・コバルト社刊『無法松の一生』所収
昭和24年/1949年4月・啓示社刊『無法松の一生』所収
平成10年/1998年4月・北九州都市協会刊『岩下俊作選集 第5巻』所収 |
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「西域記」
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測定媒体 | 平成10年/1998年2月・北九州都市協会刊『岩下俊作選集 第4巻』 | ||||
形態 | 菊判 上製 函入り | ||||
総ページ数 | 296 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
26字 ×21行 ×2段 |
本文ページ | 5~278 (計274頁) |
測定枚数 | 713枚 |
書誌
平成10年/1998年2月・北九州都市協会刊『岩下俊作選集 第4巻』所収
収録作品の書誌
沙漠篇
『九州文學』昭和15年/1940年9月号~12月号
昭和16年/1941年1月・小山書店刊『富島松五郎伝』所収「西域記 沙漠篇」
昭和56年/1981年9月・中央公論社/中公文庫『富島松五郎伝』所収「西域記 沙漠篇」
平成18年/2006年11月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『富島松五郎伝(下)』所収「西域記 沙漠篇」
辺陬篇
『九州文學』昭和16年/1941年2月号、4月号、7月号、9月号
会話篇
『九州文學』昭和18年/1943年1月号、4月号、6月号、昭和19年/1944年8月号、昭和21年/1946年9月号
候補者 岩下俊作 36歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
井伏鱒二 | 45歳 |
― | 0 | |
濱本浩 | 52歳 |
△ | 7 | 「長篇の最初の二三回で問題にするのは早計である。然しながら、氏の如き特質ある作家が酬いられない筈はない。」 |
岩田豊雄 | 50歳 |
◎ | 14 | 「作品の素地に流るゝものは、よき意味の大衆文学精神なり、しかも、この作者の「富島松五郎伝」は画期的にして、その後あれだけの作品を書いたものはない、」 |
吉川英治 | 50歳 |
△ | 3 | 「しばらくあずかる。これを直木賞でとりあげていゝか何うかも考えさせられる。」 |
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年12月号再録(初出:『文藝春秋』昭和18年/1943年9月号) |
文量 |
長篇 |
登場人物 |
●蔡晃(道士、太宗の派遣した西域使節) |
沙漠篇 | |
章立て | |
なし | |
時代設定 | 場所設定 |
西暦7世紀[唐代] | 輪台〈ウルムチ〉~敦煌~清鎮軍城 |
登場人物 | |
●把爾迦(契芯族、蔡晃の従者) ●豕耽(沙漠を旅する隊商の一員) ●閑旦(豕耽が出会った老人、宝石「吮血の珠」伝説の語り手) |
辺陬篇 | |
章立て | |
なし | |
時代設定 | 場所設定 |
西暦7世紀[唐代] | 昌邑~坎寒村~幽昆村 |
登場人物 | |
●豕耽(蔡晃の従僕) ●汗炮(坎寒村の若者) ●餓崙樹(肉を食する大木) |
会話篇 | |
章立て | |
「年齢等しき父と、子の話 人間の真心は天地の理法を破る」「不幸にして善良なる男の話 宇宙の真理は人間の願望思惟の外に厳存する」「命短き虫の永き生涯の話 三界は唯心の縁に結ばる」「種子をめぐる大勢の人の話 アラーは至大なり」「范陽の老尸媚 道ノ常ハ名無シ、樸ハ小ナリト雖モ、天下敢ヘテ臣トセズ」 | |
時代設定 | 場所設定 |
西暦7世紀[唐代] | 弓月城 |
登場人物 | |
●銅倖(老富村民、26歳の体を持つ56歳) ●アニトス(アテネ市民、不運と不幸の男) ●阿摩堤(六本の指をもつ若者、前世は子猿・蛙) ●ハッサン(年若い旅行者) ●許生(進士試験に落ちた青年) |