魚住陽子（うおずみようこ）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第101回

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Last Update●[R3]2021/10/5

	Uozumi Yoko
	生没年月日【注】	昭和26年/1951年10月23日～令和3年/2021年8月22日
	経歴	本名＝加藤陽子。埼玉県生まれ。小川高校卒。書店、出版社に勤務するかたわら同人誌で詩を書く。池袋コミュニティ・カレッジの小説講座に通い、昭和62年/1987年頃より同人誌『こみゅにてぃ』に小説を発表。
	受賞歴・候補歴	\|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（平成1年/1989年2月号）「静かな家」 \|候補\| 第101回芥川賞（平成1年/1989年上期）「静かな家」第1回朝日新人文学賞（平成1年/1989年）「奇術師の家」 \|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（平成2年/1990年2月号）「遠い庭」 \|候補\| 第105回芥川賞（平成3年/1991年上期）「別々の皿」 \|候補\| 第5回三島由紀夫賞（平成3年/1991年度）「公園」 \|候補\| 第108回芥川賞（平成4年/1992年下期）「流れる家」 \|候補\| 第18回野間文芸新人賞（平成8年/1996年）『動く箱』
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全7件同人雑誌評の記録▼全4件

第101回候補

「静(しず)かな家(いえ)」（『こみゅにてぃ』25号［昭和63年/1988年10月］）

媒体・作品情報

誌名	「こみゅにてぃ」
巻号	第25号
印刷/発行年月日	発行昭和63年/1988年10月8日
発行者等	発行人魚住陽子　編集人三浦美恵子　印刷株式会社美巧社（東京都）
発行所	こみゅにてぃ編集委員会（東京都）
総ページ数	110	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	27字 ×25行 ×2段
本文ページ	90～104 （計15頁）	測定枚数	49枚

書誌

平成2年/1990年3月・朝日新聞社刊『奇術師の家』所収

平成8年/1996年3月・朝日新聞社／朝日文芸文庫『奇術師の家』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　魚住陽子　37歳
選考委員		評価	行数	評言
吉行淳之介	65歳	―	0
日野啓三	60歳	■	10	「小川洋子、鷺沢萠、魚住陽子の女性三人の作品が期せずして、家庭（ルビ：ホーム）より家（ルビ：ハウス）ないし室（ルビ：ルーム）に強い現実感を覚えるタイプの作品だったことに、私の内部で驚きながらうなずくものがあった。」「率直にいって、もっと小説としての力をつけねばならない。」
河野多恵子	63歳	―	0
黒井千次	57歳	―	0
古井由吉	51歳	―	0
田久保英夫	61歳	―	0
開高健	58歳	―	0
大庭みな子	58歳	―	0
三浦哲郎	58歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第十五巻』平成14年/2002年4月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』平成1年/1989年9月号）

第105回候補

「別々(べつべつ)の皿(さら)」（『新潮』平成3年/1991年5月号）

媒体・作品情報

誌名	「新潮」別表記表紙「THE SHINCHO^」併記
巻号	第88巻第5号別表記5月号/1036号
印刷/発行年月日	発行平成3年/1991年5月1日
発行者等	編集兼発行者坂本忠雄　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社新潮社（東京都）
総ページ数	324	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	85～109 （計25頁）	測定枚数	75枚

書誌

平成4年/1992年2月・新潮社刊『雪の絵』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　魚住陽子　39歳
選考委員		評価	行数	評言
吉行淳之介	67歳	―	0
大庭みな子	60歳	△	2	「「別々の皿」をかかえて胃を押さえる現代人の暮しに頷く人は多いだろう。」
三浦哲郎	60歳	―	0
丸谷才一	65歳	―	0
河野多恵子	65歳	―	0
日野啓三	62歳	―	0
黒井千次	59歳	―	0
古井由吉	53歳	―	0
田久保英夫	63歳	―	0
大江健三郎	56歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第十五巻』平成14年/2002年4月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』平成3年/1991年9月号）

第108回候補

「流(なが)れる家(いえ)」（『新潮』平成4年/1992年12月号）

媒体・作品情報

誌名	「新潮」別表記表紙「THE SHINCHO^」併記
巻号	第89巻第12号別表記12月号/1055号
印刷/発行年月日	発行平成4年/1992年12月1日
発行者等	編集兼発行者坂本忠雄　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社新潮社（東京都）
総ページ数	356	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	26字 ×24行 ×2段
本文ページ	94～126 （計33頁）	測定枚数	99枚

書誌

平成7年/1995年11月・新潮社刊『動く箱』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　魚住陽子　41歳
選考委員		評価	行数	評言
河野多恵子	66歳	―	0
丸谷才一	67歳	■	7	「以前にくらべて格段に腕をあげた。」「しかし全体に薄味にすぎるし、とりわけ終りが詰まらないのが困る。」
大江健三郎	57歳	―	0
大庭みな子	62歳	―	0
吉行淳之介	68歳	―	0
黒井千次	60歳	■	2	「素材が生かし切れずに平板に終っている。」
古井由吉	55歳	―	0
田久保英夫	64歳	―	0
日野啓三	63歳	―	0
三浦哲郎	61歳	△	2	「惹かれるものがあった。」
選評出典：『芥川賞全集　第十六巻』平成14年/2002年6月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』平成5年/1993年3月号）

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