副田義也（そえだよしや）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第38回

＝受賞者＝
開高　健

シェアする

Last Update●[H29]2017/12/15

	Soeda Yoshiya
	生没年月日【注】	昭和9年/1934年10月17日～
	経歴	東京生まれ。東京大学文学部卒、同大学院社会科学研究科修士課程修了。福祉社会学を専門とし、大学教授を務めるかたわら、マンガ評論も行う。
	受賞歴・候補歴	第4回同人雑誌賞（昭和32年/1957年）「闘牛」 \|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（昭和37年/1962年10月号）「時のかたち」 \|候補\| 第38回芥川賞（昭和32年/1957年下期）「闘牛」 \|転載\| 『文學界』同人雑誌推薦作（昭和39年/1964年9月号）「崖」 \|候補\| 第1回作家賞（昭和39年/1964年）「崖」
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全3件同人雑誌評の記録▼全3件

第38回候補

「闘牛(とうぎゅう)」（『新潮』昭和32年/1957年12月号）

媒体・作品情報

誌名	「新潮」別表記表紙「THE SHINCHO」併記
巻号	第54巻第12号別表記12月号/632号
作品名別表記	「鬪牛」
印刷/発行年月日	発行昭和32年/1957年8月1日
発行者等	編輯者発行者齋藤十一　印刷者長久保慶一　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社新潮社（東京都）
総ページ数	252	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	127～137 （計11頁）	測定枚数	33枚

書誌

昭和33年/1958年☆月・大日本雄弁会講談社刊『創作代表選集21　昭和32年後期』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　副田義也　23歳
選考委員		評価	行数	評言
中村光夫	46歳	■	6	「（引用者注：「涼み台」と）作風が両極端といってよいほど違っていながら、どこかひよわな純粋さで共通しています。」「感覚の新しさが器用すぎる文体でそこなわれています」
石川達三	52歳	―	0
瀧井孝作	63歳	●	2	「思い付だけで軽薄。」「どこがよいのか、分らなかった。」
佐藤春夫	65歳	―	0
川端康成	58歳	―	0
井上靖	50歳	△	2	「その才気に注目させられた。」
丹羽文雄	53歳	―	0
舟橋聖一	53歳	―	0
宇野浩二	66歳	■	7	「要するに大学の入学試験を受ける学生の闘争心の様なものを取り扱っただけのもので、これも話はうまく作ってあるけれど、これでは小説にはならぬ。」「もう少しましなものが書けるのではないか、どうか。」
選評出典：『芥川賞全集　第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和33年/1958年3月号）

シェアする

トップページ｜直木賞・芥川賞受賞作一覧｜受賞作・候補作一覧｜受賞作家の群像｜選考委員の群像
選評の概要｜サイトマップ || 候補作家の一覧へ｜前の回へ｜次の回へ