池山廣（いけやまひろし）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第22回

＝受賞者＝
井上　靖

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Last Update●[H29]2017/9/24

	Ikeyama Hiroshi
	生没年月日【注】	大正3年/1914年9月2日～昭和55年/1980年☆月☆日
	経歴	國學院大學国文科卒。
	受賞歴・候補歴	\|候補\| 第2回横光利一賞（昭和24年/1949年）「日本の牙」 \|候補\| 第22回芥川賞（昭和24年/1949年下期）「日本の牙」
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全2件
	備考	,

第22回候補

「日本(にほん)の牙(きば)」（『作品』4号［昭和24年/1949年10月］）

媒体・作品情報

誌名	「作品」
巻号	第4号別表記1949年・秋冬号/第4集
印刷/発行年月日	印刷昭和24年/1949年10月15日　発行昭和24年/1949年10月25日
発行者等	編集者八木岡英治　発行者栃木一衞　印刷者山本義治（川崎市）
発行所	作品社（東京都）
総ページ数	246	表記上の枚数	目次 130枚	基本の文字組（1ページ当り）	56字 ×20行 ×1段
本文ページ	91～145 （計55頁）	測定枚数	131枚

書誌

『別冊文藝春秋』15号［昭和25年/1950年3月］再録

昭和25年/1950年11月・冬芽書房／冬芽新集『日本の牙』

平成29年/2017年3月・東洋書院刊『岩手の純文学』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　池山廣　35歳
選考委員		評価	行数	評言
瀧井孝作	55歳	△	16	「こんどは候補の佳作も発表したら宜かろうと云うことで、私は（引用者中略）あげてみました。」「被征服民族の悲痛が描かれ、これは素材からみても、現在でなければ発表できない作品で、これを読んで、現在の日本の位置と姿も考えられるような、国際的の小説とも云うべきものではないかと思いました。」
佐藤春夫	57歳	―	0
石川達三	44歳	△	15	「正直なところ私は簡単に批判を下し得ない。」「選者が批判に困るような制作が書かれているという事がしきりに嬉しかった。日本の文学は、いわゆるアプレ・ゲエル派の作品によってではなく、むしろこういう作品の傾向から伸びたり厚味を加えたりして行くのではなかろうかと、ちょっと考えた。」「（引用者注：授賞作と迷うほど）相当のものである。」
岸田國士	59歳	△	3	「苛烈な国籍不明の反日感情に、（引用者中略）非常に興味をひかれた。」
舟橋聖一	45歳	□	2	「三篇（引用者注：「猟銃」「挽歌」「日本の牙」）を私は推した。」
丹羽文雄	45歳	―	0
宇野浩二	58歳	■	4	「これは、実感のようなものがありすぎて、せっかくの材料を、題なしにした。書かれてある題材は、めずらしく、おもしろいものであるが、作者の見方があまりに一方的であるのが失敗である。」
坂口安吾	43歳	―	0
川端康成	50歳	●	2	「小説としては苦情がある。」
選評出典：『芥川賞全集　第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和25年/1950年4月号）

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