中島たい子（なかじまたいこ）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第132回

＝受賞者＝
阿部和重

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Last Update●[H26]2014/6/20

	Nakajima Taiko
	生没年月日【注】	昭和44年/1969年8月19日～
	経歴	東京都出身。多摩美術大学芸術学部卒。
	受賞歴・候補歴	第1回日本テレビシナリオ登龍門・大賞（平成8年/1996年）「チキチキバンバン」第23回城戸賞準入選（平成9年/1997年）「宇宙のペン」第28回すばる文学賞（平成16年/2004年）「漢方小説」 \|候補\| 第132回芥川賞（平成16年/2004年下期）「漢方小説」 \|候補\| 第133回芥川賞（平成17年/2005年上期）「この人と結婚するかも」第5回京都水無月大賞（平成24年/2012年）『建てて、いい？』
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第132回候補

「漢方小説(かんぽうしょうせつ)」（『すばる』平成16年/2004年11月号）

媒体・作品情報

誌名	「すばる」別表記奥付「昴」併記
巻号	第26巻第11号別表記11月号
印刷/発行年月日	発行平成16年/2004年11月1日
発行者等	編集者長谷川浩　発行者加藤潤　印刷所大日本印刷株式会社
発行所	株式会社集英社（東京都）
総ページ数	432	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	94～155 （計62頁）	測定枚数	183枚

書誌

平成17年/2005年1月・集英社刊『漢方小説』

平成20年/2008年1月・集英社／集英社文庫『漢方小説』

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　中島たい子　35歳
選考委員		評価	行数	評言
高樹のぶ子	58歳	―	0
池澤夏樹	59歳	■	5	「巧みにまとまった作品だが、小説というもの、読者を癒すよりは危機へ誘い出してほしいと思う。」
石原慎太郎	72歳	―	0
古井由吉	67歳	―	0
黒井千次	72歳	△	5	「独身女性の日々の起伏に漢方医療の視点を導入し、精神を物質的に眺めようとする姿勢に斬新なものを感じた。」
宮本輝	57歳	◎	7	「魅力を感じて受賞作に推した。軽さが表に出ているが、どうしてなかなか練達な筆であり、したたかな書き手だと思う。」
河野多恵子	78歳	○	17	「小説の枚数がいたく寛大に扱われているらしい今日、脂肪太りの作品によく出会うが、この小説では実に大小の省略の効果があがっている。」「（引用者注：白岩玄、中島たい子、山崎ナオコーラの）三作者の今回の候補作の良さが、別の題材を扱ってどういう発揮のされ方をするのか、それぞれに関心をそそられた。」
村上龍	52歳	―	0
山田詠美	45歳	△	8	「手馴れていてテンポも良い。登場人物も生き生きしている。ただし、漢方を抜いた部分が散漫に思える。」
選評出典：『文藝春秋』平成17年/2005年3月号

第133回候補

「この人(ひと)と結婚(けっこん)するかも」（『すばる』平成17年/2005年6月号）

媒体・作品情報

誌名	「すばる」別表記奥付「昴」併記
巻号	第27巻第6号別表記6月号
印刷/発行年月日	発行平成17年/2005年6月1日
発行者等	編集者長谷川浩　発行者加藤潤　印刷所大日本印刷株式会社
発行所	株式会社集英社（東京都）
総ページ数	400	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×25行 ×2段
本文ページ	14～48 （計35頁）	測定枚数	109枚

書誌

平成19年/2007年9月・集英社刊『この人と結婚するかも』所収

平成22年/2010年9月・集英社／集英社文庫『この人と結婚するかも』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　中島たい子　35歳
選考委員		評価	行数	評言
黒井千次	73歳	■	4	「達者ではあるけれど表層を滑り、」
石原慎太郎	72歳	―	0
山田詠美	46歳	●	6	「〈脱兎のごとく走り去った〉……だって。あああああ。どうして、こんなにも女性誌の記事っぽいのだろう。この人の文章はジャンルが違う。」
村上龍	53歳	―	0
河野多恵子	79歳	■	5	「（引用者注：「恋蜘蛛」と共に）無難な作ながら、主題に深みが感じられない。」
宮本輝	58歳	―	0
池澤夏樹	60歳	―	0
高樹のぶ子	59歳	―	0
選評出典：『文藝春秋』平成17年/2005年9月号

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