小林恭二 Kobayashi Kyoji

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生没年月日	昭和32年/1957年11月9日～
経歴	兵庫県西宮市生まれ。東京大学文学部美学科卒。学習塾教師を経て、昭和59年/1984年、「電話男」で海燕新人文学賞を受賞。実験的作品、話題作を次々と発表。日本の伝統遊芸にも造詣が深い。
受賞歴・候補歴	第3回海燕新人文学賞（昭和59年/1984年）「電話男」 \|候補\| 第94回芥川賞（昭和60年/1985年下期）「小説伝」 \|候補\| 第14回泉鏡花文学賞（昭和61年/1986年）『小説伝・純愛伝』 \|候補\| 第8回野間文芸新人賞（昭和61年/1986年）『小説伝・純愛伝』 \|候補\| 第15回泉鏡花文学賞（昭和62年/1987年）『ゼウスガーデン衰亡史』 \|候補\| 第9回野間文芸新人賞（昭和62年/1987年）『ゼウスガーデン衰亡史』 \|候補\| 第1回三島由紀夫賞（昭和62年/1987年度）『ゼウスガーデン衰亡史』 \|候補\| 第13回野間文芸新人賞（平成3年/1991年）『荒野論』 \|候補\| 第5回三島由紀夫賞（平成3年/1991年度）「瓶の中の旅愁」 \|候補\| 瞠目反・文学賞（平成5年/1993年）『瓶の中の旅愁』第11回三島由紀夫賞（平成9年/1997年度）「カブキの日」 \|候補\| 第34回川端康成文学賞（平成20年/2008年）「遁世記」
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「小説伝(しょうせつでん)」（『海燕』昭和60年/1985年8月号）

媒体・作品情報

誌名	「海燕」別表記表紙「文芸雑誌　the kaien」併記
巻号	第4巻第8号別表記8月号
印刷/発行年月日	発行昭和60年/1985年8月1日
発行者等	編集兼発行者寺田博　印刷者北島義俊　印刷所大日本印刷株式会社（東京都）
発行所	株式会社福武書店（東京都）
総ページ数	260	表記上の枚数	目次 150枚	基本の文字組（1ページ当り）	27字 ×24行 ×2段
本文ページ	22～70 （計49頁）	測定枚数	154枚

書誌

昭和61年/1986年3月・福武書店刊『小説伝・純愛伝』所収

昭和61年/1986年4月・講談社刊『文学1986』所収

昭和63年/1988年11月・福武書店／福武文庫『小説伝』所収

芥川賞 第94回候補

選評の概要

候補者　小林恭二
選考委員	評価	行数	評言
吉行淳之介	―	0
水上勉	―	0
田久保英夫	―	0
安岡章太郎	―	0
古井由吉	―	0
中村光夫	―	0
遠藤周作	―	0
三浦哲郎	―	0
開高健	―	0
選評出典：『芥川賞全集　第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊　再録（初出：『文藝春秋』昭和61年/1986年3月号）

『モンスターフルーツの熟(う)れる時(とき)』（平成13年/2001年5月・新潮社刊）

第125回推薦候補

大衆選考会での推薦

推薦者	推薦日	推薦文
アプリコット	平成13年/2001年6月13日	小林恭二さんと言えば、デビューをされてすでに十年以上を経たベテランさんですね。一昨年でありましたが三島由紀夫賞を「かぶきの日」で受賞されています。海燕新人文学賞の受賞作品「電話男」で世に出てから、色々なテイストの作品をかなり手がけてます。じぶんとしては、自伝的な作品の「父」などには、目をみはるものがありました。作家としてのライフスタイルと言うよりは、本書きに対する姿勢はさすが東大卒の秀才さんってところでしょうか？