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第157回
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Last Update[H29]2017/12/17

佐藤巖太郎
Sato Gantaro
生没年月日【注】 昭和37年/1962年☆月☆日~
経歴 福島県生まれ。中央大学法学部法律学科卒。会社員を経て、平成23年/2011年にオール讀物新人賞を受賞して作家デビュー。
受賞歴・候補歴
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直木賞 第157回候補  一覧へ

あいづしっけん えいよ
会津執権の 栄誉』(平成29年/2017年4月・文藝春秋刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 表紙 「あいづしっけんのえいよ」併記 奥付 ルビ有り「あいづしっけん」「えいよ」
印刷/発行年月日 発行 平成29年/2017年4月20日(第1刷)
発行者等 発行者 大川繁樹 印刷所 凸版印刷 製本所 新広社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画 矢部弘幸(SPACE SPARROWS) 装丁 関口聖司
総ページ数 259 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
42字
×17行
×1段
本文ページ 5~259
(計255頁)
測定枚数 402
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収録作品の書誌
湖の武将
初出『オール讀物』平成25年/2013年8月号
報復の仕来り
初出『オール讀物』平成26年/2014年11月号
芦名の陣立て
初出『オール讀物』平成27年/2015年5月号
退路の果ての橋
初出『オール讀物』平成28年/2016年4月号
会津執権の栄誉
初出『オール讀物』平成28年/2016年11月号「会津執権の名誉」
政宗の代償
書き下ろし
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候補者 佐藤巖太郎 男55歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男65歳
16 「著者初の単行本(引用者中略)にしては垢抜けた作品である。」「御家滅亡という悲劇の中で苦悩する登場人物のそれぞれが有機的に結びつかず、結局は群像劇で終わってしまったきらいがあった。」
伊集院静
男67歳
17 「文章の丁寧さもそうだが、昨今の小説に欠落しているように思える、気骨、小説の品性が感じられた。」「ただもう少し自分の故郷を見直し、ちいさな棚田、雪解けの小川を見つめる少女、老人の目のようなものを養って欲しい。」
北方謙三
男69歳
19 「題材に取り組む姿勢に好感が持て、作者の誠実さも見えた。」「小説的な視線を持っている人だが、その小説性が拡がりを欠く。会津という狭い地域を扱ったからでなく、描写される人物が、どこか拡がりを欠いているのだ。」
林真理子
女63歳
11 「正直読みづらかった。登場人物が多いうえに、あまり有名な人がいない。」「武士の美学がやや平凡なような気がするが、整正な文章は歴史小説の書き手にふさわしい。」
桐野夏生
女65歳
11 「文章は簡潔で毅然としている。が、人物描写があまりに少ないので、登場人物を一人一人思い浮かべることができない。」
宮部みゆき
女56歳
22 「(引用者注:「敵の名は、宮本武蔵」と共に)一読者としての感想をまとめたら、どちらの作品にも「序盤を読むのがしんどい」という評が出てきてしまいました。どれほど重厚な題材を扱っていても、エンタテイメント小説は「楽しい川下り」であってほしいと私は思います。」
東野圭吾
男59歳
18 「舞台のスケールは大きいが、描かれている人間ドラマは案外卑小だ。それをどう評価するかだが、私は物足りなさを感じた。」「視点人物の内面描写が長々と続くのも、エピソードの小ささを補うためのように感じた。」
宮城谷昌光
男72歳
54 「福島県の外にいる人々にとって、それら(引用者注:各短編の主役)の名は伊達政宗をのぞいてすべて無名にひとしい。そういう深刻な認識から作者は小説をたちあげていったか、と問いたい。」「この短編集の陰の柱は、佐竹家から芦名家にはいった佐竹義広であったはずだ。(引用者中略・注:その)芦名家の家主をなおざりにしたのは、どうしてであろうか。私にとって最大の不満はそれである。」
高村薫
女64歳
10 「まさに王道のザ・時代小説であるが、評者は、戦国武将の行動原理を人間の心の闇という近代の発想で捉える時代感覚に馴染めなかった。戦国武将たちは、もっと能動的で動物的な血の臭気に包まれていてほしい。」
選評出典:『オール讀物』平成29年/2017年9月号
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文量
連作短篇集〔6篇〕
時代設定 場所設定
戦国 
湖の武将
章立て
「一」~「六」
時代設定 場所設定
  猪苗代~会津黒川
登場人物
富田将監隆実(会津芦名家の重臣)
猪苗代弾正盛国(芦名家血族)
猪苗代左馬介盛胤(盛国の嫡子)
報復の仕来り
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
  黒川
登場人物
桑原新次郎(芦名家中の馬廻役)
松尾玄蕃(組頭格、新次郎の幼馴染)
野村銀之助(牢人者)
芦名の陣立て
章立て
「一」~「七」
時代設定 場所設定
  安積~黒川
登場人物
白川芳正(芦名家・金上盛備の大将補佐役)
舟山蔵人(新参家臣・大縄家の重臣)
沼崎喜左衛門(芳正の家臣)
退路の果ての橋
章立て
「一」~「六」
時代設定 場所設定
  摺上原
登場人物
小源太(会津の足軽)
仙蔵(小源太の足軽仲間)
市川誠士郎(宿老平田家の侍大将)
会津執権の栄誉
章立て
「一」~「六」
時代設定 場所設定
  摺上原~京~安積~黒川
登場人物
金上盛備(芦名家家臣筆頭、「会津の執権」の異名をもつ)
秀吉(関白)
政宗の代償
章立て
「序」「一」~「七」
時代設定 場所設定
  小田原
登場人物
伊達藤次郎政宗(芦名家を破って会津を占領した奥羽の武将)
徳川家康(秀吉に恭順する大名)
秀吉(関白)




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