| 生没年月日【注】 | 昭和20年/1945年9月18日~平成15年/2003年7月9日 | |
| 経歴 | 東京都生まれ。鳥羽商船高卒。日本海汽船入社、一等航海士を務める。『喜望峰』で作家デビューし、のちSF伝奇小説を数多く著す。 | |
| 受賞歴・候補歴 | ||
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| 処女作 | 『喜望峰』(昭和52年/1977年4月・KKベストセラーズ刊) | |
『喜望峰』(昭和52年/1977年4月・KKベストセラーズ/ベストセラー・ノベルズ)媒体・作品情報
書誌 書下ろし
昭和55年/1980年7月・集英社/集英社文庫『喜望峰』
平成2年/1990年11月・徳間書店/徳間文庫『喜望峰』
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『ホーン岬』
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| 印刷/発行年月日 | 発行 昭和52年/1977年12月5日(初版) | ||||
| 発行者等 | 発行者 岩瀬順三 印刷 東京ベル印刷 製本 ナショナル製本 | ||||
| 発行所 | KKベストセラーズ(東京都) | 形態 | 新書判 並製 | ||
| 装幀/装画等 | カバーイラスト 横山 明 本文イラストレーション 辰巳四郎 ルビ有りたつみ しろう | ||||
| 総ページ数 | 243 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
25字 ×19行 ×2段 |
| 本文ページ | 7~242 (計236頁) |
測定枚数 | 561枚 | ||
書誌
昭和58年/1983年3月・集英社/集英社文庫『ホーン岬』
平成3年/1991年9月・徳間書店/徳間文庫『ホーン岬』
| 候補者 谷恒生 |
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| 選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
| 水上勉 | ― | 0 | ||
| 村上元三 | ● | 6 | 「せっかく船乗りでなくては書けない材料を扱っているのに、安手なテレビ活劇映画のようで、それはそれなりで面白ければいいが、読み終ってがっかりした。」 | |
| 司馬遼太郎 | ● | 6 | 「前回の候補作「喜望峰」のほうがおもしろかった。私はこの種の小説が好きなのだが、作品の中に入ってゆくのに難渋し、評価の自信がない。」 | |
| 城山三郎 | ■ | 5 | 「逆転また逆転と展開はおもしろいが、文章に難があった。」 | |
| 川口松太郎 | ■ | 14 | 「前回の「喜望峰」につづいて「ホーン岬」を書いた努力には敬意を表するが、そして仲々面白いのだが、文学に昇華していないのが大欠点だ。」「先ず文学の勉強をしなければ、幾度書いても同じ結果に終るだろう。」 | |
| 五木寛之 | ● | 7 | 「その筆力には感心する。ただしこの人、いかにもプロっぽい作品の面構えで損をしていると思う。本当のプロは一見、堅気めいた物腰の連中が多いものだ。」 | |
| 源氏鶏太 | ● | 4 | 「どうして候補作品に選ばれたのかと思いたくなってくる。私の年齢のせいであろうか。」 | |
| 今日出海 | ― | 0 | ||
| 選評出典:『オール讀物』昭和53年/1978年10月号 | ||||
| 文量 | |
| 長篇 | |
| 章立て | |
| 「プロローグ A」「プロローグ B」「第一章 陽画と陰画」「第二章 クリストバル」「第三章 南大西洋」「第四章 ホーン岬」 | |
| 時代設定 | 場所設定 |
| [同時代] | ブラジル・ブエノスアイレス~横浜~パナマ~南大西洋など |
| 登場人物 | |
| ●陣内龍(「木星丸」乗船の一等航海士) ●伊達英規(陣内の旧友、マラッカ海峡で遭難) ●乾雄吉(操舵手) ●山形健策(五星海運事務長) ●グラデス(南米人、陣内に近付く謎の娘) ●リーゲン・カクゾル(パナマ在住の海運業者) ●キオール・パブロ(CIA要員) |
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