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Last Update[H29]2017/6/20

宮部みゆき
Miyabe Miyuki
生没年月日【注】 昭和35年/1960年12月23日~
在任期間 第140回~(通算9年・18回)
在任年齢 48歳0ヶ月~
経歴 本名=矢部みゆき。東京都生まれ。東京都立墨田川高校卒。
受賞歴・候補歴
処女作 「我らが隣人の犯罪」(『オール讀物』昭和62年/1987年12月号)
直木賞候補歴 第105回候補 『龍は眠る』(平成3年/1991年2月・出版芸術社刊)
第106回候補 『返事はいらない』(平成3年/1991年10月・実業之日本社刊)
第108回候補 『火車』(平成4年/1992年7月・双葉社刊)
第115回候補 『人質カノン』(平成8年/1996年1月・文藝春秋刊)
第116回候補 『蒲生邸事件』(平成8年/1996年10月・毎日新聞社刊)
第120回受賞 『理由』(平成10年/1998年6月・朝日新聞社刊)
サイト内リンク 小研究-記録(候補回数)
小研究-ミステリーと直木賞
直木賞受賞作全作読破への道Part1
備考
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下記の選評の概要には、評価として◎か○をつけたもの(見方・注意点を参照)、または受賞作に対するもののみ抜粋しました。さらにくわしい情報は、各回の「この回の全概要」をクリックしてご覧ください。

直木賞 140 平成20年/2008年下半期   一覧へ
選評の概要 二人の求道者 総行数160 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女48歳
候補 評価 行数 評言
男48歳
55 「『悼む人』と『利休にたずねよ』にマルをつけて(引用者注:選考会に)臨みました」「厳しいテーマに真正面から向き合い、一本気に書ききった誠意と情熱に感服いたしました。」「一読者としての私は、作者から投げかけられるテーマを真摯に受け止め、深く考えることは読書の大きな意義だと思います。が、それと同時に、作品を通して作者と共に手を打って笑い、輪になって踊りたいと思うときもあるのです。(引用者中略)天童さんには、御受賞を機会に、そういう方向にも今いちど目を向けていただけると、さらに嬉しい。」
男52歳
56 「『悼む人』と『利休にたずねよ』にマルをつけて(引用者注:選考会に)臨みました」「山本さんは死が〈解〉となる利休の人生を再構成しなければならなかったわけですが、この際に、〈時間遡行〉という手法を用いました。(引用者中略)これが大成功につながりました。」「大胆な発想と、それを支え得る筆力が揃って、初めて生まれた秀作だと思います。」
選評出典:『オール讀物』平成21年/2009年3月号
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直木賞 141 平成21年/2009年上半期   一覧へ
選評の概要 素敵な発見 総行数174 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女48歳
候補 評価 行数 評言
男59歳
28 「「私のベッキー」シリーズを愛読してきて、ずっと不思議に思っていました。ヒロインの英子にぴったりと寄り添って活躍する女性運転手の別宮が、強烈な存在感と希薄な生活感を併せ持ちながら、まったく不自然な人物ではないのは何故だろう、と。」「今回、『鷺と雪』を読んで、初めて解りました。別宮は〈未来の英子〉なのです。だからこそ、終盤で別宮が「別宮には何も出来ないのです」と語る言葉が、こんなにも重く、強く心に響くのです。素敵な発見でした。」
選評出典:『オール讀物』平成21年/2009年9月号
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直木賞 142 平成21年/2009年下半期   一覧へ
選評の概要 意志の輝き 総行数186 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女49歳
候補 評価 行数 評言
池井戸潤
男46歳
28 「〈現実への解釈を変えるのではなく、現実そのものを、ベタな人間の愚直な奮闘で変えていくことだってできる〉という希望(引用者中略)に、強く心を動かされました。」「(引用者注:「花や散るらん」と共に)日々の暮らしを覆う漠然とした不安と閉塞感に、人がよろず自信を失いがちな今日だからこそ、こういう作品に直木賞を受賞してもらいたいと思いました。」
葉室麟
男58歳
39 「史実を能動的に自在に操ることで生まれる〈作り話の妙味〉(引用者中略)に、強く心を動かされました。」「(引用者注:「鉄の骨」と共に)日々の暮らしを覆う漠然とした不安と閉塞感に、人がよろず自信を失いがちな今日だからこそ、こういう作品に直木賞を受賞してもらいたいと思いました。」
男59歳
36 「月並みな表現ながら〈いぶし銀の味〉なのですが、個々の作品にはピリッとした企みが隠されていることが嬉しいのです。」「表題作は、追う者と追われる者のあいだに発生する〈清算〉がテーマです。普通は清算を要求するのは追う者の側ですが、この作品では追われる者が追う者に決死の清算を迫り、それを仙道刑事が、ヒーロー然としてやり過ごせないところに新鮮なリアルを感じました。」「読んでいて、だから短編は面白いんだと思い、短編を書きたくなる作品集でした。」
男51歳
41 「白石さんには大変申し訳ないのですが、私はこの中編二作の作品集に対して何とも勘違いなアプローチをしてしまい、最後までそこから抜け出すことができませんでした。」「後半の「かけがえのない人へ」では、主人公の〈みはる〉が前半の〈なずな〉であるとこれまた勝手に思い込み(引用者中略)それが読み違いだとわかると、情けなくもまた迷子になってしまいました。」
選評出典:『オール讀物』平成22年/2010年3月号
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直木賞 143 平成22年/2010年上半期   一覧へ
選評の概要 聖人の足跡 総行数195 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女49歳
候補 評価 行数 評言
姫野カオルコ
女51歳
120 「(引用者注:「天地明察」とともに)丸をつけて、選考会に臨みました。」「私はキリスト教の「聖人伝」として読みました。倉島泉という黒い子羊が聖人になるまでの物語です。」「読後、自分のなかに溜まっていた自分ではどうすることもできない澱が、いくばくかでもこの作品によって浄化された気がして、静かに涙しました。姫野さん、支持しきれなくてごめんなさい。でも、この小説を書いてくれてありがとう。本を閉じたとき、多くの読者がそう呟くに違いない秀作です。」
冲方丁
男33歳
18 「(引用者注:「リアル・シンデレラ」とともに)丸をつけて、選考会に臨みました。」
女46歳
16 「冒頭の手記を見た瞬間に、どんな仕掛けがほどこされているのだろうとワクワクしました。(引用者中略)この設定ならもっといろいろなことができるのに、もったいない――と考えてしまうのは、私がジャンル作家である所以で、評者としては困った性癖でしょう。」
選評出典:『オール讀物』平成22年/2010年9月号
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直木賞 144 平成22年/2010年下半期   一覧へ
選評の概要 果断な挑戦 総行数146 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女50歳
候補 評価 行数 評言
貴志祐介
男52歳
54 「B級ホラーのノリでこの大長編を書ききった豪腕と、単独犯による大量殺人という扱いにくい素材を恐れなかった勇気に、私は票を投じました。」「読者のなかには、「でもハスミンってカッコいいよね」と感じる人もいるはずです。一方で、そういう読み筋に驚いて眉をひそめる読者もいる。それがこの作品の勝利です。」
女43歳
29 「開化もので遊里ものという二段重ねの高いハードルに挑み、「あ、ここで飛び越えたな」という揺れを一切感じさせず、見事にクリアしている秀作です。実は私はこの二つの素材が苦手で、読み始めた時には不安だったのですが、すぐ引き込まれて夢中になりました。」
男35歳
20 「大人の視点を排し、慎一(引用者注:少年)にすべてを託して複雑な人間関係と母親の恋愛を描くのは、大胆な挑戦でした。そのチャレンジングな姿勢が今回の御受賞を引き寄せたのだと思います。」
選評出典:『オール讀物』平成23年/2011年3月号
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直木賞 145 平成23年/2011年上半期   一覧へ
選評の概要 「頑固」の力 総行数171 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女50歳
候補 評価 行数 評言
男48歳
38 「文学には様々な方法があっていいはずですし、小説の文体には、作者が書きたいと思う素材やテーマに合った無数の発展型があるはずです。」「池井戸さんはご自分の信念を曲げず、切り捨てる部分は潔く切り捨てて、池井戸さんの文体を見つけました。勇気ある全力の頑固には、いつか壁をぶち破る力があります。『下町ロケット』はそれを証明してくれました。」
選評出典:『オール讀物』平成23年/2011年9月号
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直木賞 146 平成23年/2011年下半期   一覧へ
選評の概要 さまざまな試み 総行数193 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女51歳
候補 評価 行数 評言
男60歳
48 「深い教養がなくては書けない作品」「私は、武士という〈統べる者〉と農民という〈耕す者〉との対比・対立は、そのまま現代社会の〈情報・サービス業〉と〈製造業〉との対比、または〈政治〉と〈生活〉の対比に読み替えることができるとも思いました。踏み込んで読み過ぎているかもしれませんが、そういう読みを誘われるほど重層的な作品だったということです。」
  「満票を得た『蜩ノ記』の次には、好対照な二作が同点で並びました。伊東潤さんの『城を噛ませた男』と、桜木紫乃さんの『ラブレス』です。」
選評出典:『オール讀物』平成24年/2012年3月号
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直木賞 147 平成24年/2012年上半期   一覧へ
選評の概要 日常から離脱する力 総行数120 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女51歳
候補 評価 行数 評言
原田マハ
女50歳
27 「(良い意味で)大風呂敷を広げ、知的な興奮を与えてくれた『楽園のカンヴァス』を(引用者注:私は)推していた」「日常の繊細な、悪くいえばちまちました感情の呪縛から飛翔し、思い切って贅沢な設定と大胆な謎を作品の核に据え、一幕の知的冒険劇を観せてくれました。この作品が今、エンタテイメント読書界に登場してきたことの価値は、計り知れないほど大きい。」
女32歳
31 「私は賛成票を投じていませんでした。」「でも(弁解がましいですが)、反対意見を押し戻すだけの強い賛意を集め、会心の受賞になったのではないでしょうか。私も、「芹葉大学の夢と殺人」は、同じような素材を扱った多くの小説を圧する傑作だと思います。〈夢を持って生きているはずの若者が、いつの間にか夢に人生を喰われている〉姿に、げんなりするようなリアリティと、もの悲しい説得力がありました。」
選評出典:『オール讀物』平成24年/2012年9月号
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直木賞 148 平成24年/2012年下半期   一覧へ
選評の概要 何者かになるために 総行数145 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女52歳
候補 評価 行数 評言
男23歳
32 「デビュー以来、朝井さんは一貫して、作者の顔に返り血が跳ねかかってくるような切実な題材に取り組んできました。これは、大きな勇気と、最後の最後のところで人間の善意を信じる寛容な想像力がないとできない。しかもこの若さで。そこにも感嘆しました。」
男57歳
40 「等伯は等伯だから偉大なのではなく、等伯になろうとあがき続けたその道程が偉大だった。実在の著名な人物の一代記、しかも大長編でありながら、読み始めたらやめられないページターニングな小説になったのは、安部さんがただ等伯を讃えるだけでなく、最良の形でこの「There is also a man」も描いたからだと思います。」
選評出典:『オール讀物』平成25年/2013年3月号
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直木賞 149 平成25年/2013年上半期   一覧へ
選評の概要 人間らしさ 総行数158 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女52歳
候補 評価 行数 評言
宮内悠介
男34歳
86 「DX9は、楽器として流通させるために〈歌う〉機能を持たされ、少女の外見をし、甘ったるい声で舌っ足らずにしゃべる量産型のロボットです。」「人間が神に問いかけるように、DX9が人間に、「かほどの試練を与えるならば、なぜ我らを創り賜うたか」と問いかけてきても、何の不思議もありません。」「その問いへの答えを、私は見出せませんでした。この作品は、答えを求めて読むものではない。「我々は何者で、どこへ行こうとしているのか」を考えるためにあるのです。直木賞にこういう受賞作があってもいい――むしろあるべきだと思いましたので、強く支持しました。」
女48歳
14 「救済されるべき社会の構造的欠陥としての〈貧困〉ではなく、数値化することもできないけれど、かつては多くの日本人が実感し、けっして忌避してばかりはいなかった生活苦というもの。『ホテルローヤル』は、それを描いて余すところのない秀作でした。」
選評出典:『オール讀物』平成25年/2013年9月号
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直木賞 150 平成25年/2013年下半期   一覧へ
選評の概要 満願の二作受賞 総行数60 (1行=27字)
選考委員 宮部みゆき 女53歳
候補 評価 行数 評言
女54歳
5 「(引用者注:「昭和の犬」と共に)文句なしの満票でしたし、ここの紙幅には限りがありますから、私は今回、受賞作への評は控えさせていただきます。」
女55歳
5 「(引用者注:「恋歌」と共に)文句なしの満票でしたし、ここの紙幅には限りがありますから、私は今回、受賞作への評は控えさせていただきます。」
選評出典:『オール讀物』平成26年/2014年3月臨時増刊号
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直木賞 151 平成26年/2014年上半期   一覧へ
選評の概要 食わず嫌いはもったいない 総行数99 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女53歳
候補 評価 行数 評言
男65歳
22 「実は私は裏社会ものが苦手なので、『破門』をきちんと評するために必要な読書経験が足りず、選考会では各委員の評を聞かせていただくばかりでした。でもその結果、私がこの小説を楽しく味わい、テンポのいい会話にころころ笑ったのは当然のことだったのだとわかって安堵しました。」
米澤穂信
男36歳
19 「既に他の文学賞も受賞している作品ですが、意外に厳しい評が集まり、事実関係の記述のミスも指摘されて、私は大変驚きました。」「私はこのハイレベルな短編の連打に魅せられました。表題作の「満願」には、松本清張の傑作「一年半待て」を思い出しました。」
選評出典:『オール讀物』平成26年/2014年9月号
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直木賞 152 平成26年/2014年下半期   一覧へ
選評の概要 江戸経済小説の魅力 総行数89 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女54歳
候補 評価 行数 評言
青山文平
男66歳
35 「今回、個人的には青山文平さんの『鬼はもとより』を推しました。藩札という難しい題材を扱いながらリーダビリティが高いのは、主人公の抄一郎のどこか悟ったようなすっとぼけた魅力と、彼が江戸の経営コンサルタントとして直面する〈貧との戦い〉の苛烈さが、ラストまで絶妙なバランスを保っていたからだと思います。」
大島真寿美
女52歳
18 「選考会の評価は辛かった。○は私一人でした。それぐらい好みの分かれる小説だということですが、私は大好きです。」「私はホリーさんのような女性作家とは(たぶん)対極にいますし、私みたいなタイプが〈白い部屋〉をつくって籠もるようになったら、それはもう作家としてアウトでしょうが、そんなヒヤリとする部分も含めて、記憶に残る作品です。」
女37歳
8 「明るくてエネルギッシュで奇天烈でナイーブな西加奈子ワールドの(現時点の)集大成である『サラバ!』のご受賞は、直木賞にとっても嬉しいことです。」
選評出典:『オール讀物』平成27年/2015年3月号
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直木賞 153 平成27年/2015年上半期   一覧へ
選評の概要 新しい光 総行数129 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女54歳
候補 評価 行数 評言
男46歳
29 「活き活きとした表現力、力強い文章、骨太のストーリーテリング、〈人生・青春・家族の滑稽と悲惨〉を把握して全編に漂うユーモア、全てにおいて飛び抜けた傑作。」「「しかし血を流さずに、いったいなにを証明できるだろう?」これは、前作『ブラックライダー』にも通底するテーマであり、作家・東山彰良の核でもあるのでしょう。」
選評出典:『オール讀物』平成27年/2015年9月号
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直木賞 154 平成27年/2015年下半期   一覧へ
選評の概要 巧まざるユーモア 総行数145 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女55歳
候補 評価 行数 評言
男67歳
14 「ハイレベルの短編集で、私はとりわけ巻頭の「ひともうらやむ」と表題作が好きです。題材を問わず、優れた小説には、必ずどこかしらに巧まざるユーモアがある。今回の選考で、あらためて実感しました。」
梶よう子
女54歳
26 「○は私一人でしたから、受賞には届かずとも、もっと熱弁をふるえばよかった。」「私は浮世絵が苦手です。(引用者中略)でも、この作品は面白かった。入り乱れる絵師や役者たちの人名に苦労することもありませんでした。作者の水先案内が的確だったからです。」
選評出典:『オール讀物』平成28年/2016年3月号
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直木賞 155 平成28年/2016年上半期   一覧へ
選評の概要 新しい試み 総行数136 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女55歳
候補 評価 行数 評言
男60歳
17 「個人的には、こういう上手に泣かせる短編集ではなく、荻原浩本来の持ち味であるアイデアがぴりっと利いた物語性豊かな作品で受賞してほしかったという想いもあるのですが、」「「成人式」は、(引用者中略)深いテーマを軽妙に、しかしあくまでも真摯に描くという荻原さんらしい短編だと思いました。」
選評出典:『オール讀物』平成28年/2016年9月号
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直木賞 156 平成28年/2016年下半期   一覧へ
選評の概要 力作揃い 総行数157 (1行=12字)
選考委員 宮部みゆき 女56歳
候補 評価 行数 評言
女52歳
23 「実は、私は「インターミッション」まで読んだところでインフルエンザで寝込んでしまいました。何とか体調が戻ってまた読み始めた際、そこまでの話の流れや登場人物たちのキャラクターが細部まで心に焼きついていたので、まったく中断の影響を感じませんでした。その時点で、この作品の受賞を確信しました。」
  「今回の候補作は、それぞれの著者の個性と「この作品で何を書きたいか」という意思が明確に表れている力作揃いでした。」
選評出典:『オール讀物』平成29年/2017年3月号
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直木賞 157 平成29年/2017年上半期   一覧へ
選評の概要 総行数未 (1行=字)
選考委員 宮部みゆき 女56歳
候補 評価 行数 評言
男61歳
   
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