芥川賞のすべて・のようなもの
第145回
=候補者=
石田 千
戌井昭人
円城 塔
水原 涼
本谷有希子
山崎ナオコーラ
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Last Update
●
[H26]2014/6/20
Mizuhara Ry
o
生没年月日
【注】
平成1年/1989年☆月☆日~
経歴
北海道大学文学部在学中。
受賞歴・候補歴
第112回
文學界新人賞
(平成23年/2011年)「甘露」
|候補|
第145回
芥川賞
(平成23年/2011年上期)「甘露」
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文学賞の世界
▼
全
3
件
第
145
回候補
「
甘露
(
かんろ
)
」
(『文學界』平成23年/2011年6月号)
媒体・作品情報
誌名
「文學界」
巻号
第65巻 第6号
別表記
6月号
印刷/発行年月日
発行
平成23年/2011年6月1日
発行者等
編集人
舩山幹雄
発行人
明円一郎
印刷人
北島義俊
印刷所
大日本印刷
株式会社
発行所
株式会社
文藝春秋
(東京都)
総ページ数
328
表記上の枚数
―
基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×25行
×2段
本文ページ
46~77
(計
32
頁)
測定枚数
103
枚
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
水原涼
21歳
選考委員
評価
行数
評言
小川洋子
49歳
●
9
「もっとおぞましい小説であってほしかった。二度とこんな小説、読みたくないと思わせるほどのおぞましさが必要だった。」
山田詠美
52歳
●
17
「どうにもこうにも擁護しようのない理解不能の比喩や描写が続出。これだけグロテスクなエピソードを扱うなら、もっと文章力を身に付けないと。あなたが純文学らしいと思っているものは、おおいなる錯覚。」
石原慎太郎
78歳
●
8
「田舎の平凡で古い家での父親と心に障害を持つ姉との近親相姦を描いているが、古い家でのこうした深刻な閉ざされた劇の、主人公を含めて周囲の家族への余波が全く感じられないのはどういうことか。」
黒井千次
79歳
●
7
「近親相姦の問題に足をすくわれて小説が崩れている。」
宮本輝
64歳
●
5
「父子相姦というものを単なる小道具として使っていて、書き手の魂胆に不潔なものを感じた。」
高樹のぶ子
65歳
●
10
「描かれる家族とその関係に、いまひとつ陰影が無く、こういう素材は妖しく湿潤な文体が必要だが、比喩表現において持って回った言い方ばかりが目立ち、匂いや色を伝えてこなかった。」
池澤夏樹
66歳
―
0
島田雅彦
50歳
■
7
「(引用者注:石田千と共に)それぞれ自身が獲得したスキルのバージョンアップを図り、描く対象への感情的踏み込みと批評的突き放しのヒット・アンド・アウェイを徹底させれば、吉。」
村上龍
59歳
―
0
川上弘美
53歳
■
7
「何かを鮮明に描こうとして、描ききれなかったのではないか、という印象を持ちました。とても明確なふうに書いているのに、どこかに靄がかかっている。」
選評出典:『文藝春秋』平成23年/2011年9月号
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