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第129回
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Last Update[H26]2014/6/20

村山由佳
Murayama Yuka
生没年月日【注】 昭和39年/1964年7月10日~
受賞年齢 39歳0ヶ月
経歴 東京都生まれ。立教大学文学部日本文学科卒。不動産会社勤務や塾講師などを経験後、童話、小説の執筆活動をはじめる。
受賞歴・候補歴
  • 花の万博記念全国環境童話コンクール大賞(平成2年/1990年)「いのちのうた」
  • ニッサン童話と絵本のグランプリ[佳作](平成3年/1991年)
  • 第1回少年ジャンプ小説・ノンフィクション大賞[佳作](平成3年/1991年)「もう一度 デジャ・ヴ」
  • 第6回小説すばる新人賞(平成5年/1993年)「春妃~デッサン」(『天使の卵(エンジェルス・エッグ)』に改題)
  • オメガ・アワード(平成10年/1998年)
  • |候補| 第27回泉鏡花文学賞(平成11年/1999年)『BAD KIDS 海を抱く』
  • |候補| 第17回坪田譲治文学賞(平成13年/2001年)『約束』
  • |候補| 第23回吉川英治文学新人賞(平成13年/2001年度)『すべての雲は銀の…』
  • 第129回直木賞(平成15年/2003年上期)『星々の舟』
  • |候補| 第12回島清恋愛文学賞(平成17年/2005年)『天使の梯子』
  • 第4回中央公論文芸賞(平成21年/2009年)『ダブル・ファンタジー』
  • 第22回柴田錬三郎賞(平成21年/2009年)『ダブル・ファンタジー』
  • 第16回島清恋愛文学賞(平成21年/2009年)『ダブル・ファンタジー』
備考
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くも ぎん
『すべての 雲は 銀の…』(平成13年/2001年11月・講談社刊)
書誌
>>平成16年/2004年4月・講談社/講談社文庫『すべての雲は銀の…』(上)(下)
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 23回候補 一覧へ
候補者 村山由佳 女37歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男50歳
4 「入口と出口がきちんとしているのに内容がやや希薄であった。」
阿刀田高
男67歳
3 「あと味のよい作品」「不足とするものがいくつかあった。」
伊集院静
男52歳
8 「奇を衒わず、日常のテーマにむかい合っている作者の姿勢に、骨太さと、小説の筋肉のようなものを感じた。すでに多勢の読者の支持を得ている作者だから、私は前出の作家たち(引用者注:大崎善生、松井今朝子、諸田玲子)とは違う評価があってしかるべきだと思った。」
北方謙三
男54歳
10 「現実の汗や土の感触や、そして平凡な情念やありふれた人間関係の中で、自分を癒していくという作品だった。」「私は、作中人物と作者の距離はしっかりととれていると思った。両極の癒し小説として私は受賞作とともに推したかったが、踏ん張るほどの票は得られなかった。」
高橋克彦
男54歳
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林真理子
女47歳
0  
選評出典:『群像』平成14年/2002年5月号
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直木賞 第129受賞  一覧へ

ほしぼし ふね
星々の 舟』(平成15年/2003年3月・文藝春秋刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「ほしぼし」「ふね」 表紙・背 「VOYAGE THROUGH STARS」併記
印刷/発行年月日 発行 平成15年/2003年3月30日(第1刷)
発行者等 発行者 寺田英 印刷所 凸版印刷 製本所 加藤製本
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画 小野田維「Night Cruising Voyage at Night」 装丁 斎藤深雪
総ページ数 389 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×19行
×1段
本文ページ 7~389
(計383頁)
測定枚数 677
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>平成18年/2006年1月・文藝春秋/文春文庫『星々の舟』
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収録作品の書誌
雪虫
>>初出『別冊文藝春秋』第237号[平成14年/2002年1月]
>>『オール讀物』平成15年/2003年9月号
子どもの神様
>>初出『別冊文藝春秋』第238号[平成14年/2002年3月]
>>『オール讀物』平成15年/2003年9月号
ひとりしずか
>>初出『別冊文藝春秋』第239号[平成14年/2002年5月]
青葉闇
>>初出『別冊文藝春秋』第240号[平成14年/2002年7月]
雲の澪
>>初出『別冊文藝春秋』第241号[平成14年/2002年9月]
名の木散る
>>初出『別冊文藝春秋』第242号[平成14年/2002年11月]
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候補者 村山由佳 女39歳
選考委員 評価 行数 評言
平岩弓枝
女71歳
21 「今回は、まず村山由佳さんの『星々の舟』を(引用者中略)推したいと思った。」「凄いところは一人の人物を描くことから、まるでつながっている糸をひき出すように一つの家族の人々が各々、主人公となって浮び上って来る構成力の巧みさと適確な人間像の描写力だろうと思う。小説というものの魅力と怖しさを久しぶりに堪能させられた。」
津本陽
男74歳
17 「作者の力量に見るべきものがあるが、いろいろと複雑に内容を組みあわせており、そうなるとまだ筆の若さがめだってきて、簡単に引きこまれるというわけにはゆかなくなった。たとえていえば、果物籠に果物を盛りすぎたような不安定感があった。」
井上ひさし
男68歳
32 「〈限りなく一人称に近い三人称による多視点〉という語りをさりげなく駆使しながら、家族という運命共同体の罪深さ、その懐かしさを、明確でしなやかで滋味にあふれた文章でみごとに書き切った。」「物語の起点ですでに亡く、不在であるはずの母親が、構成員たちの話が進むにつれて次第に姿を現して来、ついには圧倒的な存在感を示す。」
田辺聖子
女75歳
22 「人物の一人一人の存在感が重層的に影を落し、得もいえぬハーモニイを生む。」「ラストの戦争時代の記憶は、あまりに重すぎて少し不協和音ではないかと案じたが、全篇、読み通してみると、色合いのちがいが、かえって一篇を引きしめる持味になっているようにも思えた。」
渡辺淳一
男69歳
16 「部分的には、一部、文章の不自然さや、冗長になりがちなところなど、やや問題はあるが、ともかくこれだけのものを書ききった、努力と力強さに感服した。この作家がこの一作で、大きな壁を突き破ったことは、間違いないだろう。」
阿刀田高
男68歳
19 「描かれている一族はありふれた庶民であり、特別な設定はなにもない。大げさな言いかたが許されるならば、エミール・ゾラの〈ルーゴン・マツカール〉を髣髴するものがあった。小さな傷がないでもないが、現代小説の典型として絶大な拍手を送りたい。」
宮城谷昌光
男58歳
17 「その成長が賛嘆されての受賞である、と私は理解した。」「それは多くの選考委員が村山氏の旧作を丹念に読んでいる証左であり、それは村山氏の幸運でもあろうが、作家としての徳というものでもあろう。」
北方謙三
男55歳
15 「ごく普通の、人としての営為にすぎないが、生きることの意味を読者に問いかけるところにまで昇華されている、と私は感じた。誠実な筆遣いも、選考委員の心を動かしたと思う。」「石田、村山、真保の三氏に丸をつけて、私は選考会に臨んだ。」
林真理子
女49歳
23 「この方の初期のものから読んでいるが、いつのまにかこれほど大人の作家としての技倆を身につけられ、堂々とした大作だ。」「きちんと人間をひとりひとり書き分け、大人の過去と苦さを与えている。」「けれども最後の章は、いかにも勉強しました、という意気込みだけで、かなり気持ちをそがれてしまった。」
五木寛之
男70歳
17 「大きな破綻のある小説である。しかし、小器用にまとまった熱気のない作品など、読んだところで仕方がないではないか。書き手が全体の構成を崩してでも書かずにいられない何かに、私は胸を打たれるのだ。『星々の舟』には、それがあった。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年9月号
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文量
連作短篇集〔6篇〕
雪虫
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  北海道~東京
登場人物
水島暁(水島家の次男、生活骨董販売業)
水島沙恵(暁の妹)
水島志津子(暁の父親の後妻、沙恵の実母)
子どもの神様
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~京都
登場人物
水島美希(水島家の末っ子、住宅メーカー勤務)
相原(建築設計士、妻子持ち)
ひとりしずか
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
水島沙恵(水島家の長女)
清太郎(沙恵の幼馴染で婚約者)
水島暁(沙恵の兄)
青葉闇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~千葉
登場人物
水島貢(水島家の長男、市役所勤務)
北村真奈美(貢の部下)
頼子(貢の妻、中学校の教頭)
雲の澪
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
水島聡美(高校生、貢の娘)
楡崎可奈子(聡美の友人、美少女)
健介(聡美の幼馴染)
名の木散る
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]~太平洋戦争中  東京~中国華中
登場人物
水島重之(大工、水島家の家長)
ヤエ子(本名・姜美珠、従軍慰安婦)




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