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昭和39年/1964年上半期
(昭和39年/1964年7月21日決定発表/『オール讀物』昭和39年/1964年10月号選評掲載)
選考委員  木々高太郎
男67歳
大佛次郎
男66歳
今日出海
男60歳
海音寺潮五郎
男62歳
小島政二郎
男70歳
中山義秀
男63歳
源氏鶏太
男52歳
川口松太郎
男64歳
村上元三
男54歳
松本清張
男54歳
選評総行数  63 55 38 110 44 6 50 33 51 36
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
真木桂之助 「海の侵入」
152
男35歳
0 9 0 0 5 0 20 0 0 12
草川俊 「赤い運河」
124
男49歳
17 0 0 0 7 0 0 8 0 0
桑原恭子 「裸の秒」
154
女31歳
0 17 0 0 0 0 0 0 0 0
村山明子 「指のメルヘン」
90
女(33歳)
4 3 0 0 0 0 0 0 0 13
諸星澄子 「電気計算機のセールスマン等」
103
女32歳
5 15 0 0 0 0 0 0 0 0
宮地佐一郎 『闘鶏絵図』
90
男39歳
7 13 0 91 7 0 9 6 4 0
林青梧 『誰のための大地』
1163
男34歳
23 14 29 19 10 0 23 6 10 8
藤井千鶴子 「狂詩人」
72
女(55歳)
6 0 0 0 0 0 0 0 0 0
                   
年齢/枚数の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』昭和39年/1964年10月号
1行当たりの文字数:14字


選考委員
木々高太郎男67歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
林青梧を惜しむ 総行数63 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
0  
草川俊
男49歳
17 「筆力もよく、物語も面白い。然し、その物語のうちに、何か偶然の救いが多すぎはしないか。この作者はむしろ、そのどちらかを生かすつもりでやればよい。」
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
4 「何か新しさを感じさせる。」
諸星澄子
女32歳
5 「何か新しさを感じさせる。」
宮地佐一郎
男39歳
7 「何か古い感じがあるのは、どこに原因があるか、作者達はこの点をよく考える必要があろう。」
林青梧
男34歳
23 「よく調べることも調べてあり、大きな構想もあり、それと落着いた筆力もある。然し、若し欠点があるとしたら、それはもっと柔軟な筆と、フィクションにすぐれた力を欲しい。」
藤井千鶴子
女(55歳)
6 「何か古い感じがあるのは、どこに原因があるか、作者達はこの点をよく考える必要があろう。」
  「結論は、今期は受賞作なしということになったが、私としては出し度かった。」
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他の選考委員
大佛次郎
今日出海
海音寺潮五郎
小島政二郎
中山義秀
源氏鶏太
川口松太郎
村上元三
松本清張
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選考委員
大佛次郎男66歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
地殻を穿って 総行数55 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
9 「短いがよくまとまった社会小説で佳品である。社会小説らしい社会小説なので強く打って来ないのだろうか。中央と地方との政治の在るようでないような生煮えの関係など、よく書いてある。」
草川俊
男49歳
0  
桑原恭子
女31歳
17 「新しく発生した現代職業とその中に泳いでいる人たちを描いて、私には知らぬことで興味があった。」「農家の生活の現代をのぞかせている。これも救いはない。ありのままの姿を描くだけでなく、私など、その上に何か欲しいのである。」
村山明子
女(33歳)
3 「機智に溢れた作品、粒の立ったスマートな性質が直木賞のものではない。」
諸星澄子
女32歳
15 「新しく発生した現代職業とその中に泳いでいる人たちを描いて、私には知らぬことで興味があった。」「ありのままの姿を描くだけでなく、私など、その上に何か欲しいのである。」
宮地佐一郎
男39歳
13 「世界は狭いが、私はこの充実した力量に感心した。詩情も豊かであった。」
林青梧
男34歳
14 「時間的な、こくめいな展開が、やや常套さを覚えさせるが力作で、特に朝鮮の人たちのミゼールをよく描いてある。」「ただ出て来る軍人が一様に悪玉の臭気を出すのが彫りが浅いと思われた。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
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他の選考委員
木々高太郎
今日出海
海音寺潮五郎
小島政二郎
中山義秀
源氏鶏太
川口松太郎
村上元三
松本清張
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選考委員
今日出海男60歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
「誰のための大地」を 総行数38 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
0  
草川俊
男49歳
0  
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
0  
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
0  
林青梧
男34歳
29 「一等に推し、これ一本に賭けた。」「林青梧という人はどういう人か知らないが、次の機会にまたといっても、あのような力作はそう何作も出来るものではあるまい。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
  「四五十枚の作品と千枚の作品では同じ位の力量なら、千枚の方が威圧して勝ってしまう。」「長短篇で勝負せず、直木賞長篇部と短篇部という二つに分けるのも一案で、当路の人々に進言したい。」
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
海音寺潮五郎
小島政二郎
中山義秀
源氏鶏太
川口松太郎
村上元三
松本清張
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選考委員
海音寺潮五郎男62歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
酔わせるものなし 総行数110 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
0  
草川俊
男49歳
0  
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
0  
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
91 「何よりも、未熟で不器っちょな文章が気になった。」「古風な文体必ずしも排すべきではないが、十分に習熟してから使わないと、鈍刀をもって彫刻するような結果になる。」
林青梧
男34歳
19 「力作には違いないが、努力に相応する効果が上がっているとは思えなかった。」「人を酔わせるものがないのだ。力作ではあるが、秀作ではないのであろう。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
今日出海
小島政二郎
中山義秀
源氏鶏太
川口松太郎
村上元三
松本清張
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選考委員
小島政二郎男70歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
構想力の貧困 総行数44 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
5 「こう型に嵌った人物ばかり出て来て、型通りに筋が発展したのでは、新鮮味も何もあったものではない。」
草川俊
男49歳
7 「出来は悪いが、「赤い運河」などは直木賞系の作品だと思う。」「これじゃ、お伽噺でどうにもならない。」
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
0  
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
7 「こんな燃焼の程度では、砂を噛むに等しい。」「長曾我部元親ともあろう人物の、闘鶏図のつまらなさ。」
林青梧
男34歳
10 「これを材料にしてもう一度小説に組み立て直したら、面白くって心を打つ小説になっただろうと思ったほど素材的だ。この作者に、直木賞的構想力がもっと旺盛だったら、実にスケールの大きな見事な小説になったのではないかと惜しまれた。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
  「授賞なし――そういう覚悟で私は出席した。誰かがどの作品かに授賞すると主張したら、極力反対して相手を説得するつもりでいた。」「直木賞と芥川賞との区別が少し混乱して来たかに思われるので、その点をハッキリさせたかった」
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
今日出海
海音寺潮五郎
中山義秀
源氏鶏太
川口松太郎
村上元三
松本清張
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選考委員
中山義秀男63歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
選評 総行数6 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
0  
草川俊
男49歳
0  
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
0  
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
0  
林青梧
男34歳
0  
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
  「此度の諸作品には、感興を惹かれることがなかった。」「なんらかの魅力をおぼえさせない作品は、死物も同様である。」
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
今日出海
海音寺潮五郎
小島政二郎
源氏鶏太
川口松太郎
村上元三
松本清張
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選考委員
源氏鶏太男52歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
もっと新風を 総行数50 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
20 「全体としてやや公式的な扱い方になっているようだ。」
草川俊
男49歳
0  
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
0  
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
9  
林青梧
男34歳
23 「力作である。よく調べてあり、そこに敬意を表するが、しかし、小説的な部分がどうもうまく描けていないので、そこに敢て推し切れなかった弱味があるような気がした。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
  「私は、とにかく誰かにやるべきだと主張した一人であり、(引用者注:林青梧、宮地佐一郎、真木桂之助のいずれかの作品なら)授賞作としても必ずしも恥かしくないと思った。」
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
今日出海
海音寺潮五郎
小島政二郎
中山義秀
川口松太郎
村上元三
松本清張
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選考委員
川口松太郎男64歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
作品本意に 総行数33 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
0  
草川俊
男49歳
8 「「赤い運河」に惹かれたが、同君が同一素材をひねくりまわし、マンネリズムに落ちたという非難が強く、賛成者が少かった。筆力を持っているのだから、他の材料と取り組んで再起することを望みたい。」
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
0  
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
6 「最後まで残ったのは「闘鶏絵図」(宮地佐一郎)と「誰のための大地」(林青梧)であったが、どちらも欠点が多すぎて賛同を得るに至らなかった。」
林青梧
男34歳
6 「最後まで残ったのは「闘鶏絵図」(宮地佐一郎)と「誰のための大地」(林青梧)であったが、どちらも欠点が多すぎて賛同を得るに至らなかった。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
今日出海
海音寺潮五郎
小島政二郎
中山義秀
源氏鶏太
村上元三
松本清張
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選考委員
村上元三男54歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
奮起をのぞむ 総行数51 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
0  
草川俊
男49歳
0  
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
0  
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
4 「文章の乱雑さと会話のまずさを、なんとかしなくてはいけない。」
林青梧
男34歳
10 「フィクションの部分が大して肉付けになっていないし、力作という以外に、あまり感銘は受けなかった。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
  「こんどの候補作品は、下読みをした人々の苦労はわかるが、どうもどの作品も、面白いものは一つもなかった。」
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
今日出海
海音寺潮五郎
小島政二郎
中山義秀
源氏鶏太
川口松太郎
松本清張
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選考委員
松本清張男54歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
平均点以下の争い 総行数36 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
真木桂之助
男35歳
12 「地方自治体(県・市)と中央官庁とのからみ合いがよく出ている。」「ただ、このテーマを十分に発展させるには枚数が足りなかった。」「筆力のある人だと思う。」
草川俊
男49歳
0  
桑原恭子
女31歳
0  
村山明子
女(33歳)
13 「五本の指がそれぞれたくみに主題に生かされていて、着想の非凡を思わせた。」「この作品の限りでは弱い。これはコント集だから、もっと小説らしいものを書いてもらいたい。」
諸星澄子
女32歳
0  
宮地佐一郎
男39歳
0  
林青梧
男34歳
8 「視点が、あちこちと飛んで安定感がなく、人物の性格も類型的な曖昧さに終っている。事実の部分が面白く創作の部分が詰らないというのは困るのである。」
藤井千鶴子
女(55歳)
0  
  「今回は、とびぬけていいものがなく、平均点以下のところでのせり合いだった。」
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他の選考委員
木々高太郎
大佛次郎
今日出海
海音寺潮五郎
小島政二郎
中山義秀
源氏鶏太
川口松太郎
村上元三
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候補者・作品
真木桂之助男35歳×各選考委員 
「海の侵入」
中篇 152
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
0  
大佛次郎
男66歳
9 「短いがよくまとまった社会小説で佳品である。社会小説らしい社会小説なので強く打って来ないのだろうか。中央と地方との政治の在るようでないような生煮えの関係など、よく書いてある。」
今日出海
男60歳
0  
海音寺潮五郎
男62歳
0  
小島政二郎
男70歳
5 「こう型に嵌った人物ばかり出て来て、型通りに筋が発展したのでは、新鮮味も何もあったものではない。」
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
20 「全体としてやや公式的な扱い方になっているようだ。」
川口松太郎
男64歳
0  
村上元三
男54歳
0  
松本清張
男54歳
12 「地方自治体(県・市)と中央官庁とのからみ合いがよく出ている。」「ただ、このテーマを十分に発展させるには枚数が足りなかった。」「筆力のある人だと思う。」
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他の候補作
草川俊
「赤い運河」
桑原恭子
「裸の秒」
村山明子
「指のメルヘン」
諸星澄子
「電気計算機のセールスマン等」
宮地佐一郎
『闘鶏絵図』
林青梧
『誰のための大地』
藤井千鶴子
「狂詩人」
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候補者・作品
草川俊男49歳×各選考委員 
「赤い運河」
短篇 124
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
17 「筆力もよく、物語も面白い。然し、その物語のうちに、何か偶然の救いが多すぎはしないか。この作者はむしろ、そのどちらかを生かすつもりでやればよい。」
大佛次郎
男66歳
0  
今日出海
男60歳
0  
海音寺潮五郎
男62歳
0  
小島政二郎
男70歳
7 「出来は悪いが、「赤い運河」などは直木賞系の作品だと思う。」「これじゃ、お伽噺でどうにもならない。」
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
0  
川口松太郎
男64歳
8 「「赤い運河」に惹かれたが、同君が同一素材をひねくりまわし、マンネリズムに落ちたという非難が強く、賛成者が少かった。筆力を持っているのだから、他の材料と取り組んで再起することを望みたい。」
村上元三
男54歳
0  
松本清張
男54歳
0  
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他の候補作
真木桂之助
「海の侵入」
桑原恭子
「裸の秒」
村山明子
「指のメルヘン」
諸星澄子
「電気計算機のセールスマン等」
宮地佐一郎
『闘鶏絵図』
林青梧
『誰のための大地』
藤井千鶴子
「狂詩人」
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候補者・作品
桑原恭子女31歳×各選考委員 
「裸の秒」
中篇 154
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
0  
大佛次郎
男66歳
17 「新しく発生した現代職業とその中に泳いでいる人たちを描いて、私には知らぬことで興味があった。」「農家の生活の現代をのぞかせている。これも救いはない。ありのままの姿を描くだけでなく、私など、その上に何か欲しいのである。」
今日出海
男60歳
0  
海音寺潮五郎
男62歳
0  
小島政二郎
男70歳
0  
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
0  
川口松太郎
男64歳
0  
村上元三
男54歳
0  
松本清張
男54歳
0  
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他の候補作
真木桂之助
「海の侵入」
草川俊
「赤い運河」
村山明子
「指のメルヘン」
諸星澄子
「電気計算機のセールスマン等」
宮地佐一郎
『闘鶏絵図』
林青梧
『誰のための大地』
藤井千鶴子
「狂詩人」
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候補者・作品
村山明子女(33歳)×各選考委員 
「指のメルヘン」
短篇5篇 90
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
4 「何か新しさを感じさせる。」
大佛次郎
男66歳
3 「機智に溢れた作品、粒の立ったスマートな性質が直木賞のものではない。」
今日出海
男60歳
0  
海音寺潮五郎
男62歳
0  
小島政二郎
男70歳
0  
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
0  
川口松太郎
男64歳
0  
村上元三
男54歳
0  
松本清張
男54歳
13 「五本の指がそれぞれたくみに主題に生かされていて、着想の非凡を思わせた。」「この作品の限りでは弱い。これはコント集だから、もっと小説らしいものを書いてもらいたい。」
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他の候補作
真木桂之助
「海の侵入」
草川俊
「赤い運河」
桑原恭子
「裸の秒」
諸星澄子
「電気計算機のセールスマン等」
宮地佐一郎
『闘鶏絵図』
林青梧
『誰のための大地』
藤井千鶴子
「狂詩人」
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候補者・作品
諸星澄子女32歳×各選考委員 
「電気計算機のセールスマン等」
短篇 103
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
5 「何か新しさを感じさせる。」
大佛次郎
男66歳
15 「新しく発生した現代職業とその中に泳いでいる人たちを描いて、私には知らぬことで興味があった。」「ありのままの姿を描くだけでなく、私など、その上に何か欲しいのである。」
今日出海
男60歳
0  
海音寺潮五郎
男62歳
0  
小島政二郎
男70歳
0  
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
0  
川口松太郎
男64歳
0  
村上元三
男54歳
0  
松本清張
男54歳
0  
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他の候補作
真木桂之助
「海の侵入」
草川俊
「赤い運河」
桑原恭子
「裸の秒」
村山明子
「指のメルヘン」
宮地佐一郎
『闘鶏絵図』
林青梧
『誰のための大地』
藤井千鶴子
「狂詩人」
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候補者・作品
宮地佐一郎男39歳×各選考委員 
『闘鶏絵図』
短篇集(一部) 90
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
7 「何か古い感じがあるのは、どこに原因があるか、作者達はこの点をよく考える必要があろう。」
大佛次郎
男66歳
13 「世界は狭いが、私はこの充実した力量に感心した。詩情も豊かであった。」
今日出海
男60歳
0  
海音寺潮五郎
男62歳
91 「何よりも、未熟で不器っちょな文章が気になった。」「古風な文体必ずしも排すべきではないが、十分に習熟してから使わないと、鈍刀をもって彫刻するような結果になる。」
小島政二郎
男70歳
7 「こんな燃焼の程度では、砂を噛むに等しい。」「長曾我部元親ともあろう人物の、闘鶏図のつまらなさ。」
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
9  
川口松太郎
男64歳
6 「最後まで残ったのは「闘鶏絵図」(宮地佐一郎)と「誰のための大地」(林青梧)であったが、どちらも欠点が多すぎて賛同を得るに至らなかった。」
村上元三
男54歳
4 「文章の乱雑さと会話のまずさを、なんとかしなくてはいけない。」
松本清張
男54歳
0  
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他の候補作
真木桂之助
「海の侵入」
草川俊
「赤い運河」
桑原恭子
「裸の秒」
村山明子
「指のメルヘン」
諸星澄子
「電気計算機のセールスマン等」
林青梧
『誰のための大地』
藤井千鶴子
「狂詩人」
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候補者・作品
林青梧男34歳×各選考委員 
『誰のための大地』
長篇 1163
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
23 「よく調べることも調べてあり、大きな構想もあり、それと落着いた筆力もある。然し、若し欠点があるとしたら、それはもっと柔軟な筆と、フィクションにすぐれた力を欲しい。」
大佛次郎
男66歳
14 「時間的な、こくめいな展開が、やや常套さを覚えさせるが力作で、特に朝鮮の人たちのミゼールをよく描いてある。」「ただ出て来る軍人が一様に悪玉の臭気を出すのが彫りが浅いと思われた。」
今日出海
男60歳
29 「一等に推し、これ一本に賭けた。」「林青梧という人はどういう人か知らないが、次の機会にまたといっても、あのような力作はそう何作も出来るものではあるまい。」
海音寺潮五郎
男62歳
19 「力作には違いないが、努力に相応する効果が上がっているとは思えなかった。」「人を酔わせるものがないのだ。力作ではあるが、秀作ではないのであろう。」
小島政二郎
男70歳
10 「これを材料にしてもう一度小説に組み立て直したら、面白くって心を打つ小説になっただろうと思ったほど素材的だ。この作者に、直木賞的構想力がもっと旺盛だったら、実にスケールの大きな見事な小説になったのではないかと惜しまれた。」
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
23 「力作である。よく調べてあり、そこに敬意を表するが、しかし、小説的な部分がどうもうまく描けていないので、そこに敢て推し切れなかった弱味があるような気がした。」
川口松太郎
男64歳
6 「最後まで残ったのは「闘鶏絵図」(宮地佐一郎)と「誰のための大地」(林青梧)であったが、どちらも欠点が多すぎて賛同を得るに至らなかった。」
村上元三
男54歳
10 「フィクションの部分が大して肉付けになっていないし、力作という以外に、あまり感銘は受けなかった。」
松本清張
男54歳
8 「視点が、あちこちと飛んで安定感がなく、人物の性格も類型的な曖昧さに終っている。事実の部分が面白く創作の部分が詰らないというのは困るのである。」
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他の候補作
真木桂之助
「海の侵入」
草川俊
「赤い運河」
桑原恭子
「裸の秒」
村山明子
「指のメルヘン」
諸星澄子
「電気計算機のセールスマン等」
宮地佐一郎
『闘鶏絵図』
藤井千鶴子
「狂詩人」
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候補者・作品
藤井千鶴子女(55歳)×各選考委員 
「狂詩人」
短篇 72
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
木々高太郎
男67歳
6 「何か古い感じがあるのは、どこに原因があるか、作者達はこの点をよく考える必要があろう。」
大佛次郎
男66歳
0  
今日出海
男60歳
0  
海音寺潮五郎
男62歳
0  
小島政二郎
男70歳
0  
中山義秀
男63歳
0  
源氏鶏太
男52歳
0  
川口松太郎
男64歳
0  
村上元三
男54歳
0  
松本清張
男54歳
0  
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他の候補作
真木桂之助
「海の侵入」
草川俊
「赤い運河」
桑原恭子
「裸の秒」
村山明子
「指のメルヘン」
諸星澄子
「電気計算機のセールスマン等」
宮地佐一郎
『闘鶏絵図』
林青梧
『誰のための大地』
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