奥野忠昭（おくのただあき）-芥川賞候補作家｜芥川賞のすべて・のようなもの

芥川賞のすべて・のようなもの

第61回

＝受賞者＝
庄司　薫
田久保英夫

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Last Update●[H29]2017/12/15

	Okuno Tadaaki
	生没年月日【注】	昭和11年/1936年☆月☆日～
	経歴	大阪府岸和田市生まれ。大阪学芸大学小学校教員養成課程卒、大阪教育大学大学院教育学研究科修了。小学校教諭として勤務。
	受賞歴・候補歴	日教組文学賞「煙へ飛翔」 \|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（昭和44年/1969年7月号）「煙へ飛翔」 \|候補\| 第61回芥川賞（昭和44年/1969年上期）「煙へ飛翔」 \|転載\| 『文學界』同人雑誌推薦作（昭和45年/1970年4月号）「空騒」 \|候補\| 第63回芥川賞（昭和45年/1970年上期）「空騒」第2回神戸文学賞（昭和52年/1977年）「姥捨て」 \|同人雑誌評\| 『文學界』同人雑誌評［ベスト5］（平成17年/2005年6月号）「死刑執行官」 \|転載\| 『文學界』同人雑誌優秀作（平成19年/2007年6月号）「電車ともだち」
	サブサイトリンク	文学賞の世界▼全3件同人雑誌評の記録▼全25件

第61回候補

「煙(けむり)へ飛翔(ひしょう)」（『教育評論』昭和44年/1969年4月臨時増刊号）

媒体・作品情報

誌名	「教育評論」
巻号	通巻第229号別表記4月臨時増刊号
印刷/発行年月日	印刷昭和44年/1969年4月1日　発行昭和44年/1969年4月10日
発行者等	発行人今村彰
発行所	日本教職員組合情宣部（東京都）
総ページ数	92	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	24字 ×30行 ×3段
本文ページ	6～20 （計15頁）	測定枚数	77枚

書誌

昭和47年/1972年12月・一ツ橋書房刊『煙へ飛翔』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　奥野忠昭　(33歳)
選考委員		評価	行数	評言
三島由紀夫	44歳	△	2	「描かれない不在の子供の実在感も印象に残った。」
丹羽文雄	64歳	△	6	「奇抜な着想で興味をもったが、作者にも書きたいことがよくわかっていなかったのではないか。」「生徒が一人もいない教室という着想はぎょっとさせたが、私は生れが四日市なので四日市公害を連想したものである。」
石川達三	64歳	―	0
瀧井孝作	75歳	―	0
舟橋聖一	64歳	―	0
大岡昇平	60歳	―	0
井上靖	62歳	―	0
中村光夫	58歳	―	0
川端康成	70歳	―	0
永井龍男	65歳	■	3	「熟し切らない作品だが、色盲の描いた絵のような（それを見たことはないのだが）、一種ゆがんだ雰囲気が全篇に流れ、それが異色であった。」
石川淳	70歳	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和44年/1969年9月号）

第63回候補

「空騒(からさわぎ)」（『新文学』昭和45年/1970年3月号）

媒体・作品情報

誌名	「新文学」
巻号	第63号別表記3月号
印刷/発行年月日	発行昭和45年/1970年3月1日
発行者等	発行人小野十三郎　編集人松岡昭宏　印刷所橋本竜正社株式会社（堺市）　編集委員村田拓、速水智也子、倉橋健一、川崎彰彦
発行所	大阪文学協会（大阪市）
総ページ数	76	表記上の枚数	―	基本の文字組（1ページ当り）	30字 ×25行 ×2段
本文ページ	4～33 （計30頁）	測定枚数	105枚

書誌

『文學界』昭和45年/1970年4月号再録

昭和47年/1972年12月・一ツ橋書房刊『煙へ飛翔』所収

選評の概要

この回の全概要　見方・注意点

候補者　奥野忠昭　(34歳)
選考委員		評価	行数	評言
井上靖	63歳	―	0
石川達三	65歳	―	0
三島由紀夫	45歳	―	0
丹羽文雄	65歳	―	0
舟橋聖一	65歳	―	0
大岡昇平	61歳	―	0
川端康成	71歳	△	3	「その着想はおもしろかった。」
石川淳	71歳	―	0
永井龍男	66歳	―	0
中村光夫	59歳	―	0
瀧井孝作	76歳	■	5	「何か戯画化した小説と見たが、まだ描写の線が生硬で、読み難かった。」
選評出典：『芥川賞全集　第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和45年/1970年9月号）

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