生没年月日【注】 | 昭和35年/1960年3月28日~ | |
受賞年齢 | 43歳3ヶ月 | |
経歴 | 東京都生まれ。成蹊大学経済学部卒。広告制作会社に勤務後、フリーのコピーライターとして活動。その傍ら小説を書き、平成9年/1997年「池袋ウエストゲートパーク」で、オール讀物推理小説新人賞受賞。 | |
受賞歴・候補歴 |
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処女作 | 「池袋ウエストゲートパーク」(『オール讀物』平成9年/1997年) |
『少年計数機――池袋ウエストゲートパークII』
(平成12年/2000年6月・文藝春秋刊) 書誌 平成14年/2002年5月・文藝春秋/文春文庫『少年計数機―池袋ウエストゲートパークII』 収録作品 「妖精の庭」「少年計数機」「銀十字」「水のなかの目」
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『娼年』(平成13年/2001年7月・集英社刊)媒体・作品情報
書誌 書下ろし
平成16年/2004年5月・集英社/集英社文庫『娼年』
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『骨音――池袋ウエストゲートパークIII』
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作品名 別表記 | 奥付 ルビ有り「こつおん」 | ||||
印刷/発行年月日 | 発行 平成14年/2002年10月30日(第1刷) | ||||
測定媒体発行年月日 | 発行 平成14年/2002年12月25日(第4刷) | ||||
発行者等 | 発行者 寺田英視 印刷 理想社 大日本印刷 製本 加藤製本 | ||||
発行所 | 株式会社文藝春秋(東京都) | 形態 | 四六判 上製 | ||
装幀/装画等 | 写真(カバー・目次) 新津保建秀 装幀 関口聖司 | ||||
総ページ数 | 318 | 表記上の枚数 | ― | 基本の文字組 (1ページ当り) |
43字 ×19行 ×1段 |
本文ページ | 7~318 (計312頁) |
測定枚数 | 561枚 |
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
書誌
平成16年/2004年9月・文藝春秋/文春文庫『骨音―池袋ウエストゲートパークIII』
収録作品の書誌
骨音
初出『オール讀物』平成13年/2001年11月号
西一番街テイクアウト
初出『オール讀物』平成14年/2002年2月号
キミドリの神様
初出『オール讀物』平成14年/2002年5月号
平成15年/2003年7月・講談社刊『ザ・ベストミステリーズ2003』所収
平成18年/2006年11月・講談社/講談社文庫『ミステリー傑作選 殺人格差』所収
西口ミッドサマー狂乱
書き下ろし
候補者 石田衣良 42歳 | ||||
選考委員 | 評価 | 行数 | 評言 | |
井上ひさし | 68歳 |
△ | 28 | 「池袋を書くのが楽しく仕方がないという作者の喜びが行間に跳ねていて、気持がいい。主人公がときおり洩らす自己批判の、自嘲の独白がまたおもしろく、やはり好ましい才能である。」 |
黒岩重吾 | 78歳 |
― | 0 | |
宮城谷昌光 | 57歳 |
△ | 16 | 「「骨音」を読むと、玉石混淆ということばが浮かんでくる。それは氏を軽視していることばではない。」「氏の才能の問題ではなく、自身にたいする愛情にかかわることで、氏はまだ自身を本気に愛してはいない。つつしみに似た照れというようなものが、まだどこかにある証左である。」 |
北方謙三 | 55歳 |
■ | 10 | 「シリーズを通読すれば、痛快に読める作品で、これからの展開も期待できるが、これ一作での候補というのは気の毒だった。」 |
渡辺淳一 | 69歳 |
● | 4 | 「前回の候補作のひりひりするような繊細さが失われて、荒削りなだけの作品に堕してしまった。」 |
林真理子 | 48歳 |
■ | 4 | 「エンターテイメントとして水準が高いが、シリーズもののためわかりにくい。」 |
阿刀田高 | 68歳 |
■ | 11 | 「連作集の第三部が候補になったこと自体、作者にとって不運であったろう。」「文章のみずみずしさ、音楽への感性など、すばらしい才能を感じながらも今回の作品にはなじめなかった。」 |
田辺聖子 | 74歳 |
△ | 4 | 「風俗が主人公、という作品のたたずまいが、新鮮で面白い作品だった。」 |
津本陽 | 73歳 |
△ | 4 | 「都会に生きる者の、無機質のような内部に、暗い色彩の光りをあて、それなりの効果をだしている。」 |
平岩弓枝 | 70歳 |
△ | 8 | 「何を書いても明るい感じがするのは、この作者の持ち味だろう。逆にその分、リアルではないという苦言が呈されたけれども、この持ち味は失わないでもらいたい。貴重な財産である。」 |
五木寛之 | 70歳 |
― | 0 | |
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号 |
文量 |
連作短篇集〔4篇〕 |
章立て |
(時代)[同時代] (場所)東京・池袋など |
登場人物 |
●おれ(語り手、真島誠、フリーライター) ●安藤タカシ(Gボーイズのヘッド) |
骨音 |
章立て |
なし |
登場人物 |
●SIN(バンド「デッドセインツ」のボーカル) ●須来英臣(音楽エンジニア兼ミキサー) ●ハヤト(「デッドセインツ」のギター) |
西一番街テイクアウト |
章立て |
なし |
登場人物 |
●桜田香緒(読書好きの少女) ●ヒロコ(香緒の母親、連れだしパブの女) ●サル(氷高組の本部長代行) |
キミドリの神様 |
章立て |
なし |
登場人物 |
●小此木克郎(NPО代表) ●北原幸治郎(カフェ店主) ●深尾(闇世界の金融屋) |
西口ミッドサマー狂乱 |
章立て |
なし |
登場人物 |
●永遠子(歌手) ●御厨ソウメイ(レイヴのオーガナイザー) ●佐伯イッセイ(ドラッグ「スネークバイト」の元締め) ●エディ(本名・山口英臣・ウィリアムズ、ドラッグマニア) |
『4TEEN フォーティーン』(平成15年/2003年5月・新潮社刊)媒体・作品情報
書誌 平成17年/2005年12月・新潮社/新潮文庫『4TEEN フォーティーン』 収録作品の書誌 びっくりプレゼント
初出『小説新潮』平成11年/1999年7月号
『オール讀物』平成15年/2003年9月号
平成19年/2007年4月・新潮社/新潮文庫『青春小説傑作選 14歳の本棚―初恋友情編』所収
月の草
初出『小説新潮』平成13年/2001年5月号
飛ぶ少年
初出『小説新潮』平成14年/2002年6月号
『オール讀物』平成15年/2003年9月号
十四歳の情事
初出『小説新潮』平成14年/2002年8月号
大華火の夜に
初出『小説新潮』平成13年/2001年12月号
『オール讀物』平成15年/2003年9月号
ぼくたちがセックスについて話すこと
書き下ろし
空色の自転車
初出『小説新潮』平成14年/2002年3月号
平成15年/2003年6月・徳間書店/徳間文庫『短篇ベストコレクション:現代の小説2003』所収
十五歳への旅
書き下ろし
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