生没年月日【注】 | 大正14年/1925年☆月☆日~平成22年/2010年12月2日 | |
経歴 | 本名=井上武弘。広島県呉市生まれ。旧制広島高校卒。伊勢新聞編集局長、三重県文化課長、文化会館長を経験後、フリー。 | |
受賞歴・候補歴 |
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「銀色の構図」(『東海文学』21号[昭和40年/1965年3月])媒体・作品情報
書誌 平成7年/1995年6月・ぎょうせい刊『ふるさと文学館 第二八巻 三重』所収 |
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「死の武器――特殊潜航艇異聞」
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誌名 | 「東海文学」 | ||||
巻号 | 第33号 | ||||
副題等 | 表紙 「―特殊潜航艇異聞」 目次・本文 「(特殊潜航艇異聞)」 | ||||
印刷/発行年月日 | 発行 昭和43年/1968年2月10日 | ||||
発行者等 | 編集発行 江夏美好 | ||||
発行所 | 東海文学の会(名古屋市) | ||||
総ページ数 | 175 | 表記上の枚数 | 表紙 240枚 | 基本の文字組 (1ページ当り) |
31字 ×25行 ×2段 |
本文ページ | 69~136 (計68頁) |
測定枚数 | 251枚 |
書誌
昭和63年/1988年10月・ユーウ企画出版部刊、星雲社発売『同行二人――特殊潜航艇異聞』に改題
候補者 井上武彦 (43歳) | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
石坂洋次郎 | 68歳 |
・ | 6 | |
源氏鶏太 | 56歳 |
○ | 7 | 「一種の感動をもって読んだ。特殊潜航艇に乗せられる二人とその周囲の人人の心理の過程が、しつっこいと思われるほど克明に描いてあり、読者の胸を打つものがこの作品の中にある。」 |
海音寺潮五郎 | 66歳 |
● | 2 | 「直木賞のものではないようだ。」 |
大佛次郎 | 70歳 |
■ | 13 | 「力作である。もっと省略をほどこした文体で描いたとしたら、感動は更に深く生々としたろう。これは叙述が精細過ぎて、読む者を疲れさせ、筆者が志す眼目を見失わせるのである。」 |
川口松太郎 | 68歳 |
― | 0 | |
村上元三 | 58歳 |
● | 4 | 「作者の主観をもっと押し静めて、素直に書くべき材料ではなかろうか。」 |
今日出海 | 64歳 |
― | 0 | |
中山義秀 | 67歳 |
■ | 7 | 「「死の記録」と題して作中に挿入されている日記がよい。」「構成にまとまりがなく描写も一本調子だ。作品としては未だしといったところ。」 |
柴田錬三郎 | 51歳 |
― | 0 | |
水上勉 | 49歳 |
● | 3 | 「読むのに骨が折れたが、しかし最後まで読んだ。」 |
松本清張 | 58歳 |
― | 0 | |
選評出典:『オール讀物』昭和43年/1968年10月号 |
文量 | |
中篇 | |
章立て | |
「1」~「13」 | |
時代設定 | 場所設定 |
[同時代]~昭和16年 | 佐世保~瀬戸内海~太平洋 |
登場人物 | |
●私(語り手、佐野、海軍軍医大尉、伊号第二十四潜水艦の軍医長) ●坂田(少尉、特殊潜航艇長) ●稲田(二等兵曹、特殊潜航艇の坂田の同乗者) ●機関長(仏教信者) |