芥川賞のすべて・のようなもの
第78回
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Last Update[H26]2014/6/20

高城修三
Taki Shuzo
生没年月日【注】 昭和22年/1947年10月4日~
受賞年齢 30歳3ヵ月
経歴 本名=若狭雅信。香川県香川郡円座村(現・高松市)生まれ。京都大学文学部言語学科卒。出版社を経て塾を開業。そのかたわら小説創作を続ける。
受賞歴・候補歴
  • 第9回新潮新人賞(昭和52年/1977年)「榧の木祭り」
  • 第78回芥川賞(昭和52年/1977年下期)「榧の木祭り」
備考
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芥川賞 第78受賞  一覧へ

かや きまつ
榧の 木祭り」(『新潮』昭和52年/1977年8月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「THE SHINCHO^」併記
巻号 第74巻 第8号  別表記8月特大号/870号
印刷/発行年月日 発行 昭和52年/1977年8月1日
発行者等 編集兼発行者 谷田昌平 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 324 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×23行
×2段
本文ページ 124~192
(計69頁)
測定枚数 199
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書誌
>>『新潮』昭和52年/1977年6月号
>>昭和53年/1978年1月・新潮社刊『榧の木祭り』所収
>>『文藝春秋』昭和53年/1978年3月号
>>昭和57年/1982年12月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第11巻』所収
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候補者 高城修三 男30歳
選考委員 評価 行数 評言
丹羽文雄
男73歳
19 「秀れていた。」「芥川賞として推したい。どこかの山村にある伝説であろう。それをみごとに小説化している。」「陰惨な小説になっても仕方がないのだが、この小説はロマンチックでさえある。最後まで祭りの真相を知らさず、描写によって納得させていくあたり、あざやかな腕前である。」「題材も珍しいものであるが、読みおえたあと、思わずあとを追わせるような小説である。」
大江健三郎
男42歳
12 「授賞した二作については、僕はおおむね批判の言葉をはいた。」「今日の文明のなかに住んでそれ(引用者注:民俗的な小世界)をつくる手つきがすけて見える。」「むしろ文体や構成を民俗的なものから切りはなして、客体としてはっきり民俗的なものを表現する、その方法をとるべきではないかと僕は思う。」「しかし(引用者中略)知的腕力とでもいうものはたくましい」
中村光夫
男66歳
13 「最後まで残った三篇は、票数もまったく同じで、甲乙をつけ難かった」「たんに初歩の技術がうまいというだけのことであり、目はしのきく青年が、現代ばなれという現代風の題材を小器用にまとめただけという印象は拭えません。しかしこれだけの筆力も稀れな天分には違いないので、作者がもし自分の欠点に気付いて、工夫をこらしたら、多くのものが期待できると思います。」
安岡章太郎
男57歳
13 「積極的に推せる作品ではなかった。「螢川」と違ってこれには一発かませてやろうというような野心はあり、そこに新しさがあるといえば言える。しかし、この作者には野望以外に何があるだろう。」「なかで使われている会話も、九州やら四国やら関東やら、あちこちの方言が練り合せてあるようで、そのこと自体をどうのこうのとは言わないが、作品を空疎なものにしていることはたしかだろう。」
吉行淳之介
男53歳
10 「筆力抜群だが、映像世代の青年が活字で現わした土俗風ミステリーという感じである。」「ストーリーのツジツマの合わないところが気になる。」
瀧井孝作
男83歳
19 「人の名は片カナ、言葉も方言、一寸わかりにくいところも多いが、それもむかしの土俗の厚味のようにも感じられて、私は面白く読んだ。」「手のこんだ佳い作品で宜しいが……。只一ばんしまいの場面、(引用者中略)ガシンの場合だけ何故生埋めにされるのか、これは、何故か、私は作者に質したいような気持もした。」
井上靖
男70歳
7 「これはこれで充分面白く読んだ。ただ、こうした土俗的世界を取り扱う場合、こうした世界を取り扱わざるを得ない作者の心の落款のようなものが捺されてなければならないが、それは感じられなかった。」
遠藤周作
男54歳
4 「授賞二作品については多くの評がこれからなされるだろう」
選評出典:『芥川賞全集 第十一巻』昭和57年/1982年12月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和53年/1978年3月号)
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