芥川賞のすべて・のようなもの
第36回
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Last Update[H26]2014/6/20

岡葉子
Oka Yoko
生没年月日【注】 明治41年/1908年2月20日~
経歴 福島県出身。福島県女子師範学校卒。『文藝首都』同人。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第36回芥川賞(昭和31年/1956年下期)「黒い爪」
備考
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芥川賞 第36回候補  一覧へ

くろ つめ
黒い 爪」(『文藝首都』昭和31年/1956年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「文藝首都」  別表記表紙・奥付 「文藝首都」 扉・目次 「文芸首都」
巻号 第25巻 第9号  別表記9月号
作品名 別表記 本文 「い爪」
印刷/発行年月日 印刷 昭和31年/1956年8月20日 発行 昭和31年/1956年9月1日
発行者等 編集兼発行者 保高徳蔵 印刷所 小宮山印刷工業株式会社 小宮山幸造
発行所 株式会社文芸首都社(東京都)
総ページ数 136 表記上の枚数 目次 78枚 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×26行
×2段
本文ページ 8~29
(計22頁)
測定枚数 81
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和34年/1959年☆月・第二書房刊『黒い爪』所収
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候補者 岡葉子 女48歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男51歳
0  
瀧井孝作
男62歳
5 「どこがよいのか私には分らなんだ。奔放な作のように見られたが、これは幼稚でまとめる腕がないから荒っぽいので、点の甘いひいき目に見ても、これらは子供の自由画程度の面白味ではないかしら。」
丹羽文雄
男52歳
7 「褒めたのは、私と井上靖君だけであったが、それを芥川賞にどこまでも推すかとなると、躊躇せざるを得なかった。材料がいやらしいから嫌だといったひともあるが、それはあくまで個人的感情であって、この作の欠点ではない。奔放な作品だと思った。」「小説というもののもっとも素朴な面白さを持っている、いまどき珍しい小説である。」
中村光夫
男45歳
6 「異色ある作品で、作者の我と野心の強さを感じさせますが、原始にちかいどん底生活と女性のナルシシスムをない合わせたテーマの特異性に、作者自身陶酔している感じで、描写の感覚にも金属の切り口が銹びたような汚れが目立ち、結局主人公のナルシシスムが小説として独立して来ません。」
舟橋聖一
男52歳
6 「強いて上げれば、岡葉子の「黒い爪」ぐらいなものであるが、たとえ明治生まれで、われわれ選者と大して年の違わない老人の作と聞いても、授賞作としては物足りず、これを推していた丹羽君も、「該当作なし」と云うので、今回はそれもよかろうと思った。」
川端康成
男57歳
3 「四十七、八歳の家庭の主婦で、力のある作品を書いているのには興味を持った。」
井上靖
男49歳
5 「作者がこれを書こうとした発想には疑いを持つが、最後まで読ませて行く力はある。才能もあり、力量もあるのだから、それをいい加減に使わず、作品の主題について、もう少し神経質であるべきだろう。」
宇野浩二
男65歳
17 「この小説の話は、奇妙きてれつである、目をそむけたくなる場面もしばしばある、極りなくグロテスクである、それでいて、大へん面白い。」「この作者の空想力は、この小説だけについて云えば、頼もしい限りである。ところが、その空想力と反対に、この作者は、小説に一ばん肝心な、書き現し方が、上手でない、いや、下手なようである。それが『キズ』である。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和32年/1957年3月号)
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