樋口直哉（ひぐちなおや）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第133回

＝受賞者＝
中村文則

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Last Update●[H26]2014/6/20

	Higuchi Naoya
	生没年月日【注】	昭和56年/1981年5月19日～
	経歴	東京都板橋区生まれ。服部栄養専門学校卒。フランス料理人として働くかたらわ創作を続ける。
	受賞歴・候補歴	第48回群像新人文学賞［小説部門］（平成17年/2005年）「さよなら　アメリカ」 \|候補\| 第133回芥川賞（平成17年/2005年上期）「さよなら　アメリ力」
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第133回候補

「さよなら　アメリ力」（『群像』平成17年/2005年6月号）

媒体・作品情報

誌名	「群像」別表記表紙「GUNZO」併記
巻号	第60巻第6号別表記6月号
印刷/発行年月日	印刷平成17年/2005年5月5日　発行平成17年/2005年6月1日
発行者等	編集人唐木厚　発行人内藤裕之　印刷人足立直樹　印刷所凸版印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社講談社（東京都）
総ページ数	420	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	27字 ×23行 ×2段
本文ページ	6～81 （計76頁）	測定枚数	229枚

書誌

平成17年/2005年7月・講談社刊『さよならアメリカ』

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　樋口直哉　24歳
選考委員		評価	行数	評言
黒井千次	73歳	■	5	「主人公と同じ思いを持つ〈袋族〉を求めて出発した話が尻つぼまりに終っている。」
石原慎太郎	72歳	■	12	「一種カフカ的な世界を作り出そうとしているが、全体の印象はあっちへいったりこっちへ来たりしていかにも散漫だ。暗喩への思い付きは面白いが、着想に力量が及ばないという印象を否めない。」
山田詠美	46歳	●	6	「この作品の一番の欠点は、つまんないことだ。」
村上龍	53歳	―	0
河野多恵子	79歳	■	5	「非リアリズムを目指した作品なのに、読者の眼がリアリズムに引き戻されるようなことを時々してしまう。」
宮本輝	58歳	―	0
池澤夏樹	60歳	―	0
高樹のぶ子	59歳	△	11	「理屈ではなく情景で伝えようとする姿勢に、期待が持てる。ただ今回、その情景のいくつかに（引用者中略）、どこかで読んだ既視感がつきまとった。」
選評出典：『文藝春秋』平成17年/2005年9月号

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