芥川賞のすべて・のようなもの
第19回
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Last Update[H26]2014/6/20

小尾十三
Obi Juzo
生没年月日【注】 明治42年/1909年10月26日~昭和54年/1979年3月8日
受賞年齢 34歳9ヵ月
経歴 山梨県北巨摩郡穂足村(現・北杜市)生まれ。甲府商業学校中退。長野鉄道局教習所を皮切りに職を転々。戦前には朝鮮で教師、放送局員、森永製菓等に勤務。昭和25年/1950年~昭和44年/1969年、甲府商業高校の教諭を務める。
受賞歴・候補歴
  • 第19回芥川賞(昭和19年/1944年上期)「登攀」
備考
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とうはん
登攀」(『國民文學』昭和19年/1944年2月号)
媒体・作品情報
誌名 「國民文學」
巻号 第4巻 第2号  別表記2月号
印刷/発行年月日 印刷 昭和19年/1944年1月25日 発行 昭和19年/1944年2月1日
発行者等 編輯兼発行人 崔 載瑞 印刷人 天山 印刷所 毎日新報社(京城府) 配給元 日本出版配給株式会社朝鮮支店
発行所 株式会社人文社(京城府)
総ページ数 143 表記上の枚数 表紙・目次 150枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×19行
×2段
本文ページ 78~143
(計66頁)
測定枚数 158
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>『文藝春秋』昭和19年/1944年12月号
>>昭和19年/1944年☆月・人文社刊『新半島文学選集 第2輯』所収
>>昭和20年/1945年2月・満洲文藝春秋社刊『雑巾先生』所収
>>昭和24年/1949年11月・小山書店刊『芥川賞全集 第6巻』所収
>>昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第3巻』所収
>>平成8年/1996年3月・新宿書房刊『<外地>の日本語文学選3 朝鮮』所収
>>平成13年/2001年9月・ゆまに書房刊『日本植民地文学精選集29 朝鮮編9 新半島文学選集 第2輯』所収
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候補者 小尾十三 男34歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男52歳
14 「(引用者注:「劉廣福」と共に)正しく今日書かれなければならぬ作品を作者がこれ程熱を持って書いたのがまず珍重である。」「(引用者注:受賞した)二篇の巧拙優劣は各人各説決定し難い。」「むつかくしくもあろうが部分的にはむら(原文傍点)の多い出来栄である。」「いい素質の好もしい作者とは思うが作の遠近法などめちゃめちゃで未だしいところが多すぎる。」
川端康成
男45歳
13 「言わばこの人の玉石が混淆している「登攀」、長距離選手の出発のような作品を、今遽に推薦するのは多少躊躇される」「(引用者注:「劉廣福」を推すとすると)底深く重い光を出して来て、到底逸し難く思われるのだった。」「外地の作品を、今回また二篇も選ぶことになったのは、予期しない、しかし必然の結果であったろう。候補作中新文学の萌芽は、やはりこれらの作品にあった。」
横光利一
男46歳
3 「百五十枚の長さにしては誠実な大問題がひしめき、暗怪に衝突し合う息苦しさの魅力、度を過ぎて襲来する作品である。」
河上徹太郎
男42歳
11 「荒っぽい、題材の生々しい小説である。話が未解決で、途中随所に作者の荒々しい吐息が聞えるのは、此の材料が生きた事実であることの証拠であろう。」「彼はあるが儘に登場人物の中学生を持ちあぐんで、此の作品と共に混沌の中におっぽり出しているが、そこに此の作品の生命があるのであって、彼自身は別にそこから抜け出して、次作「雑巾先生」で解決の報告をしている。」「芸術的に不備な点が相当目立つに拘らず、矢張推したい気持を抱かせた。」
片岡鐵兵
男50歳
6 「二つの作品(引用者注:「劉廣福」と「登攀」)自身はそれぞれ行き方がちがうようだが、人間のこの時代に生きる精神を掴もうとする点、何が生きる精神であるかの決定のし方においては同じである。」
瀧井孝作
男50歳
4 「(引用者注:「劉廣福」と共に)読んでそれぞれ面白味も腕前の力もあるが、この二篇を「昔の人」と比べると、短篇としての冴えと匂いとが稍劣ると思った。」
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和19年/1944年9月号)
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