生没年月日【注】 | 昭和51年/1976年8月29日~ | |
受賞年齢 | 31歳4ヵ月 | |
経歴 | 大阪府大阪市生まれ。大阪市立工芸高校卒。平成14年/2002年に歌手デビュー。 | |
受賞歴・候補歴 |
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「わたくし率 イン 歯ー、または世界」
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誌名 | 「早稲田文学」 別表記「wasebun」併記 | ||||
巻号 | (0)(丸付き数字) | ||||
印刷/発行年月日 | 印刷 平成19年/2007年5月20日(初版第1刷) 発行 平成19年/2007年5月30日(初版第1刷) | ||||
発行者等 | 発行者 田島照久 印刷所 凸版印刷株式会社(東京都) | ||||
発行所 | 早稲田文学会(東京都) | ||||
総ページ数 | 307 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
44字 ×20行 ×1段 |
本文ページ | 4~57 (計54頁) |
測定枚数 | 107枚 |
書誌
平成19年/2007年7月・講談社刊『わたくし率イン歯ー、または世界』所収
平成22年/2010年7月・講談社/講談社文庫『わたくし率イン歯ー、または世界』所収
候補者 川上未映子 30歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
小川洋子 | 45歳 |
△ | 6 | 「自意識から離れた瞬間の、川上さんの描写力には衝撃を受けた。」 |
川上弘美 | 49歳 |
□ | 12 | 「語り手の口から語られる言葉(すなわち作者の書いている言葉)に、作者自身がぜんぜんうっとりしていないことに、たいそう好感を持った。」「「それだけはしないくれ」と念じていた「妄想でした」という結末、残念残念残念。」 |
池澤夏樹 | 62歳 |
△ | 13 | 「この饒舌、この沈黙恐怖のようなしゃべくりは朗読してみると実に快い。ナンセンスな内容はそれにふさわしい。だからだろうか、後半に至って現実の青木とその女が出てくるところで急に話が弛緩してしまう。相手が一人ならばともかく二人では現実感がありすぎる。」 |
石原慎太郎 | 74歳 |
● | 10 | 「自分が苦労?して書いた作品を表象する題名も付けられぬ者にどんな文章が書けるものかと思わざるをえない。」 |
高樹のぶ子 | 61歳 |
― | 0 | |
村上龍 | 55歳 |
― | 0 | |
黒井千次 | 75歳 |
△ | 7 | 「言葉のエネルギーが小説に必要な他の要素を上まわった感がある。しかし次作への期待を抱かせる力量を備えている。」 |
宮本輝 | 60歳 |
△ | 8 | 「川上氏の言語感覚は瞬間芸には向いていそうだが、ある長さを必要とする小説では、そこのところがかえって災いとなる。」 |
山田詠美 | 48歳 |
△ | 6 | 「言葉の扱いとスピード感が、とってもチャーミングなので、こんな題名ではったりかますことはない。いじめに持って行くラストは疑問。」 |
選評出典:『文藝春秋』平成19年/2007年9月号 |
「乳と卵」(『文學界』平成19年/2007年12月号)媒体・作品情報
書誌 平成20年/2008年2月・文藝春秋刊『乳と卵』所収
『文藝春秋』平成20年/2008年3月号
平成22年/2010年9月・文藝春秋/文春文庫『乳と卵』所収
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