生没年月日【注】 | 大正3年/1914年2月6日~平成9年/1997年8月8日 | |
受賞年齢 | 45歳5ヵ月 | |
経歴 | 本名=木下喜恵子。秋田県生まれ。能代高女卒。 | |
受賞歴・候補歴 | ||
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処女作 | 『いのちのあとさき』(昭和17年/1942年・国文社刊) | |
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備考 | 第41回受賞作の正式な作品名は「馬淵川」か、それとも「馬渕川」か。 また、読み方は「まぶちがわ」か、それとも「まべちがわ」か。 私の中ではまだ結論は出ていません。 ここで岩手県に流れる実在の川の名称を調べてみても、 もちろん傍証にはなり得るものの、作品名を確定させる盤石な決め手にはならないわけです。 要は、昭和34年/1959年に光風社から出された小説名が問題だからです。 ちなみに読み方の「まぶちがわ」は、第41回直木賞の決定発表の載った『オール讀物』昭和34年/1959年10月号の記述に拠っています。 (『オール讀物』の記載をそのまま鵜呑みにできないことは、他のさまざまな例からも明らかですが、 とりあえず、それはそれとして) 上記記述によると、漢字表記は「馬淵川」となっています。私の手許にある旺文社文庫も書名は『馬淵川』です。 ただ、光風社版にしろ、旺文社文庫版にしろ、表紙カバーには、手書き風の文字で「馬渕川」と書いてあり、 受賞作名を「馬渕川」とする文献は、おそらくこの表紙カバーの記述に拠っているのでしょう。 なので、「馬渕川」でも、はっきりと間違いだと言えないところがあるんですが、 おそらく正しい作品名は「馬淵川」ではないか、とワタクシは推測するわけです。(2006.12.6記) |
『馬淵川』(昭和34年/1959年5月・光風社刊)媒体・作品情報
書誌 初出『新文明』昭和30年/1955年6月号~昭和32年/1957年5月号
昭和50年/1975年☆月・光風社書店刊『馬淵川』
昭和51年/1976年3月・旺文社/旺文社文庫『馬淵川』
昭和56年/1981年3月・毎日新聞社刊『馬淵川』
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