直木賞のすべて
第155回
  • =受賞者=
  • 荻原 浩
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Last Update[H28]2016/11/9

荻原浩
Ogiwara Hiroshi
生没年月日【注】 昭和31年/1956年6月30日~
受賞年齢 60歳0ヵ月
経歴 埼玉県生まれ。成城大学卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとなる。平成9年/1997年「オロロ畑でつかまえて」で作家デビュー。
受賞歴・候補歴
  • 第10回小説すばる新人賞(平成9年/1997年)「オロロ畑でつかまえて」
  • |候補| 第16回山本周五郎賞(平成14年/2002年度)『コールドゲーム』
  • |第2位| 第2回2005年本屋大賞(平成17年/2005年)『明日の記憶』
  • 第18回山本周五郎賞(平成16年/2004年度)『明日の記憶』
  • |候補| 第58回日本推理作家協会賞[短編部門](平成17年/2005年)「お母様のロシアのスープ」
  • |候補| 第134回直木賞(平成17年/2005年下期)『あの日にドライブ』
  • |候補| 第136回直木賞(平成18年/2006年下期)『四度目の氷河期』
  • |候補| 第139回直木賞(平成20年/2008年上期)『愛しの座敷わらし』
  • |候補| 第144回直木賞(平成22年/2010年下期)『砂の王国』
  • 第5回山田風太郎賞(平成26年/2014年)『二千七百の夏と冬』
  • 第155回直木賞(平成28年/2016年上期)『海の見える理髪店』
  • 第59回埼玉文化賞[芸術部門](平成28年/2016年)
サイト内リンク 特集-第155回候補の詳細
備考
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『コールドゲーム』(平成14年/2002年9月・講談社刊)
書誌
>>平成17年/2005年11月・新潮社/新潮文庫『コールドゲーム』
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他文学賞 山本周五郎賞 16回候補 一覧へ
候補者 荻原浩 男46歳
選考委員 評価 行数 評言
長部日出雄
男68歳
23 3.5点「私は「タクシードライバー」を思い出しました。」「この作品の問題は文体にあると思いました。」「この文体はリズミカルではありますけれど、情報を伝えるのに適した文章、あるいは読物の文章で、案外個性に乏しい感じがするんですね。」
北原亞以子
女65歳
13 3.5点「廣吉という子の存在が、かつて彼をいじめた子たちの中でどんどん膨らんでいくというのが非常に面白かったんですけれども、最後がどうしてもヒッチコックの「サイコ」と重なってしまうんです。」「小説としてちょっと辛いかなという感じがいたしました。」
久世光彦
男68歳
6 2点「僕はまったく食いつけませんでした。そもそも苦手なタイプの小説だし、じゃあ、会話がビビッドかといわれると特にそうも思わないしで、何か拾おうと思ったけれども非常に拾いにくくて二・〇です。」
花村萬月
男48歳
28 3点「気になったのは、比喩や言い回しを吟味してないことですね。」「これは推理小説一般に言えることですが、真犯人が出てくる箇所になると隠蔽しようという意識が働くのか、文章が微妙に変わるので逆にわかってしまうんですよね。」「才能はあると思うよ。」
山田詠美
女44歳
24 2.5点「私はこの小説、面白かったんです。ただし、それは前半だけで、問題は後半。ミステリーやホラーって、最後は追いかけっこになるのが多いけど、この小説もそれで全部解決するという定型を使ってるので、面白くなくなっちゃいましたね。」「ただ、「えっ」と思うような面白いフレーズ、(引用者中略)けっこうありましたね。」
最終投票      
選評出典:『小説新潮』平成15年/2003年7月号
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大衆選考会 128回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
ゼスギ 平成14年/2002年10月29日 (前文=>横山秀夫)そして、たぶん受賞はしないと思うのですが、荻原浩氏の『コールドゲーム』も推薦します。
本書は本当に面白かった! 本年度、随一のおすすめ作品です。
あまり世間に知られている作家ではないので、まだ賞とは縁遠いかもしれませんが、実力はピカイチな作家です。
東野氏、真保氏は個人的には大好きなのですが、たぶん選考員の方々から嫌われているのでしょう‥‥
ノミネートされても受賞されないような気がします。
両氏は当然受賞して良いと思うのですが。。。
『トキオ』、『発火点』のダブル受賞だと個人的には嬉しいです。
さかた 平成14年/2002年11月7日 荻原浩さんの本は面白い。この本が候補にならなかったとしても、近い将来きっと受賞するでしょう。
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かみさま こと
神様からひと 言』(平成14年/2002年10月・光文社刊)
書誌
>>平成17年/2005年3月・光文社/光文社文庫『神様からひと言』
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大衆選考会 128回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
ぐいっ 平成14年/2002年11月17日 これは最高に面白かった!
生まれてきて今まで読んだ本の中でもベスト10に入るくらい最高でした。
この著者は他の作品もすべて、本当に素晴らしいです。
本当に力のある方なので、ぜひ受賞して欲しいです。
今期はこの作品の他に面白いものはありません。
だから『神様からひと言』が受賞するべきです!!
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『メリーゴーランド』(平成16年/2004年6月・新潮社刊)
書誌
>>平成18年/2006年12月・新潮社/新潮文庫『メリーゴーランド』
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大衆選考会 132回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
ぱんだ 平成16年/2004年12月26日 身辺雑記的な作品が多い中で、虚構を作り上げた上手さが光る作品である。
もちろんリアルな職業小説であるが、ファンタジーの色合いも強いように思う。
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あした きおく
明日の 記憶』(平成16年/2004年10月・光文社刊)
書誌
>>初出『小説宝石』平成16年/2004年6月号~10月号
>>平成19年/2007年11月・光文社/光文社文庫『明日の記憶』
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他文学賞 山本周五郎賞 18受賞 一覧へ
候補者 荻原浩 男48歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男53歳
40 「病の症状のほかには脇目もふらぬこの小説は、ユニークにして勇敢な「病気小説の金字塔」とも言えよう。」「こうまでして病気を小説にするからには、一人称の主観を用いてシリアスに描かねばならぬ。しかし厄介なことには、その主観たる「私」が崩壊してゆく精神の病である。(引用者中略)そこで作者は、「備忘録」を思いついた。」「私がこの作品を推したのは、その出来栄えもさることながら、こうしたさまざまの困難に屈せず一巻を物にした意志力に敬意を抱いたからである。」
北村薫
男55歳
28 「難しい素材だ。主人公がどうなって行くかは、読み始めた段階で想像がつく。展開が読めるというのは、小説にとって大きなハンデである筈だ。それなのに、むしろその予感によって読者を引き付け、読ませて行く手腕は見事だ。」「(引用者注:小説は)物語を通して、ひとつの症例を越えた人間存在の尊さや悲しみを語るものである。この作品は、そういう意味で小説としての豊かさを持っている。」
小池真理子
女52歳
56 「初めから、いともわかりやすい悲劇的メロドラマ性と、ありふれた感動を予感させてしまうのだが、物語の流れが見えていてもなお、この作品には図抜けた力を感じた。」「扱うテーマが放ち続ける湿度はきわめて高いはずなのに、骨太の構成がその、べたつきを感じさせない。」「正確さとリアリティは、決して小説の魅力の真髄ではない。(引用者中略)わかりやすいが故に難しいテーマを一人称一視点で書き切った荻原氏の力量をこそ、評価すべきと思う。」
重松清
男42歳
44 「×をつけた。この×は「△に及ばない」という意味ではない。」「物語の内容は文句なしに○だった。」「どうしても一点、気になるところがあった。記憶を喪い、言葉を奪われつつある主人公は、しかし、物語の語り手として、最後まで明晰な語り口と豊かな語彙を保っているのだ。」「本作の場合は「どう語るか」が作品のモチーフに直接つながるのだから、『アルジャーノンに花束を』の二番煎じになることなく、しかしその地平にまで挑んでもらいたかった」
篠田節子
女49歳
57 「作者の姿勢、題材の選び方、テーマ等に、非常に好感を持てる作品だ。ただし好感と高評価は違う。」「唯一の弱点があるとするなら、それは作者のこの問題に対する捉え方が、極めて良識的(常識的ではなく)であることだろう。」「多くの視聴者と患者とその家族に対し、細心の配慮を持って作られるテレビドキュメンタリーと同レベルの突っ込み方でいいのだろうか。」「当然、「性」と「死」へお荻原浩ならではのアプローチがあっていいのではないか。」
選評出典:『小説新潮』平成17年/2005年7月号
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大衆選考会 132回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
あまえび 平成16年/2004年12月27日 著者が今年発表した三作品「メリーゴーランド」「僕たちの戦争」そして本書は、どれも素晴らしかった。このうちどれか一作はせめて候補にはなってほしい。いや、なるべきだ。
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ぼく せんそう
僕たちの 戦争』(平成16年/2004年8月・双葉社刊)
書誌
>>平成18年/2006年8月・双葉社/双葉文庫『僕たちの戦争』
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大衆選考会 132回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
ウッドストック 平成17年/2005年1月1日 タイムスリップと入れ替わり、戦争問題を融合させた、秀作だと思う。あまえびさんが書いたように、著者が今年発表した3作の中でどれか1作は候補に挙がって欲しいです。
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直木賞 第134回候補  一覧へ

『あの 日にドライブ』(平成17年/2005年10月・光文社刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「ひ」
印刷/発行年月日 発行 平成17年/2005年10月25日(初版1刷)
測定媒体発行年月日 発行 平成17年/2005年11月20日(2刷)
発行者等 発行者 篠原睦子 印刷所 慶昌堂印刷 製本所 榎本製本
発行所 株式会社光文社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 カバー写真 高橋和海 ブックデザイン 鈴木成一デザイン室
総ページ数 294 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×19行
×1段
本文ページ 3~294
(計292頁)
測定枚数 543
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書誌
>>初出『小説宝石』平成17年/2005年6月号~10月号/単行本化にあたり再構成、加筆・訂正
>>平成21年/2009年4月・光文社/光文社文庫『あの日にドライブ』
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候補者 荻原浩 男49歳
選考委員 評価 行数 評言
阿刀田高
男71歳
5 「わるくない。一つの人生がほどよく描かれている。が、インパクトが弱いし、読後のカタルシスも感じにくかった。」
平岩弓枝
女73歳
14 「才能は感じられるものの、完成度は今一つの感がある。」
五木寛之
男73歳
0  
渡辺淳一
男72歳
0  
林真理子
女51歳
6 「素直さに好感が持てるが、同時に素人っぽさが気にかかる。すんなり読める分、インパクトの薄い小説である。」
津本陽
男76歳
9 「上手な作品である。すでに充分な力量をそなえているのだが、一頭地を抜く迫力があるかというと、いましばらくの精進だといいたくなる。」
北方謙三
男58歳
11 「主人公がかつて銀行員だったことに、こだわり過ぎたのではないだろうか。」「だから、主人公のカタルシスが、読者のそれと重ならなかったところがある、と思った。」
宮城谷昌光
男60歳
18 「いわゆる小説らしい小説とは、荻原浩氏の「あの日にドライブ」しかなかったといってよいのに、推したのが私ひとりであったのは意外であった。作者の意匠的肚のすえかたは尋常ではない。」「作者のすぐれた自制力と偏曲しない感性がみえるようであり、そのため小説の風景がゆがんでみえない。」
井上ひさし
男71歳
30 「日常の細部がいちいちおもしろい。」「過去と現在とが正面衝突するようなこともなく、予定された結末へあっさり着地してしまう。もっとうまく仕組まれた小説的などぎつさがほしい。もちろん、そうはどぎつく書かないぞというのが作者の志だとはわかっているつもりだが。」
選評出典:『オール讀物』平成18年/2006年3月号
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文量
長篇
章立て
「1」~「20」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~千葉など
登場人物
牧村伸郎(タクシー運転手、元・都市銀行員)
村岡恵美(牧村の大学時代の恋人)
律子(牧村の妻、パートタイマー)
山城(牧村の“相番”)
徳田(牧村の銀行員時代の支店長)




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よんどめ ひょうがき
四度目の 氷河期』(平成18年/2006年9月・新潮社刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「よんどめ」「ひょうがき」
印刷/発行年月日 発行 平成18年/2006年9月30日
発行者等 発行者 佐藤隆信 印刷所 二光印刷株式会社 製本所 加藤製本株式会社
発行所 株式会社新潮社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装幀 新潮社装幀室 カバー Bill Curtsinger / NATIONAL GEOGRAPHIC IMAGE COLLECTION Shannon Fagan Getty Images
総ページ数 459 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×19行
×1段
本文ページ 3~459
(計457頁)
測定枚数 849
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書誌
>>初出『小説新潮』平成17年/2005年7月号~平成18年/2006年7月号
>>平成21年/2009年9月・新潮社/新潮文庫『四度目の氷河期』
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候補者 荻原浩 男50歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男72歳
13 「「ぼくはクロマニヨン人の子どもだ」という発想がおもしろい。けれどもこの発想を展開するための援軍がこなかった。」「自分の発想に自信を持って堂々と書くこと、それが援軍の意味である。」
林真理子
女52歳
6 「(引用者注:「失われた町」に比べ)まだサークル(引用者注:自分のセンスに合った読者だけ得ればいいという志)のしっぽをくっつけているような気がして仕方がない。」
渡辺淳一
男73歳
5 「部分的に才能が垣間見えるが、全体として迫ってこない。とくに後半はご都合主義で安易である。」
平岩弓枝
女74歳
22 「主人公の少年が見たことのない父親への思いから、クロマニヨンの子ではないかという発想につながって行く過程が無理なく書けているし、少年と母親の生活にも心打たれるものが多くあった。」「博物館からアイスマンの骨を持ち出すところ以下は調子にのりすぎていて白けてしまった。」
阿刀田高
男72歳
19 「前半をおもしろく読んだ。」「だが主人公が成長し、現実生活の介入が強くなると、味わいが薄くなってしまう。」
北方謙三
男59歳
21 「主人公が年齢とともに成長していく、もしくは一般性を帯びていくというところに、小説としての弱さが出てしまったのではないか、という気がする。」「中盤から、物語が一般化、つまり矮小化されていくのが、残念で仕方がなかった。」
宮城谷昌光
男61歳
12 「「ぼく」を語り手にしたばかりに大損している。室田紗知が登場するまで、小説技法上、修辞とみなすべきで、そのため主題が埋没してしまった。氏の技倆はこんなものではあるまい。」
五木寛之
男74歳
0  
選評出典:『オール讀物』平成19年/2007年3月号
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文量
長篇
章立て
「1」~「45」
時代設定 場所設定
[同時代]  ある田舎町~ロシアなど
登場人物
ぼく(語り手、南山渉[ワタル]、母子家庭の子ども)
室田紗知(サチ、転校生、ワタルの友人・恋人)
母さん(ワタルの母、相原遺伝子研究所の研究員)
木嶋(中学校の陸上部の顧問)
トラ(ワタルの幼馴染)
ミハイル・シロコゴロフ(シビルスク生物学研究センターの研究員、ワタルの母の元・上司)




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いと ざしき
愛しの 座敷わらし』(平成20年/2008年4月・朝日新聞出版刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「いと」「ざしき」
印刷/発行年月日 発行 平成20年/2008年4月30日(第1刷)
発行者等 発行者 矢部万紀子 印刷所 凸版印刷
発行所 朝日新聞出版(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画 浅賀行雄 装丁 鈴木成一デザイン室
総ページ数 435 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×18行
×1段
本文ページ 3~435
(計433頁)
測定枚数 761
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書誌
>>初出『朝日新聞』夕刊平成19年/2007年1月31日~11月19日
>>平成23年/2011年5月・朝日新聞出版/朝日文庫『愛しの座敷わらし』(上)(下)
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候補者 荻原浩 男52歳
選考委員 評価 行数 評言
平岩弓枝
女76歳
13 「好意を持って読んだ」「惜しむらくは全体の構成に調和を欠く点と書き手の位置が登場人物の中で移り変りする部分があることで、連載小説を本にする時は特に念入りに加筆修正をお願いしたい。」
林真理子
女54歳
6 「新聞小説のためかやや冗長なきらいがある。座敷わらしの存在が、これほど容易に家族の心をひとつにするのか、という疑問もわく。」
渡辺淳一
男74歳
3 「(引用者注:「鼓笛隊の襲来」「あぽやん」と共に)思いつきの域を出ず、内容も甘すぎる。」
五木寛之
男75歳
8 「軽妙な文体で現代の都市民話をつくろうとする作家の志に共感しつつも、座敷わらしの解釈になにか物足りない気がしたというのが本音である。」
浅田次郎
男56歳
13 「新聞連載の原稿であることが祟ったと思われる。」「千枚に及ぶ新聞連載が直木賞の候補に上がったという事実だけでも、敢闘とするべきであろう。」
宮城谷昌光
男63歳
21 「荻原氏の語りの上達にはおどろかされた。それはけっして悪いことではないとおもいたいが、かつてあった人間の芯のようなものが、ここではみえなくなった。」「ファンタジー小説では、作者と読者とのあいだにある契約事項を明示しなければならないのに、その点に曖昧さがある」
北方謙三
男60歳
15 「私は愉しみながら読んだ。」「ただ、日常に入りこんでくる非日常という点で、日常が平凡すぎるという印象は拭いきれない。座敷わらしが、それなりに役割を果すには、もっと強く、あざといほどの日常が必要だったと思う。」
阿刀田高
男73歳
12 「――訴えるものが乏しい――と、それが実感だった。なかなかストーリーの核心に入ってくれないし、座敷わらしをどう考えるか、という最重要ポイントについても鮮かなものが見えにくかった。」
井上ひさし
男73歳
19 「座敷わらしがある者には見え、ある者には見えないという設定を慎重に扱うあまり、前半がずいぶんもたついた。」「後半はとてもおもしろい。けれども、それでも前半のもたつきを補うには足りなかった。」
選評出典:『オール讀物』平成20年/2008年9月号
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大衆選考会 139回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
のじ 平成20年/2008年6月19日 そろそろ荻原氏受賞の予感。今作も文句なしに秀逸。
Y.M.O. 平成20年/2008年7月2日 過去の作者の実績から推測すると、この作品ではないでしょうか。
伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』を挙げている方が多いようですが、発行日([H19]2007/11/30)が対象からはずれますので、本来ならあり得ないはず。ただし、森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』の例がありますので、今回も掟破りか?
候補作の発表は、7月7日?
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文量
長篇
章立て
「第一章」~「第九章」
時代設定 場所設定
[同時代]  ある田舎町
登場人物
高橋晃一(大手食品メーカー課長)
高橋史子(晃一の妻、専業主婦)
高橋梓美(晃一・史子の長女、中学二年生)
高橋智也(晃一・史子の長男、小学校四年生、サッカー好き)
高橋澄代(晃一の母親)
クッキー(高橋家の飼い犬、コーギー犬)
座敷わらし(高橋家の転居先に住む童子)
菊地米子(高橋家の近所の老婆)
菊地桂(カッちゃん、米子の孫、サッカーチームのエース)
岩瀬(ガンコ、梓美の同級生)




直木賞 第144回候補  一覧へ

すな おうこく
砂の 王国』(上)(下)(平成22年/2010年11月・講談社刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「すな」「おうこく」
印刷/発行年月日 (上)(下)発行 平成22年/2010年11月15日(第1刷)
発行者等 発行者 鈴木 哲 印刷所 豊国印刷株式会社 製本所 黒柳製本株式会社
発行所 株式会社講談社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 (上)装幀 鈴木成一デザイン室 装画 烏丸由美(ミヅマアートギャラリー) (下)装幀 鈴木成一デザイン室 装画 烏丸由美(ミヅマアートギャラリー)
総ページ数 (上)394 (下)392 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×19行
×1段
本文ページ (上)5~394 (下)5~392
(計778頁)
測定枚数 1445
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書誌
>>初出『小説現代』平成20年/2008年3月号~平成22年/2010年1月号/単行本化にあたり加筆・修正
>>平成25年/2013年11月・講談社/講談社文庫『砂の王国』(上)(下)
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候補者 荻原浩 男54歳
選考委員 評価 行数 評言
伊集院静
男60歳
9 「候補作の中で一番文章も安定し、ユーモアのセンスも卓越している。」「私はこれとほぼ類似した作品を他作家で読んでおり、本作に氏の独自性を見つけたかったができなかった。」
林真理子
女56歳
23 「不運であった。これとほとんど同じ設定の篠田節子さんの「仮想儀礼」が既に世に出ているからである。」「もし似たような作品が、それもすぐれたものが最近出版されていたら、作家はどうしたらいいのか、答えはひとつ。さらに上まわるものを書くしかないのである。」
阿刀田高
男76歳
13 「一編の力作であることは疑いない。しかし、いささかステレオ・タイプ。筋運びも結末も、――きっとこうなる――先が読めてしまい、楽しみが小さかった。」
宮部みゆき
女50歳
27 「同一テーマの優れた先行作品がありますが、私はそのことは大きな問題ではないと思います。」「むしろ今回は、荻原さんが読者に優しいストーリーテラーであることが裏目に出た感を覚えました。読者が息苦しくならないようにと採用したのであろう部分的な三人称が、〈寒い、ひもじい、悔しい〉を出発点に始まった主人公の復活行を固唾を呑んで見守っている私には、少し冗長に感じられたのです。」
桐野夏生
女59歳
28 「素晴らしいと思ったのは、龍斎の造型と、教義を必要としない、という設定だ。」「しかしながら、この作品にはなぜか既視感が付き纏う。先行作品のあるなしではなく、新興宗教成功譚の枠から外れていないせいであろうか。その既視感が、喉越しの良さの原因かと思うと、もう少し噛みごたえが欲しい気がする。」
宮城谷昌光
男65歳
17 「新興宗教は儲かるにちがいない、とほとんどの人が考えているであろう。その想いを具現化して実態を明示した作者の努力は買える。」「登場人物が急にふえることによって、小説が内含している力が高まるどころが、かえって弱くなってしまった。構成上の瑕瑾である。文章も少々粗い。」
渡辺淳一
男77歳
21 「(引用者注:「悪の教典」と共に)頭でつくられすぎた小説」「(引用者注:「悪の教典」「蛻」と共に)最近の直木賞候補作は一部の若者を意識しすぎて、ストーリーだけ追いかけて実体のない、バーチャルでゲーム的感覚で書かれたものが多すぎる。」
浅田次郎
男59歳
13 「ことに前半におけるホームレスの主観と、人物造型は秀逸と言える。しかし、教団の成立と進化の経緯に紙数を費しているわりには、肝心の教義が曖昧であり、また類似作の存在なども取り沙汰されて、強く推すことができなかった。」
北方謙三
男63歳
28 「読んでいてずっと既視感がつきまとった。新興宗教を題材にした、難しさかもしれない。」「作者の充分な力量を認めた上で言うことだが、今回は小説へ到る過程が、直線的すぎたのではないだろうか。それでも世界を構築できてしまう達者さが、賞ということについては、私に微妙な危惧を抱かせる。」
選評出典:『オール讀物』平成23年/2011年3月号
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大衆選考会 144回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
ゆう 平成22年/2010年12月15日 長編でしたがサクッと読めました。
荻原さんらしい丁寧な描写でグイグイと引き込まれます。直木賞あげてほしいな。
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文量
長篇
章立て
上巻「第一章 祈るべきは我らの真下」「第二章 我が名を皆、大地と呼ぶ」下巻「第二章 我が名を皆、大地と呼ぶ(承前)」「第三章 我らの後に時は続く」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~埼玉~神奈川など
登場人物
私(語り手、山崎遼一、別名・木島礼次、元・証券会社勤務、「大地の会」事務局長)
仲村健三(沖縄出身のホームレス、別名・大城健人、「大地の会」教祖)
錦織龍斎(辻占い師、別名・小山内、「大地の会」師範代)
飯村卓人(無職のブロガー)
佐々木晴美(私立総合病院長夫人)
吉江香椰(女優)




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うみ りはつてん
海の 見える 理髪店』(平成28年/2016年3月・集英社刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「うみ」「み」「りはつてん」
印刷/発行年月日 発行 平成28年/2016年3月30日(第1刷)
発行者等 発行者 村田登志江 印刷所 凸版印刷株式会社 製本所 株式会社ブックアート
発行所 株式会社集英社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画 新目 惠 装丁 大久保伸子
総ページ数 234 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×18行
×1段
本文ページ 5~234
(計230頁)
測定枚数 379
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収録作品の書誌
海の見える理髪店
>>初出『小説すばる』平成24年/2012年12月号
>>『オール讀物』平成28年/2016年9月号
いつか来た道
>>初出『小説すばる』平成27年/2015年10月号
>>『オール讀物』平成28年/2016年9月号
遠くから来た手紙
>>初出『小説すばる』平成26年/2014年1月号
空は今日もスカイ
>>初出『小説すばる』平成24年/2012年3月号
>>平成24年/2012年5月・集英社/集英社文庫『あの日、君とGirls』所収
時のない時計
>>初出『小説すばる』平成26年/2014年12月号
成人式
>>初出『小説すばる』平成27年/2015年12月号
>>『オール讀物』平成28年/2016年9月号
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候補者 荻原浩 男60歳
選考委員 評価 行数 評言
北方謙三
男68歳
13 「オーソドックスな短篇集と言っていい。しっかりと鮮やかな切り口を覗きこめば、人々の営みの底に、闇のようなものが見えてきたりする。肩肘の張った描写でないところが、この作者らしいとも感じた。」
宮部みゆき
女55歳
17 「個人的には、こういう上手に泣かせる短編集ではなく、荻原浩本来の持ち味であるアイデアがぴりっと利いた物語性豊かな作品で受賞してほしかったという想いもあるのですが、」「「成人式」は、(引用者中略)深いテーマを軽妙に、しかしあくまでも真摯に描くという荻原さんらしい短編だと思いました。」
浅田次郎
男64歳
23 「(引用者注:授賞に)同意したのは、いくつかの物語が心に残ったからである。」「氏の作品は概して、奇抜な発想にもかかわらず静謐に進行する。しかしテーマが据わっているので、心に残るのである。おそらくそうした地味で堅実な手法に、ご年齢が追いついてきたのだと思う。」
東野圭吾
男58歳
17 「ゲルニカ(引用者注:「暗幕のゲルニカ」)とどっちを△にするかで迷った」「プロ作家の仕事として、何の問題もない。」「△にしなかったのは、『家康、江戸を建てる』と接戦に持ち込みたい、という戦略上の理由からだ。最終的に○をつけたのはいうまでもない。」
宮城谷昌光
男71歳
24 「私は氏のほかの候補作品よりもその作品(引用者注:『あの日にドライブ』)に愛着があるがゆえに、新しい目で氏の作品を正視できない弊習のなかにいるのかもしれない。今回の『海の見える理髪店』は、つくりものの気配が濃厚に残っているため、小説世界に素直にはいってゆけない。それでもこの短編集はテーマの流用などはなく、その誠実さには好感がもてる。」
高村薫
女63歳
12 「熟練の手で紡がれる物語はどれも少しあざとく、予定調和的ではあるが、私たちのさりげない日常は、こうして切り取られることによって初めて「人生」になるのだと気づかされる。これぞ小説の一つの典型ではあるだろう。」
伊集院静
男66歳
50 「すべての候補作を読んで、作品の世界、文章が一番安定していた」「荻原さんのおだやかな語り口は才覚と言うより、途絶えることなく書き続けた作家だけが手にする鍛錬がなした技量だと思う。おだやかでいて鋭い。まさにプロの文体である。再投票で選考委員満票の受賞であった。」
桐野夏生
女64歳
20 「どの作品にも、確実なディテールに支えられた安定感がある。その安定感は、読書の喜びへと通じるものだ。」「ちなみに、私が好きな物語は、「いつか来た道」である。母と娘の齟齬は平行線のままだが、年月が経てば母は老いて、悲しみだけが残る。」
林真理子
女62歳
22 「さすがベテランらしく、文章力、構成力、すべてがいきとどいている。しかし私としては、いささかもの足りない思いがあった。」「「荻原さんなら、このレベルのものはいくらでも書けるだろう」」
選評出典:『オール讀物』平成28年/2016年9月号
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文量
短篇集〔6篇〕
海の見える理髪店
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある海辺の町
登場人物
僕(語り手、原田、グラフィックデザイナー、理髪店の客)
店主(理髪店の店主)
いつか来た道
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある町
登場人物
私(語り手、杏子)
母親(私の母、逸子、元・中学校美術教師で画家)
遠くから来た手紙
章立て
「1」~「4」
時代設定 場所設定
[同時代]  ある町
登場人物
江藤祥子(一児の母、果樹園の娘)
孝之(祥子の夫、出版社勤務、結婚3年目)
空は今日もスカイ
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  海の近いある町
登場人物
佐藤茜(小学三年生、母と共に親戚の家に寄宿中)
森島陽太(茜が神社で出会った少年)
時のない時計
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある商店街
登場人物
私(語り手、父の形見の腕時計を修理しに時計店に訪れた客)
時計屋(時計店〈鈴宝堂〉店主)
成人式
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある町
登場人物
私(語り手、会社員)
美絵子(私の妻)
鈴音(私の娘、5年前15歳で他界)




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