生没年月日【注】 | 大正6年/1917年5月22日~昭和57年/1982年11月15日 | |
経歴 | 静岡県生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。昭和15年/1940年東京日日新聞社(後の毎日新聞社)に入社し、ビルマ特派員、マニラ支局員などを経て、戦後は学芸部などに勤務。のち、同社論説委員、東海大学文明研究所教授を務めるかたわら、教育評論家として活動した。父は小説家の村松梢風、甥に直木賞受賞作家の村松友視がいる。 | |
受賞歴・候補歴 | ||
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『異郷の女』(昭和31年/1956年12月・虎書房刊)媒体・作品情報
書誌 書下ろし
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『ONLY YOU――サンパギータは夜の花』
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副題等 | 表紙・背・扉 「―サンパギータは夜の花―」 | ||||
印刷/発行年月日 | 印刷 昭和32年/1957年6月25日 発行 昭和32年/1957年6月30日 | ||||
発行者等 | 発行者 茂木英二 印刷所 白陽舎印刷工業KK | ||||
発行所 | 株式会社虎書房(東京都) | 形態 | 四六判 並製 | ||
装幀/装画等 | 装幀 難波田龍起 | ||||
総ページ数 | 268 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
44字 ×16行 ×1段 |
本文ページ | 7~264 (計258頁) |
測定枚数 | 412枚 |
書誌
書下ろし
候補者 村松喬 40歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
吉川英治 | 64歳 |
○ | 7 | 「以上三篇(引用者注:「白い扇」「眼」「ONLY・YOU」)は、こんどの候補中ですぐれた作品だったことを今も思っている。」 |
永井龍男 | 53歳 |
■ | 9 | 「異人種の皮膚なり体臭が感じられず、すべて日本的な音色で終っているのが、私には一番物足りない点だった。」 |
井伏鱒二 | 59歳 |
― | 0 | |
木々高太郎 | 60歳 |
● | 12 | 「白けたような、現実性のないものとなったのは、自分をも女をも抽象的にしかつかめなかったからであろう。」 |
村上元三 | 47歳 |
○ | 9 | 「前回の「異境の女」よりも劣るという説があったが、わたしはそうは思わない。しかし、こんどは日本の女を書いてほしかった。」 |
川口松太郎 | 57歳 |
― | 0 | |
大佛次郎 | 59歳 |
― | 0 | |
小島政二郎 | 63歳 |
△ | 8 | 「一番すぐれているところは、ガラス越しに女の部屋に四本の足を発見するところだろう。」 |
選評出典:『オール讀物』昭和32年/1957年10月号 |
文量 | |
長篇 | |
章立て | |
「ひとりごと」「褐色の四本の脚」「冒険と愛の論理」「裏切りと混血娘」「混乱」 | |
時代設定 | 場所設定 |
太平洋戦争中 | フィリピン |
登場人物 | |
●私(語り手、新聞社マニラ支局員) ●マリヤ・サントス(ダンサー、四児の母) ●リンダ(ダンサー兼大学生、北部ルソン出身) ●大林祐二郎(私の同僚記者) |